Quickbase データをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法

こんにちは！ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

CData Cmdlets for Quickbase を使えば、PowerShell からQuickbase データ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for Quickbase およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。

まずは、PowerShell でQuickbase への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。

ユーザー認証方法

ユーザー資格情報で認証するには、次の接続プロパティを設定してください。

1. User とPassword を設定します。
2. アプリケーションがApplicationToken を必要とする場合には、指定しない場合にはエラーが発生します。 ApplicationToken は、SpecificApp > Settings > App management > App properties > Advanced settings > Security options > Manage Application Token に移動して取得できます。

ユーザートークン認証

ユーザートークンで認証するには、次の接続プロパティを設定してください。

1. UserToken を設定すれば接続できます。UserToken は、Quick Base > My Preferences > My User Information > Manage User Tokens から確認できます。

Quickbase データの取得

1. モジュールのインストール:

   Install-Module QuickbaseCmdlets

2. Quickbase への接続:

   $quickbase = Connect-Quickbase -User $User -Password $Password -Domain $Domain -ApplicationToken $ApplicationToken

3. 取得ターゲットのリソースの取得:

   $data = Select-Quickbase -Connection $quickbase -Table "SampleTable_1"

   Invoke-Quickbase cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:

   $data = Invoke-Quickbase -Connection $quickbase -Query 'SELECT * FROM SampleTable_1 WHERE Column2 = @Column2' -Params @{'@Column2'='100'}

4. 戻り値からカラム名のリストを保存します。

   $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name

Quickbase データをMySQL データベースにレプリケーション

カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。

1. モジュールのインストール:

   Install-Module MySQLCmdlets

2. MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:

   $mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port

3. Quickbase、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Quickbase のリソース（SampleTable_1）と同じテーブル名を持っている必要があります。

   $data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "SampleTable_1" -Columns $columns -Values $values }

次回以降のレプリケーションをシンプルに実現

• 一度PowerShell でQuickbase とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:

  Select-Quickbase -Connection $quickbase -Table "SampleTable_1" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "SampleTable_1" -Columns $columns -Values $values }

• 別のPowerShell モジュールで、Quickbase を別のデータベースに複製する場合、Select-Quickbase cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。

  $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}

おわりに

これで、Quickbase データをMySQL に複製できました。分析、BI などでQuickbase データをMySQL から使うことができるようになります。