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CData Sync

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PostgreSQL へのQuickBooks データの反復同期を設定


データパイプラインツールのCData Sync を使って、QuickBooks データのPostgreSQL への同期をノーコードで設定。


古川えりか
コンテンツスペシャリスト

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CData Sync

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データ分析基盤DB へのQuickBooks データの取り込みのニーズが高まっています。CData Sync は、数百のSaaS / DB のデータをPostgreSQL をはじめとする各種DB / データウェアハウスにノーコードでレプリケーション(複製)が可能なデータパイプラインツールです。本記事では、QuickBooks データをCData Sync を使ってPostgreSQL に反復同期します。PostgreSQL は、オンプレミスのPostgreSQL のほかAWS RDS やGoogle Cloud SQL などクラウド上のPostgreSQL にもレプリケーションが可能です。エンタープライズからSME までのETL(Extract(取得)、Transfer(変換・加工)、Load(ロード))、ELT のニーズに応えます。CData Sync で、アーカイブ、レポーティング、アナリティクス、機械学習、AI などで使えるよう、企業内の多様なデータを一か所に統合して管理することが可能になります。

CData Sync の特徴:

CData Sync は、以下のような特徴を持った製品です。

  1. QuickBooks をはじめとする数百種類のSaaS / DB データに対応
  2. PostgreSQL など多くのRDB、データレイク、データストア、データウェアハウスに同期可能
  3. 業務データのデータ分析基盤へのETL / ELT 機能に特化し、極限まで設定操作をシンプルに
  4. 主要なSaaS データの差分更新やCDC(Change Data Capture、変更データキャプチャ)のサポート
  5. フレキシブルなSQL での取得データの操作

CData Sync では、1.データソースとしてQuickBooks の接続を設定、2.同期先としてPostgreSQL の接続を設定、3.QuickBooks からPostgreSQL へのレプリケーションジョブの作成、という3つのステップだけでレプリケーション処理を作成可能です。以下に具体的な設定手順を説明します。

1.データソースとしてQuickBooks の接続を設定

まずはじめに、CData Sync のブラウザ管理コンソールにログインします。CData Sync のインストールをまだ行っていない方は本記事の製品リンクからCData Sync をクリックして、30日の無償トライアルとしてCData Sync をインストールしてください。インストール後にCData Sync が起動して、ブラウザ設定画面が開きます。

それでは、データソース側にQuickBooks を設定していきましょう。左の[接続]タブをクリックします。

  1. [+接続の追加]ボタンをクリックします。 コネクションの追加。
  2. [データソース]タブを選択して、リスト表示されるデータソースを選ぶか、検索バーにデータソース名を入力して、QuickBooks を見つけます。
  3. QuickBooks の右側の[→]をクリックして、QuickBooks アカウントへの接続画面を開きます。もし、QuickBooks のコネクタがデフォルトでCData Sync にインストールされていない場合には、ダウンロードアイコン(コネクタのアップロードアイコン)をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると、CData Sync にコネクタがインストールされます。 データソースの追加。
  4. 接続プロパティにQuickBooks に接続するアカウント情報を入力をします。

    ローカルQuickBooks インスタンスへの接続には接続プロパティ入力は不要です。

    本製品は、リモートコネクタ経由でQuickBooks にリクエストを作成します。リモートコネクタはQuickBooks と同じマシン上で動作し、軽量の組み込みWeb サーバーを介して接続を受け入れます。サーバーはSSL/TLS をサポートし、ユーザーにリモートマシンからのセキュアな接続を可能にします。

    初めて接続するときは、本製品をQuickBooks で認証する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントの「Using the Remote Connector」を参照してください。

    データソースの追加。
  5. [作成およびテスト]をクリックして、正しくQuickBooks に接続できているかをテストして保存します。これでレプリケーションのデータソースとしてQuickBooks への接続が設定されました。

2.同期先としてPostgreSQL の接続を設定

次に、QuickBooks データを書き込む先(=同期先)として、PostgreSQL を設定します。同じく[接続]タブを開きます。

  1. [+接続の追加]ボタンをクリックします。
  2. [同期先]タブを選択して、リスト表示されるデータソースを選ぶか、検索バーにデータソース名を入力して、PostgreSQL を見つけます。
  3. PostgreSQL の右側の[→]をクリックして、PostgreSQL データベースへの接続画面を開きます。もし、PostgreSQL のコネクタがデフォルトでCData Sync にインストールされていない場合には、ダウンロードアイコン(コネクタのアップロードアイコン)をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると、CData Sync にコネクタがインストールされます。 PostgreSQL をDestination に選択
  4. 必要な接続プロパティを入力します。PosgreSQL に設定するには次の接続プロパティの設定が必要です。:
    • Server: PostgreSQL をホストしているサーバーのアドレス。
    • Port: PostgreSQL データベースをホストしているサーバーに接続するポート。
    • User: PostgreSQL データベースの認証のためのuser ID。
    • Password: PosgreSQL データベースへの認証のためのpassword。
    • Database: データベース名。
  5. [作成およびテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします 同期先接続のテスト
  6. これで同期先としてPostgreSQL を設定できました。CData Sync では、PostgreSQL のデータベース名を指定するだけで、同期するQuickBooks に併せたテーブルスキーマを自動的にCREATE TABLE してくれます。同期データに合わせたテーブルを事前に作成するなどの面倒な手順は必要ありません。もちろん、既存テーブルにマッピングを行いデータ同期を行うことも可能です。

