SAP BusinessObjects BI データ のPostgreSQL インターフェースを作成

こんにちは！ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

PostgreSQL には多くの対応クライアントがあります。標準のドライバーからBI、アナリティクスツールまで、PostgreSQL はデータ接続の人気のインターフェースです。JDBC ドライバーを使用することで、簡単に任意の標準クライアントから接続できるPostgreSQL エントリポイントを作成できます。

SAP BusinessObjects BI にPostgreSQL データベースとしてアクセスするには、CData JDBC Driver for SAPBusinessObjectsBI とJDBC foreign data wrapper (FDW) を使用します。この記事ではFDW をコンパイルしてインストールし、PostgreSQL サーバーからSAP BusinessObjects BI にクエリを実行します。

JDBC データソースとしてSAP BusinessObjects BI データに接続する

JDBC データソースとしてSAP BusinessObjects BI に接続するには、以下が必要です。

• Driver のJAR パス：JAR ファイルは、インストールディレクトリのlib サブフォルダにあります。

• Driver クラス

  cdata.jdbc.sapbusinessobjectsbi.SAPBusinessObjectsBIDriver
• JDBC URL: URL は、"jdbc:sapbusinessobjectsbi:" で始まり、セミコロンで区切られた名前と値の組み合わせで任意の接続プロパティを含めることができます。

  SAP Business Objects BI インスタンスに接続するには、次の接続プロパティを設定する必要があります。

  • Url: Rest API URL に設定。セントラル管理コンソールにログインしたら、コンボボックスから'アプリケーション' を選択します。'RESTful Web Service' をダブルクリックするとアクセスURL が表示されます。 デフォルトは、http://{Server-Name}:6405/biprws です。
  • User: インスタンスのユーザー名に設定。
  • Password: インスタンスのパスワードに設定。

  ビルトイン接続文字列デザイナ

  JDBC URL の構成については、SAP BusinessObjects BI JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナを使用できます。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。

  java -jar cdata.jdbc.sapbusinessobjectsbi.jar

  接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

  以下は一般的なJDBC URL です。

  jdbc:sapbusinessobjectsbi:User=username;Password=password;Url=http://myinstance:6405/biprws

JDBC FDW を構築する

FDW は、PostgreSQL を再コンパイルせずに、PostgreSQL の拡張機能としてインストールできます。例としてjdbc2_fdw 拡張子を使用します。

1. ご使用のバージョンのJRE 共有オブジェクトから、/usr/lib/libjvm.so にシンボリックリンクを追加します。コマンド例： ln -s /usr/lib/jvm/java-6-openjdk/jre/lib/amd64/server/libjvm.so /usr/lib/libjvm.so
2. ビルドするには、以下のコマンドを実行してください。 make install USE_PGXS=1

SAP BusinessObjects BI データをPostgreSQL データベースとしてクエリする

拡張機能をインストールした後、以下のステップに従ってSAP BusinessObjects BI へのクエリの実行を開始します。

1. データベースにログイン
2. データベースの拡張機能をロード CREATE EXTENSION jdbc2_fdw;
3. SAP BusinessObjects BI のオブジェクトを作成 CREATE SERVER SAPBusinessObjectsBI FOREIGN DATA WRAPPER jdbc2_fdw OPTIONS ( drivername 'cdata.jdbc.sapbusinessobjectsbi.SAPBusinessObjectsBIDriver', url 'jdbc:sapbusinessobjectsbi:User=username;Password=password;Url=http://myinstance:6405/biprws', querytimeout '15', jarfile '/home/MyUser/CData/CData\ JDBC\ Driver\ for\ Salesforce MyDriverEdition/lib/cdata.jdbc.sapbusinessobjectsbi.jar');
4. PostgreSQL デーモンに認識されているユーザーのユーザー名とパスワードのユーザーマッピングを作成 CREATE USER MAPPING for postgres SERVER SAPBusinessObjectsBI OPTIONS ( username 'admin', password 'test');
5. ローカルデータベースに外部テーブルを作成 postgres=# CREATE FOREIGN TABLE mycustomreport ( mycustomreport_id text, mycustomreport_StoreName text, mycustomreport_TotalRevenue numeric) SERVER SAPBusinessObjectsBI OPTIONS ( table_name 'mycustomreport');

おわりに

このようにCData JDBC Driver for SAPBusinessObjectsBI を使って簡単にSAP BusinessObjects BI データを取得して検索対象にすることができました。ぜひ、30日の無償評価版 をお試しください。