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詳細はこちら →Power BI をSage 300 のデータに接続して分析・可視化する方法。レポートやダッシュボードでの活用も
ノーコードで使えるCData Power BI Connector で、Sage 300 のデータを可視化。データ分析やレポーティング、ダッシュボード作成に活用できます。
最終更新日:2023-09-05
この記事で実現できるSage 300 連携のシナリオ
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
CData Power BI Connectors は、セルフサービスBI であるMicrosoft Power BI のデータソースをSage 300 を含む270種類以上のSaaS / DB に拡充、分析や可視化を実現します。もちろん、ダッシュボードでSage 300 のデータをモニタリングしたり、定期更新やリアルタイムでのデータ更新も自在に可能。この記事では、Power BI Connector を使用してPower BI Desktop からSage 300 の可視化を作成する方法について詳しく説明します。
クラウド提供のPowerBI.com へのSage 300 レポートの発行(パブリッシュ)方法については、こちらの記事をご参照ください。
CData Power BI Connectors とは?
CData Power BI Connectors は、以下の特徴を持つPower BI とのリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- Sage 300 をはじめとする、CRM、MA、グループウェア、広告、会計ツールなど多様な270種類以上のSaaS / DB に対応
- DirectQuery に対応のため、大容量データの動的な取得・更新も可能
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準SQL での柔軟なデータ読み込み
CData Power BI Connectors では、1.データソースとしてSage 300 の接続を設定、2.Power BI 側でコネクタとの接続を設定、という2ステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData Power BI Connector のインストールとSage 300 への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからSage300 Power BI Connector の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無料で製品版の全機能が使用できます。
Power BI のデータソースとしてSage 300 を設定
CData Power BI Connector をインストールすると完了後にDSN 設定画面が開きます。ここでSage 300 への接続を設定します。もしDSN 設定画面が開かない場合は、手動で「ODBC データソース アドミニストレータ(DSN)」プログラムを開いてください。
DSN 内の「CData PBI Sage300」を選択します。DSN 設定画面で必要な資格情報を入力してSage 300 のデータに接続します。入力後に接続のテストを行い、OK をクリックすれば接続は完了です。埋め込みOAuth に対応したデータソースであれば、「接続テスト」をクリックするとログイン画面が立ち上がり、ログインを完了するだけで接続設定が完了します。簡単ですね!

Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。
- Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
- /Online/Web と/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
- ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。
Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。
Basic 認証を使用して接続する
Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。
- Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
- User:アカウントのユーザー名に設定します。
- Password:アカウントのパスワードに設定します。
これで、Sage 300 のデータをPower BI に連携するための準備は完了です!いよいよPower BI からSage 300 のデータを取得していきます。
Sage 300 テーブルをPower BI からクエリ
それでは、実際にPower BI からSage 300 のデータを取得してみましょう。
- Power BI Desktop を開き、「データ」->「データを取得」->「その他」->「CData Sage300」を選択して接続を押します。次にサードパーティドライバーのプロンプトが出る場合には、そのまま続行します。
- CData PBI Sage300 を「Data Source Name」欄に入力します。データ接続モードを選択します:
インポート:データをプロジェクトにインポートする場合。オンデマンドで更新が可能。
DirectQuery:Sage 300 のデータとリアルタイムで連携する場合。 - ナビゲーターダイアログで使用するテーブルを選択します。選択したら、「読み込み」ボタンをクリックしてデータを取得します。
- (オプション)データをそのまま読み込まず、「データの変換」を使ってデータをカスタマイズすることもできます。例えば、以下の操作が可能です。必要に応じて試してみてください。
- カラムのデータ型の変更
- カラムの削除
- カラムのグルーピング
Power BI は、コネクタが取得・検出したSage 300 のカラム毎のデータ型をそのまま使えます。データ変換を取得して、指定した条件でクエリを発行し、Sage 300 からデータを取得します。
Sage 300 のデータを分析・可視化
データをPower BI で取得したら、いよいよ可視化に活用できます!レポートビューで取得したSage 300 フィールドをドラッグ&ドロップして可視化を作成していきましょう。グラフの種類を可視化ペインから選択し、フィールドのカラムをドラッグして設定します。

「更新」をクリックすると、その時点でのリアルタイムデータをSage 300 から取得してレポートに反映させることができます。
これで、Sage 300 のデータのPower BI での可視化ができました!あとは可視化を追加したり、フィルタリングや集計、データ変換などPower BI のパワフルな機能を活用して分析、レポーティング、ダッシュボード構築などさまざまな用途で利用できます。
Sage 300 からPower BI へのデータ連携には、CData Power BI Connector をご利用ください
本記事で紹介したようにCData Power BI Connectors と併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL、DB のデータをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData Power BI Connector は日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。製品の使用方法、購入方法などについてご質問がありました、お気軽にお問い合わせください。