製品をチェック

製品の情報と30日間無償トライアル

SingleStore 連携ソリューション 相談したい

CData SingleStore BizTalk Adapter に一方向送信ポートを構成

Biztalk Adapter を一方向送信ポートと兼用することにより、BizTalk でアップデートグラムとデータ操作SQL を実行できます。

加藤龍彦
ウェブデベロッパー

最終更新日:2021-07-17
singlestore ロゴ

CData

biztalk ロゴ画像
Biztalk ロゴ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

ここでは、CData BizTalk Adapter for SingleStore を使用して静的な一方向送信ポートを作成、構成、テストする手順を説明します。静的な一方向送信ポートを使用することで、アップデートグラム、SQL コマンド、ストアドプロシージャを実行できます。送信ポートは、 返答データを持たない SingleStore データ変更の操作に役立ちます。通常、これはDELETE またはUPDATE のSQL コマンドか、アップデートグラムですが、場合によっては、ストアドプロシージャになります。

SELECT コマンドの実行や、作成したレコードId の取得のような、応答するアクションをトリガーする場合は、要請応答送信ポートを使用します。

一方向送信ポートを作成し実行する

静的な一方向送信ポートを作成し、SingleStore アダプタをトランスポートタイプとして使用するように構成します。

  1. 未実行の場合、BizTalk 管理コンソールでBizTalk アプリケーションを開きます。
  2. BizTalk アプリのノードで、[Send Ports]を右クリックし、[New]->[Static One-Way Send Port]を選択します。送信ポートプロパティのダイアログが表示されます。
  3. [Name]メニューで、送信ポートの名前を入力します。
  4. [Type]メニューで、CData.SingleStore を選択します。
  5. [Send Pipeline]メニューで、デフォルトオプションの[PassThruTransmit]を選択します。
The send port properties dialog.(Salesforce is shown.)

アダプタを構成する

[Transport Properties]ダイアログで、アダプタが実行するコマンドを定義します。

  1. 送信ポートのプロパティで、[Configure]ボタンをクリックします。CData.SingleStore トランスポートプロパティのダイアログが表示されます。
  2. [CommandType]プロパティで、実行したいコマンドタイプを選択します。
  3. SQL コマンドを実行したい場合は、[SQL Command]のボックスにコマンドを入力してください。
プロパティとその機能についての説明は、ヘルプドキュメントの[Adapter Configuration]を参照してください。 The Adapter Transport  Properties dialog.(Salesforce is shown.)

SingleStore への接続を構成する

Connection String Options ダイアログで、SingleStore への接続に必要な資格情報とその他のプロパティを設定します。

  1. 送信ポートのプロパティダイアログで[Configure]をクリックすると、アダプタのプロパティダイアログが表示されます。
  2. [Connection String]プロパティのボタンをクリックします。
  3. [Connection String]プロパティのボックスをクリックします。[Connection String Options]ダイアログが表示されます。
  4. 接続プロパティを入力します。下は一般的な接続文字列です。

    User=myUser;Password=myPassword;Database=NorthWind;Server=myServer;Port=3306;

    データに接続するには、次の接続プロパティが必要です。

    • Server:SingleStore データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
    • Port:SingleStore データベースをホスティングしているサーバーのポート。

    また、オプションで以下を設定することもできます。

    • SingleStore:SingleStore Server に接続する場合のデフォルトデータベース。設定されていない場合、すべてのデータベースのテーブルが返されます。

    標準認証

    標準認証で認証するには、次を設定します。

    • User:SingleStore サーバーに認証する際に使われるユーザー。
    • Password:SingleStore サーバーに認証する際に使われるパスワード。

    統合セキュリティを使用した接続

    標準のユーザー名とパスワードを提供する代わりに、Windows 認証を介して信頼されたされたユーザーをサーバーに認証できます。

    SSL 認証

    SSL 認証を活用してセキュアなセッションを介してSingleStore データに接続できます。次の接続プロパティを設定し、データに接続します。

    • SSLClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定。クライアントとサーバーの両方のマシンでトラストストアとキーストアが保持される2-way SSL の場合に使用されます。
    • SSLClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
    • SSLClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のサブジェクト。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
    • SSLClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
    • SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能な証明書。

    SSH 認証

    SSH を使用して、セキュアにリモートマシンにログインできます。SingleStore データにSSH 経由でアクセスするには、次の接続プロパティを設定します。

    • SSHClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定。
    • SSHClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
    • SSHClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のサブジェクト。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
    • SSHClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
    • SSHPassword:SSH サーバーに認証するためのパスワード。
    • SSHPort:SSH 操作に使用するポート。
    • SSHServer:認証しようとしているSSH 認証サーバー。
    • SSHServerFingerPrint:接続先のホストの検証に使用するSSH サーバーのフィンガープリント。
    • SSHUser:SSH サーバーに認証するためのユーザー名。

  5. [Test Connection]をクリックして値を確認し、接続を確認します。
プロパティとその機能の説明については、ヘルプドキュメントの[Connection String Options]チャプターを参照してください。 Credentials and other connection properties used to connect to the data source.(Salesforce is shown.)

接続に成功し、アダプターが実行するコマンドを定義することで、送信ポートを使用できるようになります。アプリケーションで一方向送信ポートを使用する例については、次のセクションを参照してください。アプリケーションはファイルに含まれているアップデートグラムコマンドを読み取り、送信ポートを使用してコマンドを実行します。

この例ではフィルターを利用して、アップデートグラムを含むメッセージを受信場所から送信ポートに移動します。フィルターについてのより詳しい説明は次のセクションを参照してください。

フィルターを作成し、アプリケーションを介してBizTalk メッセージをルーティングする

送信ポートを必要なメッセージに関連付けるには、その送信ポートのプロパティの[Filters]セクションでフィルタールールを作成します。条件に一致するメッセージは、送信ポートにルーティングされます。受信場所でのフィルタリングに関しては、次の例を参照してください。

例:一方向送信ポートでアップデートグラムを実行する

このセクションでは、一方向送信ポートをアプリケーションで使用する方法について説明します。アプリケーションはファイルに含まれているアップデートグラムコマンドを読み取り、コマンドを実行します。

  1. 一方向受信場所はアップデートグラムを含むXML ドキュメントをピックアップします。
  2. 受信場所は、コマンドの結果を含むBizTalk メッセージを作成します。
  3. 一方向送信ポートは、受信場所のURI をフィルタリングします。ドキュメントは一方向送信ポートにルーティングされます。
  4. 送信ポートは、アップデートグラムコマンドを実行します。

前の例と同様に次のステップでは、ファイルからアップデートグラムを読み取るための受信場所を設定し、送信ポートを使用してコマンドを実行する方法を説明します。

  1. 静的な一方向の受信場所を作成、構成します。転送タイプのファイルを使用します。「CData BizTalk Adapter for SingleStore の受信場所を作成、構成する」と同じ手順に従います。
  2. 静的な一方向送信ポートを作成します。
  3. 送信ポートのプロパティで、[Filters]をクリックします。
  4. 空のプロパティで、次の値を設定します。
    プロパティ
    メニューから BTS.InboundTransportLocation を選択します。
    新しく作成された一方向受信場所のURI を入力します。
A filter that routes updategrams from a one-way receive location to a one-way send port that is configured for the adapter.

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。