ODBC 接続でExploratory からTrello データにSQL でクエリ
CData ODBC Driver for Trello は、ODBC 経由でリアルタイムTrello Data に標準SQL での利用を可能にします。
ここでは、汎用ODBC データプロバイダーとしてTrello に接続し、データアナリティクスツールのExploratory (https://exploratory.io/) からTrello データを連携利用する手順を説明します。
Exploratory は、多くのRDB やRedshift、BigQuery などのクラウドデータストアに対応していますが、SaaS データを分析したい場合にはCData ODBC Drivers を使うことで、API コーディング不要でデータを活用できます。今回はTrello を例に説明します。

※製品について詳しい情報をご希望の方は以下からお進みください。
- Trello にほかのBI、ETL、開発ツールから接続したい:Trello データ連携ガイドおよびチュートリアルのリストへ
- Trello Drivers について詳細を知りたい:ドライバー詳細情報ページへ
- ほかのデータソースに連携したい:CData Drivers 一覧へ
- ドライバーの30日の無償トライアル版を使いたい:トライアル版ダウンロードページへ
- 製品の利用やライセンスについて相談したい:sales@cdata.co.jp までメールにてご相談ください。
Trello Data に接続するODBC DSN を設定
ODBC Driver for Trello をダウンロードします。次にマシンにTrello data に接続するODBC DSN を設定します。Exploratory からはそのODBC DSN を参照する形になります。ODBC DSN 設定の詳細については、ドキュメントを参照してください。
Trello は、トークンベース認証を使用して、サードパーティアプリケーションにAPI へのアクセスを許可します。ユーザーがアプリケーションにデータへのアクセスを許可すると、アプリケーションにはTrello のAPI へのリクエストに使用できるトークンが付与されます。 Trello のAPI には2通りの方法でアクセスできます。1つ目はTrello 独自の認可ルートで、2つ目はOAuth1.0 を使用する方法です。
- 認可ルート: 登録の時点で、Trello はAPI キーとトークンをアカウントに割り当てます。認可ルート経由で接続する方法については、ヘルプドキュメントの「認可ルートの使用」を参照してください。
- OAuth ルート: 認可の使用と同様に、OAuth は、アカウントの作成時にApplication Id とSecret を作成します。接続方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
Exploratory 上でTrello のデータをセット
- Exploratory で[コネクション]をクリックして新しいコネクションを作成します。
- [追加]→[ODBC]の順にクリック。
- コネクション追加画面で先ほど設定したTrello ODBC のDSN を設定します。
名前:任意
タイプ:ODBC
DSN:上の設定したDSN 名(CData Trello Sys) - コネクションテストを下の地、[追加]を押して接続を確定させます。

Exploratory でTrello データをクエリし、データフレームとして保存
さあ、Exploratory からTrello データを扱ってみましょう。
- Exploratory でプロジェクトを[新規作成]します。
- [データフレーム]の[+]印をクリックし、[データベースデータ]を選択します。
- データベースは[ODBC]をクリック。
- [コネクション]で先ほど設定したTrello のコネクションを選択します。
- RDB ソースの感覚でSELECT クエリでTrello データをクエリします。標準SQL でフィルタリング、ソート、JOIN も可能です。
- データセットをデータフレームとして保存します。



Exploratory でのTrello データの分析
データフレームになったデータは通常のRDB データソースと同じようにExploratory で利用可能です。

このように、Exploratory から簡単にTrello データを接続して利用することができました。ODBC Driver には30日間の無償版がありますので、是非お試しください。