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詳細はこちら →Power BI XMLA のデータをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法
PowerShell のシンプルなスクリプトで、Power BI XMLA のデータ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。
最終更新日:2023-09-26
この記事で実現できるPower BI XMLA 連携のシナリオ
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for PowerBIXMLA を使えば、PowerShell からPower BI XMLA のデータ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for PowerBIXMLA およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でPower BI XMLA への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
Microsoft PowerBIXMLA 接続プロパティの取得・設定方法
接続するには、Workspace プロパティを有効なPowerBIXMLA ワークスペースに設定します(例:CData)。 Power BI Premium 容量のワークスペースのみがサポートされていることに注意してください。Premium 容量のないワークスペースは互換性がありません。
Microsoft PowerBIXMLA への認証
本製品は、さまざまな接続シナリオに対応するため3つの認証方法をサポートしています。Azure AD 認証、Azure サービスプリンシパルのクライアントシークレット認証、Azure サービスプリンシパルの証明書認証です。 認証方法の詳細は、ヘルプドキュメントを参照してください。
Power BI XMLA のデータの取得
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モジュールのインストール:
Install-Module PowerBIXMLACmdlets
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Power BI XMLA への接続:
$powerbixmla = Connect-PowerBIXMLA -URL $URL
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取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-PowerBIXMLA -Connection $powerbixmla -Table "Customer"
Invoke-PowerBIXMLA cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-PowerBIXMLA -Connection $powerbixmla -Query 'SELECT * FROM Customer WHERE Country = @Country' -Params @{'@Country'='Australia'}
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戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
Power BI XMLA のデータをMySQL データベースにレプリケーション
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
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モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
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MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
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Power BI XMLA、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Power BI XMLA のリソース(Customer)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Customer" -Columns $columns -Values $values }
次回以降のレプリケーションをシンプルに実現
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一度PowerShell でPower BI XMLA とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-PowerBIXMLA -Connection $powerbixmla -Table "Customer" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Customer" -Columns $columns -Values $values }
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別のPowerShell モジュールで、Power BI XMLA を別のデータベースに複製する場合、Select-PowerBIXMLA cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
おわりに
これで、Power BI XMLA のデータをMySQL に複製できました。分析、BI などでPower BI XMLA のデータをMySQL から使うことができるようになります。