Python pandas を使ってZoho Books データを可視化・分析

CData Python Connector for ZohoBooks を使えば、Python でZoho Books をpandas などのライブラリで呼び出してデータ分析や可視化を実行できます。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト


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CData

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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

Python エコシステムには多くのライブラリがあり、開発やデータ分析を行う際には必須と言っていいライブラリも多く存在します。CData Python Connector for ZohoBooks は、pandas、Matplotlib、SQLAlchemy から使用することで Zoho Books にデータ連携するPython アプリケーションを構築したり、Zoho Books データの可視化を実現します。本記事では、pandas、SQLAlchemy、およびMatplotlib のビルトイン機能でZoho Books にリアルタイムアクセスし、クエリを実行して結果を可視化する方法を説明します。

CData Python Connectors の特徴

CData Python Connectors は、以下のような特徴を持った製品です。

  1. Zoho Books をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレデータソースに対応
  2. pandas をはじめとする多様なデータ分析・BI ツールにZoho Books データを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定

CData Python Connectors では、1.データソースとしてZoho Books の接続を設定、2.Python からPython Connectors との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

Zoho Books データへの接続

まずは、本記事右側のサイドバーからZohoBooks Python Connector の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

インストールしたら、必要な接続プロパティを使って接続文字列を作成します。本記事では、接続文字列をcreate_engine 関数のパラメータとして送ります。

Zoho Books はOAuth 認証標準を使用します。OAuth を使用して認証するには、アプリを作成して OAuthClientIdOAuthClientSecret、およびCallbackURL 接続プロパティを設定してください。 認証方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。

以下の手順に従い、必要なライブラリをインストールし、Python オブジェクト経由でZoho Books にアクセスします。

必要なライブラリのインストール

pip で、pandas & Matplotlib ライブラリおよび、SQLAlchemy をインストールします。

pip install pandas
pip install matplotlib
pip install sqlalchemy

次にライブラリをインポートします。

import pandas
import matplotlib.pyplot as plt
from sqlalchemy import create_engine

Python でZoho Books データをビジュアライズ

次は接続文字列を作成してZoho Books に接続します。create_engine 関数を使って、Zoho Books に連携するEngne を作成します。以下はサンプルの接続文字列になりますので、環境に応じてクレデンシャル部分を変更してください。

engine = create_engine("zohobooks:///?OAuthClientId=MyOAuthClientId&OAuthClientSecret=myOAuthClientSecret&CallbackURL=https://localhost:33333&OrganizationId=MyOrganizationId&InitiateOAuth=GETANDREFRESH&OAuthSettingsLocation=/PATH/TO/OAuthSettings.txt")

Zoho Books にアクセスするSQL を実行

pandas のread_sql 関数を使って好きなSQL を発行して、DataFrame にデータを格納します。

df = pandas.read_sql("""SELECT InvoiceId, InvoiceNumber FROM INVOICES WHERE CustomerName = 'NewTech Industries'""", engine)

Zoho Books データを可視化

DataFrame に格納されたクエリ結果に対して、plot 関数をつかって、Zoho Books データをグラフ化してみます。

df.plot(kind="bar", x="InvoiceId", y="InvoiceNumber")
plt.show()
Zoho Books データ in a Python plot (Salesforce is shown).

Zoho Books からPython へのデータ連携には、ぜひCData Python Connector をご利用ください

このようにCData Python Connector と併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをPython からコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

日本のユーザー向けにCData Python Connector は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。



ソースコード

import pandas
import matplotlib.pyplot as plt
from sqlalchemy import create_engin

engine = create_engine("zohobooks:///?OAuthClientId=MyOAuthClientId&OAuthClientSecret=myOAuthClientSecret&CallbackURL=https://localhost:33333&OrganizationId=MyOrganizationId&InitiateOAuth=GETANDREFRESH&OAuthSettingsLocation=/PATH/TO/OAuthSettings.txt")
df = pandas.read_sql("""SELECT InvoiceId, InvoiceNumber FROM INVOICES WHERE CustomerName = 'NewTech Industries'""", engine)

df.plot(kind="bar", x="InvoiceId", y="InvoiceNumber")
plt.show()

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