製品をチェック

Sage 300 Cmdlets の30日間無償トライアルをダウンロード

 30日間の無償トライアルへ

製品の詳細

Sage 300 アイコン Sage 300 Data Cmdlets 相談したい

Sage 300 データにリアルタイム連携を実現するPowerShell Cmdlets。Cmdlets を使って、SQL Server と同感覚で多様なデータにリアルタイムアクセス。

Sage 300 データをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法

PowerShell のシンプルなスクリプトで、Sage 300 データ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2023-09-26
sage300 ロゴ

CData

powershell ロゴ画像
MySQL ロゴ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

CData Cmdlets for Sage300 を使えば、PowerShell からSage 300 データ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for Sage300 およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。

まずは、PowerShell でSage 300 への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。

Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。

  • Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
  • /Online/Web/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
  • ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。

Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。

Basic 認証を使用して接続する

Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。

  • Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
  • User:アカウントのユーザー名に設定します。
  • Password:アカウントのパスワードに設定します。

Sage 300 データの取得

  1. モジュールのインストール:

    Install-Module Sage300Cmdlets
  2. Sage 300 への接続:

    $sage300 = Connect-Sage300 -User $User -Password $Password -URL $URL -Company $Company
  3. 取得ターゲットのリソースの取得:

    $data = Select-Sage300 -Connection $sage300 -Table "OEInvoices"

    Invoke-Sage300 cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:

    $data = Invoke-Sage300 -Connection $sage300 -Query 'SELECT * FROM OEInvoices WHERE AllowPartialShipments = @AllowPartialShipments' -Params @{'@AllowPartialShipments'='Yes'}
  4. 戻り値からカラム名のリストを保存します。

    $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name

Sage 300 データをMySQL データベースにレプリケーション

カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。

  1. モジュールのインストール:

    Install-Module MySQLCmdlets
  2. MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:

    $mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
  3. Sage 300、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Sage 300 のリソース(OEInvoices)と同じテーブル名を持っている必要があります。

    $data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "OEInvoices" -Columns $columns -Values $values }

次回以降のレプリケーションをシンプルに実現

  • 一度PowerShell でSage 300 とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:

    Select-Sage300 -Connection $sage300 -Table "OEInvoices" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "OEInvoices" -Columns $columns -Values $values }
  • 別のPowerShell モジュールで、Sage 300 を別のデータベースに複製する場合、Select-Sage300 cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。

    $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}

おわりに

これで、Sage 300 データをMySQL に複製できました。分析、BI などでSage 300 データをMySQL から使うことができるようになります。

関連コンテンツ

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。