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詳細はこちら →【MCP Server】SingleStore × Claude Desktop 連携ガイド | AI でデータを徹底活用
CData SingleStore MCP Server をインストールして、SingleStore のデータをAI モデルのClaude から分析する方法を解説します。使い慣れた業務システムのデータをAI で簡単に活用できます。
最終更新日:2025-05-15
この記事で実現できるSingleStore 連携のシナリオ
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Model Context Protocol(MCP)は、LLM(大規模言語モデル)を外部サービスやデータソースにつなぐためのオープンスタンダードです。MCP サーバーを使えば、Claude をはじめとするAI クライアントはJira チケットの作成、 Slack への投稿、GitHub ブランチへのコミットなど、各種SaaS に固有なさまざまなアクションを実行できます。この記事でも紹介するとおり、業務システムのデータにアクセスすることでかなり高度なデータ分析でもAI に「お願い」するだけで完了できます。
本記事では、CData SingleStore MCP Server のインストール手順、 SingleStore への接続設定、さらにClaude Desktop 上でデータについて質問する方法までを、ステップバイステップで解説します。ぜひ皆さんのAI 活用にお役立てください。
CData MCP Server とは?

CData MCP Server は、CData のコネクタ群とMCP(Model Context Protocol)を組み合わせ、SaaS / DB / DWH のデータをClaude をはじめとするAI クライアントに繋げるサービスです。
AI クライアントはすべての対応データソースから標準SQL を使用してデータを読み込み・書き込みできるので、AI は簡単にデータの探索・分析を実施できます。
CData MCP Server についてさらに詳しくはこちら >>事前準備
本記事の手順を実行するには、以下の準備が必要となります。- Claude アカウントの取得
- Claude Desktop のインストール
ステップ1:CData MCP Server のダウンロードとインストール
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まずはCData のMCP ページ
にアクセスして、CData SingleStore MCP Server をダウンロードします。
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ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして実行します。
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画面の指示に従ってインストールを完了させます。
インストールが完了したら、SingleStore への接続設定を行います。
ステップ2:SingleStore への接続を設定
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インストールが完了すると、CData MCP Server 設定ウィザードが自動的に起動します。
ウィザードが自動起動しない場合は、Windows の検索バーで「CData MCP Server」を検索して、 アプリをダブルクリックしてください。
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「MCP Configuration」の「Configuration Name」ドロップダウンから
「new configuration...」を選択します。
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構成名を入力(cdatasinglestore など)し、「OK」をクリックします。
この名前はMCP サーバー名、およびサーバーが提供するツールの プレフィックスとして使用されます。
- それでは、SingleStore との接続を設定していきましょう。
- Server:SingleStore データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
- Port:SingleStore データベースをホスティングしているサーバーのポート。
- SingleStore:SingleStore Server に接続する場合のデフォルトデータベース。設定されていない場合、すべてのデータベースのテーブルが返されます。
- User:SingleStore サーバーに認証する際に使われるユーザー。
- Password:SingleStore サーバーに認証する際に使われるパスワード。
- SSLClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定。クライアントとサーバーの両方のマシンでトラストストアとキーストアが保持される2-way SSL の場合に使用されます。
- SSLClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
- SSLClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のサブジェクト。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
- SSLClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
- SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能な証明書。
- SSHClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定。
- SSHClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
- SSHClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のサブジェクト。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
- SSHClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
- SSHPassword:SSH サーバーに認証するためのパスワード。
- SSHPort:SSH 操作に使用するポート。
- SSHServer:認証しようとしているSSH 認証サーバー。
- SSHServerFingerPrint:接続先のホストの検証に使用するSSH サーバーのフィンガープリント。
- SSHUser:SSH サーバーに認証するためのユーザー名。
-
最後に「Save Configuration」をクリックして構成を保存します。
構成内容は別ファイルとして保存され、Claude Desktop の設定ファイル(claude_desktop_config.json)も更新されます。そのため、 Claude Desktop 起動時にCData MCP Server も自動で起動します。
データに接続するには、次の接続プロパティが必要です。
また、オプションで以下を設定することもできます。
標準認証
標準認証で認証するには、次を設定します。
統合セキュリティを使用した接続
標準のユーザー名とパスワードを提供する代わりに、Windows 認証を介して信頼されたされたユーザーをサーバーに認証できます。
SSL 認証
SSL 認証を活用してセキュアなセッションを介してSingleStore データに接続できます。次の接続プロパティを設定し、データに接続します。
SSH 認証
SSH を使用して、セキュアにリモートマシンにログインできます。SingleStore データにSSH 経由でアクセスするには、次の接続プロパティを設定します。
CData MCP Server の設定が完了したら、Claude からSingleStore のデータについて質問できるようになります。
ステップ3:SingleStore のデータについてAI に聞いてみる
CData MCP Server をインストールし、接続設定が終わったら、Claude Desktop からSingleStore データを分析・操作できます。
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Claude Desktop を起動します。MCP サーバーの起動には少し時間がかかる場合がありますが、
起動後はClaude のインターフェースに利用可能なツールが表示されます(プロンプトバーの下の設定アイコンを確認してください)。
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あとは、Claude にSingleStore 内のデータについて自由に質問できます!SingleStore 内のデータについて知りたいことをなんでも聞いてみましょう。
CData MCP Server が提供するテーブル形式とデータベースツールにより、LLM は容易にデータの探索と分析を実施できます。
AI を業務データにつなげて、業務を圧倒的に効率化!
このように、CData MCP Servers を使えばノーコードで簡単にLLM をSingleStore と連携してデータを活用できます。
さらに、CData が提供する20種類以上のSaaS / DB / DWH 向けMCP Server と組み合わせれば、複数の業務システムのデータをAI に連携することもできます。
まずはMCP Server を無料でダウンロードしてお試しください。