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CData Connect

MotionBoard からWave Financial データに連携してダッシュボードを作成

国産BI のMotionBoard からCData Connect Server を使ってWave Financial データにリアルタイム連携するレポートを作成。

桑島義行
テクニカルディレクター

最終更新日:2024-01-12

こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。

MotionBoard は、ウイングアーク1st 社が提供する人気のBI ダッシュボードツールです。この記事ではMotionBoard で、Wave Financial データをCData Connect を通じてシームレスに統合利用する方法を説明します。

ホスティング型の連携プラットフォームであるConnect Server は、BI ツールや分析ツールとの使用に理想的です。サーバーの構成やデータプロキシのセットアップをすることなく、Web ベースのUI を使用してWave Financial の仮想データベースを作成し、MotionBoard から接続してリアルタイムWave Financial データを使った分析を開始できます。

ホスティングについて

MotionBoard からCData Connect Server に接続するには、利用するConnect Server インスタンスをネットワーク経由での接続が可能なサーバーにホスティングして、URL での接続を設定する必要があります。CData Connect がローカルでホスティングされており、localhost アドレス(localhost:8080 など)またはローカルネットワークのIP アドレス(192.168.1.x など)からしか接続できない場合、MotionBoard はCData Connect Server に接続することができません。

クラウドホスティングでの利用をご希望の方は、AWS MarketplaceGCP Marketplace で設定済みのインスタンスを提供しています。


Wave Financial データの仮想データベースを作成する

CData Connect Server は、シンプルなポイントアンドクリックインターフェースを使用してデータソースに接続し、データを取得します。まずは、右側のサイドバーのリンクからConnect Server をインストールしてください。

  1. Connect Server にログインし、「CONNECTIONS」をクリックします。 データベースを追加
  2. 一覧から「Wave Financial」を選択します。
  3. Wave Financial に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    Wave Financial 接続プロパティの取得・設定方法

    Wave Financial は、データに接続する手段として、API トークンを指定する方法とOAuth 認証情報を使用する方法の2つを提供しています。

    API トークン

    Wave Financial API トークンを取得するには:

    1. Wave Financial アカウントにログインします。
    2. 左ペインのManage Applications に移動します。
    3. トークンを作成するアプリケーションを選択します。最初にアプリケーションを作成する必要がある場合があります。
    4. API トークンを生成するには、Create token をクリックします。

    OAuth

    Wave Financial はOAuth 認証のみサポートします。すべてのOAuth フローで、この認証を有効にするにはAuthSchemeOAuth に設定する必要があります。

    ヘルプドキュメントでは、以下の3つの一般的な認証フローでのWave Financial への認証について詳しく説明しています。

    • デスクトップ:ユーザーのローカルマシン上でのサーバーへの接続で、テストやプロトタイピングによく使用されます。組み込みOAuth またはカスタムOAuth で認証されます。
    • Web:共有ウェブサイト経由でデータにアクセスします。カスタムOAuth でのみ認証されます。
    • ヘッドレスサーバー:他のコンピュータやそのユーザーにサービスを提供する専用コンピュータで、モニタやキーボードなしで動作するように構成されています。組み込みOAuth またはカスタムOAuth で認証されます。

    カスタムOAuth アプリケーションの作成についての情報と、組み込みOAuth 認証情報を持つ認証フローでもカスタムOAuth アプリケーションを作成したほうがよい場合の説明については、ヘルプドキュメント の「カスタムOAuth アプリケーションの作成」セクションを参照してください。

    コネクションを設定(Salesforce の場合)。

  4. Test Connection」をクリックします。
  5. 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー) を追加します。

仮想データベースが作成されたら、MotionBoard を含むお好みのクライアントからWave Financial に接続できるようになります。

MotionBoard からWave Financial データに接続してダッシュボードを作成

MotionBoardの「システム設定 → 接続/認証 → 外部接続」から新しい外部接続を作成します。ここでのポイントは、接続先タイプはSQL Server を選択します。

  • 外部接続名:任意(例:CDataConnect)
  • 接続先タイプ:SQL Server
  • 中継サービス:使用しない

外部接続の基本情報タブにて以下内容をセットします。

  • 外部接続名:任意(例:CDataConnect)
  • 接続先タイプ:SQL Server
  • 接続先タイプ:SQL Server 4.0(JDBC)
  • 中継サービス:使用しない
  • サーバー名:xxx.cdataconnect.com
  • ポート : 14333
  • データベース名 : 先ほどConnect Server で作成した接続先データソース名(例:Wave Financial1)
  • ユーザー名 : Connect Server のユーザー名(メールアドレス)
  • パスワード : パーソナルアクセストークン
基本情報エリアの最下部に「接続確認」ボタンをクリックして外部接続の確認が取れることを確認します。

「データソース」タブを開き、Wave Financial 内のテーブルが一覧に表示されることを確認できます。ここまで確認できたら「保存」ボタンで外部接続定義を保存して閉じます。

「ボード新規作成」から新しいボードを作成します。

アイテムウィザードのDS1の接続先に上記の外部接続定義で作成した接続(本例では Cdata Connect)を選択します。次に、左側のデータベースにWave Financial のテーブルリストが表示されますので、使用するテーブルを選択します。右側にDealsテーブル内のデータがプレビューされます。

ウィザードを次に進み、作成するアイテムにチャートを選択して、「次へ」をクリックします。データソース エディタが起動します。左側の項目一覧から可視化したい項目を行項目・列項目・集計項目にセットします。もうRDB やCSV などのデータソースを扱う場合と同じ操作でビジュアライズを作成できます。あとは、おすすめチャートから適切なチャート種類を選択します。

おわりに

このように、CData Connect Server を経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにMotionBoard でデータを可視化できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect Server の詳細をこちらからご覧ください。

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