CData のCEO Amit Sharma が2022年の最も未来的なビジネスリーダー10人に選出されました

by Jonathan Hikita | 2022年06月09日

本記事では Inc Magazine の『Amit Sharma: Helping Organizations With World Class Connectivity』を日本語で紹介します。

高度なエンジニアリングと標準化の追求という文化から生まれたCData は、コネクティビティ業界のリーダーです。CData は、Salesforce、NetSuite、Workday、ServiceNow をはじめとする250 種類以上のSaaS、データベース、ERP、およびCRM にリアルタイム連携を実現するコネクティビティソリューションを提供しています。当初はデータ連携ツールのひとつとして認識されていましたが、そこからすぐに事業をピボットして、「あらゆるデータ管理ソリューションに組み込んで使用できる標準コネクタ」に注力しています。CData はSaaS アプリケーション向けのODBC、JDBC、ADO.NET ドライバーを開発した最初の企業です。

SaaS のAPI は、それぞれ仕様が大きく異なり、また早いペースで仕様の変更が行われます。CData は、企業があらゆる業務システム同士を標準化された方法でデータにアクセスする必要があることに気づきました。企業から早い段階でTableau、Sisense、SAS のようなBI ベンダーやInformatica やMatillion のようなデータ連携ツールベンダーが、CData の提供する標準コネクティビティの重要性を理解し、コネクタをOEM することで外部データ接続の大幅な拡張を実現しました。CData コネクタのOEM は、その後Google、Tibco、Palantir を含む150 社以上のベンダーに広がっています。

信頼されるリーダー

Amit Sharma はCData のCEO でありファウンダーです。Amit は当社のテクノロジープラットフォームおよびビジネス戦略を定義してきました。彼のリーダシップにより、CData は小さなスタートアップからデータアクセスおよびコネクティビティソリューションのリーダーへと成長しています。

Amit はインド西部のボーディングスクールを卒業後、インド中部でエンジニアリングを専攻しました。卒業後にはバンガロールのInfosys 社に入社。その後アメリカに渡りNorth Carolina 州立大学でコンピューターネットワーキングの博士号を取得。その頃に彼はスタートアップの世界に触れました。Amit はワイヤレスセキュリティスタートアップを経て、ノースカロライナの/n software でCData のもう一人のファウンダーと出会います。二人は10年以上一緒に事業を行った後、2016年に満を持してデータコネクティビティの分野でCData を企業しました。

彼はその間にDuke Fuqua School of Busines でMBA を取得しています。

Amit のリーダーシップにより、現在CData はデータコネクタだけでなくデータパイプラインのCData Sync、アプリケーション連携のCData Arc などのデータ連携ソリューションを提供するようになりました。直近ではData Connectivity as a Service としてSaaS 形式のデータ接続プラットフォーム『CData Connect Cloud』をリリースしました。CData Connect Cloud は、企業があらゆるアプリケーションやプラットフォームから簡単に必要なデータにアクセスすることを実現します。

パッションのあるチームがベスト

彼は、自分がインドでは巨大企業であるInfosys でキャリアをスタートさせ、その後アメリカでスタートアップに飛び込む経験ができたことを幸運だったと語ります。二つの両極端のスケールの企業で働いたことは彼の後のビジネス経営に大きな影響を与えました。Amit はエネルギーとパッションを持ってワクワクするような製品を作りたいという思いを強く持っています。

Amit は、一緒に働くことを楽しめるスマートなグループであれば、解決できない問題はないと強く信じています。大事なことはベストな仕事をすることにコミットしたパッション(情熱)にあふれたチームを作ることです。

データ連携業界に足りないピース:コネクティビティ

Amit はエンタープライズのデータは、分散が進んでいると語ります。SaaS アプリケーションにより多くの業務が効率化されている一方で、業務データはそれぞれのクラウドサービス内に保存され、データ活用を阻害しています。企業で扱うSaaS 毎に、異なるデータレポジトリが生成されている状況です。

データ連携の第一のトレンドは、集中管理されたデータウェアハウスやデータ基盤にすべてのデータを持ってくる形で行われてきました。しかし、データの保存場所が複数のSaaS になるにつれ、この方法ではデータの接続はプロセス設定のコストやリスクが肥大化しています。データのアプリケーションからウェアハウスへの移動はしっかりとした管理が必要ですし、データソースで適用されていたセキュリティルールがウェアハウス側では適用されないことがセキュリティリスクにもなっています。

データ連携の第二のトレンドは、個々のデータに直接、かつリアルタイムでアクセスする形になるとCData チームは考えています。この方式では、企業は標準化されたインターフェースにより必要な時にリアルタイムで必要なデータに接続してデータを取得することが可能になります。

リアルタイムなデータ接続を実現するコネクタ領域はビジネス化が難しい領域ですが、CData はエンジニアリングの高度化によりコネクティビティのリーダーとなることを目指しています。

チームをモチベート

CData には強みを持ったメンバーが集まっています。Amit は、このノースカロライナ州チャペルヒルをベースにした小さな会社がTibco、Google、Tableau のような世界でも有名なデータ企業をエンパワーしていることを常々メンバーに語っています。

ドライバー技術自体は開発することは難しくなく、自社開発をするエンジニアやビジネス化している企業とミリ秒単位のパフォーマンスで競争をしなければなりません。CData は革新的ななテクノロジーにより、他のエンジニアの開発するドライバーに対し圧倒的なパフォーマンス、スケーラビリティで差別化に成功しています。これはCData のメンバーが誇りに思ってよいことです。

Amit のリーダーシップの元、CData はその問題解決のカルチャーをカスタマーサクセスチームに拡大しています。カスタマーサクセスは、ビジネスの一部ではなくCData のビジネスそのものです。CData のデータコネクティビティによりユーザー企業はすでに構築しているデータ基盤や分析基盤をそのままに新しいクラウドデータの対応を低コスト、ハイパフォーマンスで実現することができます。

Amit は「イノベーションはもちろん重要です。しかし同様に盤石なテクニカルサポートが必要です。ユーザーをサポートできなければイノベーションを届けることができません。」と語ります。「CData のチームメンバーが彼らのポテンシャルを発揮し、キャリアを成功させていることが大事です。自分の役割がすくなくなることがゴールです」と彼は最後に付け加えました。

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