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詳細はこちら →Adalo アプリで使えるSAP Business One のデータ連携用のバックエンドAPI をノーコードで開発
ノーコードツールAdalo から SAP Business One のデータに接続するためのバックエンドAPI Server をCData API Server で構築
最終更新日:2025-05-22
この記事で実現できるSAP Business One 連携のシナリオ
こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
CData API Server を使って、Adalo から SAP Business One に接続してデータを取得する方法を説明します。
API Server の設定
以下のリンクからAPI Server の無償トライアルをスタートしたら、セキュアなSAP Business One OData サービスを作成していきましょう。
CData API Server を使い始める
CData API Server は、オンプレミス型・AWS でのホスティングに対応しています。無償トライアルを提供していますので、自社のニーズにフィットするオプションを選択してお試しください。
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まずは製品の概要を知りたい、という方は5分でCData API Server を体験できる製品ツアーをご利用ください。
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デプロイ
API Server は内蔵のJetty サーバー上で動作します。Windows をお使いの場合は、スタンドアロンサーバーとして起動するか、IIS に組み込んで使用することが可能です。また、お使いのJava サーブレットコンテナにAPI Server のWAR ファイルを配置して実行することもできます。具体的なセットアップ方法については、こちらのヘルプドキュメントをご覧ください。
SAP Business One への接続
Salesforce Connect からSAP Business One のデータを操作するには、まずSAP Business One への接続を作成・設定します。
- API Server にログインして、「Connections」をクリック、さらに「接続を追加」をクリックします。
- 「接続を追加」をクリックして、データソースがAPI Server に事前にインストールされている場合は、一覧から「SAP Business One」を選択します。
- 事前にインストールされていない場合は、コネクタを追加していきます。コネクタ追加の手順は以下の記事にまとめてありますので、ご確認ください。
CData コネクタの追加方法はこちら >> - それでは、SAP Business One への接続設定を行っていきましょう!
-
SAP Business One に認証するには、User およびPassword プロパティを指定する必要があります。
データに接続するには、Url を指定します。これは、SAP Business One Service Layer のルートURL です。 - 接続情報の入力が完了したら、「保存およびテスト」をクリックします。
SAP Business One に認証するには、User およびPassword プロパティを指定する必要があります。
データに接続するには、Url を指定します。これは、SAP Business One
Service Layer のルートURL です。
API Server のユーザー設定
次に、API Server 経由でSAP Business One にアクセスするユーザーを作成します。「Users」ページでユーザーを追加・設定できます。やってみましょう。
- 「Users」ページで ユーザーを追加をクリックすると、「ユーザーを追加」ポップアップが開きます。
-
次に、「ロール」、「ユーザー名」、「権限」プロパティを設定し、「ユーザーを追加」をクリックします。
-
その後、ユーザーの認証トークンが生成されます。各ユーザーの認証トークンとその他の情報は「Users」ページで確認できます。
SAP Business One 用のAPI エンドポイントの作成
ユーザーを作成したら、SAP Business One のデータ用のAPI エンドポイントを作成していきます。
-
まず、「API」ページに移動し、
「 テーブルを追加」をクリックします。
-
アクセスしたい接続を選択し、次へをクリックします。
-
接続を選択した状態で、各テーブルを選択して確認をクリックすることでエンドポイントを作成します。
OData のエンドポイントを取得
以上でSAP Business One への接続を設定してユーザーを作成し、API Server でSAP Business One データのAPI を追加しました。これで、OData 形式のSAP Business One データをREST API で利用できます。API Server の「API」ページから、API のエンドポイントを表示およびコピーできます。

オンプレミスDB やファイルからのAPI Server 使用(オプション)
オンプレミスRDB やExcel/CSV などのファイルのデータを使用する場合には、API Server のCloug Gateway / SSH ポートフォワーディングが便利です。是非、Cloud Gatway の設定方法 記事を参考にしてください。
Adalo でアプリを作成する
CData API Server 側の準備が完了したら、早速Adalo 側でアプリ開発を開始します。
- 「CREATE NEW APP」をクリックし
- 今回は「Desktop Web App」を作成します。
- template を最初に選ぶことができますが、今回は検証用なので何も無い「Blank」で作成しました。
- 最後にアプリ名とカラーリング設定を選んで、アプリの準備は完了です。




External Collections の登録
続いてCData API Server への接続をAdalo に追加します。Adalo では「Collection」という形でデータ構造を持ち、アプリのデータを管理することができるのですが、この「Collection」を外部のAPIとシームレスに連携した形で利用することができる「External Collections with APIs」という機能があります。この機能を用いてCData API Server に接続します。
- アプリを作成したら、まず Adalo アプリ内でデータを扱うための定義である「Collection」を登録します。Collection は Adalo 内部の独自DB のような「Database Collections」と、外部のAPI に対してシームレスにアクセスすることが可能な「External Collections」があります。今回は外部のAPI に対してアクセスを行うので「External Collections」で登録します。
- External Collections の登録画面では最初にコレクション名とAPI のベースとなるURL エンドポイントを指定します。任意のCollection 名とAPI Base URL に先程CData API Server で登録したSAP Business One の対象リソースに接続できるOData のエンドポイントを指定します。併せて認証情報として Header に「x-cdata-authtoken」の名前でCData API Server ユーザー登録時に生成されているTokenを指定します。
- 続いてAdalo から実行されるそれぞれのリクエストの関連付けを行います。通常のAPI であれば様々なチューニングが必要となる箇所ですが、SAP Business One ではほぼデフォルトの設定のままで進められます。一点だけ設定が必要な箇所として、SAP Business One からのレスポンスをレコード単位で識別するために「Get All」の設定にある「Results Key」に「value」を登録しておくことが挙げられます。これを設定したら「Next」をクリックしましょう。
- 最後にAPIの「RUN TEST」を行います。
- 「RUN TEST」をクリック後、最終的に以下のようにメッセージとレスポンスが表示されれば、External Collections の作成は完了です。





一覧画面の作成
それでは作成した External Collections を使ってアプリを作っていきましょう。
- まず一覧画面を表示するためにAdalo の画面右上の「+」ボタンをクリックして、「Simple List」をドラッグアンドドロップで画面に配置します。
- 以下のように配置できたら「What is this a list of?」で先程作成したExternal Collections の定義を紐付けます。
- 併せて「Title」と「Subtile」を取得するデータ項目に紐付けましょう。
- プレビューを実行し一覧画面に移動してみると、以下のようにSAP Business One のデータを取得できていました。




まとめと30日の無償評価版のご案内
このように、SAP Business One 内のデータをAdalo で利用することができるようになります。CData API Server は、30日の無償評価版があります。是非、お試しいただき、Adalo からのデータ参照を体感ください。