製品をチェック

製品の詳細・30日間の無償トライアルはこちら

CData Connect

リアルタイムSAP HANA XS Advanced データをPower Apps で作成したカスタムビジネスアプリに統合

CData Connect Server を使用してSAP HANA XS Advanced データの仮想SQL Server データベースを作成し、リアルタイムSAP HANA XS Advanced データをMicrosoft Power Apps で作成したアプリに統合します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-10-31

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Power Apps は、カスタムソフトウェア開発の時間をかけずに、データに接続してWeb とモバイル全体で機能するカスタムビジネスアプリを構築および使用するためのサービスです。CData Connect Server と組み合わせると、Power Apps を使用して構築したアプリからSAP HANA XS Advanced データにアクセスできます。この記事では、Power Apps からConnect Server に接続し、リアルタイムSAP HANA XS Advanced データを使用してアプリを構築する方法を説明します。

CData Connect Server は、純粋なSQL インターフェースをSAP HANA XS Advanced に提供し、データを複製せずにPower Apps からリアルタイムSAP HANA XS Advanced データに簡単に連携できるようにします。、Power Apps は、CData Connect Server をSQL Server データベースとして認識し、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をSAP HANA XS Advanced に直接プッシュし、サーバーサイドの処理を利用して、SAP HANA XS Advanced データを素早く返します。

SAP HANA XS Advanced データの仮想SQL データベースを作成

CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。

  1. Connect Server にログインし、「Databases」をクリックします。 データベースを追加
  2. 「Available Data Sources」から「SAP HANA XS Advanced」を選択します。
  3. 必要な認証プロパティを入力し、SAP HANA XS Advanced に接続します。

    SAP HANA XSA 接続プロパティの取得・設定方法

    SAP HANA XSA はOAuth 認証標準を利用しています。接続する前に、SAP HANA XSA OData サービスを確立する必要があります。ヘルプドキュメントの「カスタムOAuth アプリの作成」セクションを参照してください。

    OAuthPassword グラント種別を使用してSAP HANA XSA に接続するには、以下を設定します。

    • OAuthClientId:UAA サービスJSON ファイルで指定されたClient Id に設定。
    • OAuthClientSecret:UAA サービスJSON ファイルで指定されたClient Secret に設定。
    • Url:OData サービスエンドポイントに設定。
    • XSUAAURL:UAA サービスURL に設定。
    • User:アカウントのユーザー名に設定。
    • Password:アカウントのパスワードに設定。

    OData サービスを設定したら、カスタムクレデンシャルを使用して接続を確立できます。

    Configuring a connection (Salesforce is shown).
  4. Test Database」をクリックします。
  5. 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。

CData Connect Server に接続する

Connect Server を使用してSAP HANA XS Advanced データをPower Apps に統合するには、新しいSQL Server 接続が必要です。

  1. Power Apps にログインします。
  2. 「Data」->「Connections」->「New connection」とクリックします。
  3. SQL Server を選択します。 Creating a new SQL Server Connection
  4. 接続ウィザードにて:

    • 直接接続を選択します。
    • SQL server name をConnect Server インスタンスのアドレスに設定します。(CONNECT_SERVER_URL
    • SQL database name を以前作成したSAP HANA XS Advanced の仮想データベース名(saphanaxsadb など)に設定します。
    • UsernamePassword を設定し、「Create」をクリックします。 Connecting to Connect Server

SAP HANA XS Advanced データを活用するアプリの構築

Connect Server への接続が構成されたら、リアルタイムSAP HANA XS Advanced データをPower Apps で作成したアプリに統合する事ができるようになります。

  1. Power Apps にログインします。
  2. 「Create」をクリックし、「Start from data」にカーソルを合わせて「Make this app」をクリックします。 Creating a new app from data
  3. 作成したSQL Server 接続を選択します。
  4. 使用するテーブルを検索または選択します。
  5. 「Connect」をクリックします。 Connecting to SAP HANA XS Advanced データ
  6. 新しく作成したアプリのレイアウトや、BrowseScreen、DetailScreen、EditScreen で表示されるフィールドの設定などを、ほかのアプリと同じようにカスタマイズします。 Customizing the SAP HANA XS Advanced データ app

これで、組織内で使用するために保存・公開することができるリアルタイムSAP HANA XS Advanced データへの読み取りアクセスが可能なアプリが完成しました。

アプリケーションからSAP HANA XS Advanced データへのSQL アクセス

Microsoft Power Apps からリアルタイムSAP HANA XS Advanced データへの直接接続ができるようになりました。これで、SAP HANA XS Advanced データを複製せずにより多くの接続とアプリを作成してビジネスを推進できます。

アプリケーションから直接250+ SaaS 、Big Data 、NoSQL ソースへのSQL データアクセスを取得するには、CData Connect Server を参照してください。

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。