こんにちは!プロダクトスペシャリストの浦邉です。
FLEXSCHE はあらゆる生産ルールに対応可能な柔軟性と拡張性を備えた生産スケジューラで、さまざまな業界・業種へ導入実績があります。
この記事では、FLEXSCHE と CData ADO.NET Provider を使って、FLEXSCHE へQuickBooks Online からデータを取り込む方法を紹介します。
QuickBooks Online とのデータ連携について
CDataは、QuickBooks Online のライブデータに最も簡単にアクセスして連携する方法を提供します。CData のコネクティビティは、以下のような用途にご利用いただけます。
- フィルタや集計などの複雑な操作のためのプッシュダウンクエリ最適化により、高性能なデータ読み取りを実現。
- QuickBooks Online データの読み取り、書き込み、更新、削除。
- SQL ストアドプロシージャを使用して、コードから直接レポートの実行、添付ファイルのダウンロード、請求書の送信や無効化を実行。
- OAuth およびTLS 1.2、SHA-256、ECC などの最新の暗号化技術を使用して安全に接続。
多くのユーザーは、Power BI やExcel のようなお好みの分析ツールからQuickBooks Online のライブデータにアクセスしたり、フェデレーションアクセスでデータベースから直接アクセスしたり、CData のソリューションを使用してQuickBooks Online のデータをビジネス間コミュニケーションの自動ワークフローに簡単に連携したりしています。
CData のQuickBooks Online ソリューションでどのように課題を解決するかについては、ブログをご覧ください: https://www.cdata.com/blog/360-view-of-your-customers。
CData ADO.NET Provider
まずCData ADO.NET Provider を対象の環境にセットアップします。
- 30日の無償評価版のページからダウンロードし、FLEXSCHE と同じマシンでセットアップします。
データソース接続の設定
それでは、ここからFLEXSCHE 上でデータを取り込むための設定を行います。
- 「ファイル」メニューから「外部データソース」の「EDIF構成ツールを起動」を選択し、「EDIF構成ツール」を開きます。
- メニューの「マッピング」から「テーブルマッピングを追加」を選択し、「テーブルのマッピング設定」ダイアログを開きます。 対象とするFLEXSCHE テーブルを選択します。
- ここでマッピングの外部テーブルとしてQuickBooks Online のデータを参照する設定を行います。「外部テーブル」で「<<新規>>」を選択すると「データソース設定」ダイアログが開きます。
- 「種類」を「.NET Frameworkデータ接続(ADO.NET)」にします。「プロバイダー」をインストールしたADO.NETドライバーにします。
- 続いて接続の詳細設定を行います。「接続文字列」の横にあるボタンを押下すると「接続文字列」ダイアログが開きます。 この画面で認証やプロキシ、ログ出力などの設定を行います。
QuickBooks Online への接続にはOAuth 認証標準を使います。Embedded Credentials を使用すると、接続プロパティを設定せずに接続できます。接続すると、CData
製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えるだけです。CData 製品がOAuth プロセスを完了します。
詳細はヘルプドキュメントを参照してください。
- 「接続文字列」画面でプロパティを編集したら「テスト接続」を押下して接続を確認してください。 「接続に成功しました。」というメッセージが表示されれば接続設定は完了です。
データソースの対象テーブルの選択
次に接続先のテーブルを選択します。
- 「データソース設定」ダイアログの「テーブル名」の右のボタンを押下し「テーブルの検索」画面を開いてください。 検索対象が「Tables」になっていることを確認し「検索」ボタンを押下します。
QuickBooks Online のテーブル一覧が表示されるので、対象のテーブルを選択します。
- 「データソース設定」ダイアログの「OK」を押下すると、外部テーブルへの接続情報が「テーブルのマッピング設定」画面の「外部テーブル」に反映されます。
- 「OK」を押下し「テーブルのマッピング設定」画面を閉じます。
フィールドマッピングの設定
続いてフィールドマッピングを行います。
- マッピングするテーブル情報の設定が完了すると、「EDIF構成ツール」ダイアログにフィールドマッピングを設定するタブが表示されます。
FLEXSCHE のテーブルとQuickBooks Online のテーブルのカラムをそれぞれ対応付けます。
- 設定が完了しましたらマッピングを保存し、「EDIF構成ツール」を閉じてください。
データのインポートと確認
それでは実際にFLEXSCHE にデータが取り込めるか確認してみましょう。
- 「ファイル」メニューの「外部データソース」にある「EDIFインポート」をクリックするとデータのインポートが実行されます。 FLEXSCHE のデータを確認し、QuickBooks Online にあるデータが表示されれば成功です。
このようにCData ODBC Driver for QuickBooksOnline とFLEXSCHE を組み合わせることで、簡単にQuickBooks Online のデータを活用した連携を実現できます。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。