3.QuickBooks からPostgreSQL へのレプリケーションジョブの作成

CData Sync では、レプリケーションをジョブ単位で設定します。ジョブは、QuickBooks からPostgreSQL という単位で設定し、複数のテーブルを含むことができます。レプリケーションジョブ設定には、[ジョブ]タブに進み、[+ジョブを追加]ボタンをクリックします。 ジョブの追加Salesforce の例)。

[ジョブを追加]画面が開き、以下を入力します:

  1. 名前:ジョブの名前
  2. データソース:ドロップダウンリストから先に設定したQuickBooks を選択
  3. 同期先:先に設定したPostgreSQL を選択
データソースの設定Salesforce の例)。

すべてのオブジェクトをレプリケーションする場合

QuickBooks のすべてのオブジェクト / テーブルをレプリケーションするには、[種類]セクションで[すべて同期]を選択して、[ジョブを追加]ボタンで確定します。

作成したジョブ画面で、右上の[▷実行]ボタンをクリックするだけで、全QuickBooks テーブルのPostgreSQL への同期を行うことができます。

オブジェクトを選択してレプリケーションする場合

QuickBooks から特定のオブジェクト / テーブルを選択してレプリケーションを行うことが可能です。[種類]セクションでは、[標準(個別設定)]を選んでください。

次に[ジョブ]画面で、[タスク]タブをクリックし、[タスクを追加]ボタンをクリックします。 ジョブへのタスク追加Salesforce の例)。

するとCData Sync で利用可能なオブジェクト / テーブルのリストが表示されるので、レプリケーションを行うオブジェクトにチェックを付けます(複数選択可)。[ジョブを追加]ボタンで確定します。

タスク選択(Salesforce の例)。

作成したジョブ画面で、[▷実行]ボタンをクリックして(もしくは各タスク毎の実行ボタンを押して)、レプリケーションジョブを実行します。 作成したジョブの実行(Salesforce の例)。

このようにとても簡単にQuickBooks からPostgreSQL への同期を行うことができました。

CData Sync の主要な機能を試してみる

ジョブのスケジュール起動設定

CData Sync では、同期ジョブを1日に1回や15分に1回などのスケジュール起動をすることができます。ジョブ画面の[概要]タブから[スケジュール]パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[間隔]と同期時間の[毎時何分]を設定し、[保存]を押して設定を完了します。これでCData Sync が同期ジョブをスケジュール実行してくれます。ユーザーはダッシュボードで同期ジョブの状態をチェックするだけです。 スケジュール実行設定。

差分レプリケーション

CData Sync では、主要なデータソースでは、差分レプリケーションが可能です。差分レプリケーションでは、最後のジョブ実行時からデータソース側でデータの追加・変更があったデータだけを同期するので、レプリケーションのクエリ・通信のコストを圧倒的に抑えることが可能です。

差分レプリケーションを有効化するには、ジョブの[概要]タブから「差分レプリケーション」パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[開始日]と[レプリケーション間隔]を設定して、[保存]します。

SQL での取得データのカスタマイズ

CData Sync は、デフォルトではQuickBooks のオブジェクト / テーブルをそのままPostgreSQL に複製します。しかし、テーブルカラムが多すぎる場合や、データ管理の観点から一部のカラムだけをレプリケーションすること、さらにデータの絞り込み(フィルタリング)をしたデータだけをレプリケーションすることが可能です。

ジョブの[概要]タブ、[タスク]タブへと進みます。選択されたタスク(テーブル)の[▶]の左側のメニューをクリックし、[編集]を選びます。タスクの編集画面が開きます。

UI からカラムを選択する場合には、[カラム]タブから[マッピング編集]をクリックします。レプリケーションで使用しないカラムからチェックを外します。

SQL を記述して、フィルタリングなどのカスタマイズを行うには、[クエリ]タブをクリックし、REPLICATE [テーブル名]の後に標準SQL でフィルタリングを行います。 レプリケーションのカスタマイズ設定。

QuickBooks からPostgreSQL へのデータ同期には、ぜひCData Sync をご利用ください

このようにノーコードで簡単にQuickBooks データをPostgreSQL にレプリケーションできます。データ分析、AI やノーコードツールからのデータ利用などさまざまな用途でCData Sync をご利用いただけます。30日の無償トライアルで、シンプルでパワフルなデータパイプラインを体感してください。

日本のユーザー向けにCData Sync は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

CData Sync の 導入事例を併せてご覧ください。