ジョブ実行前のデータプレビューなどのTips:CData Sync

by 宮本航太 | 2020年03月09日

f:id:sennanvolar44:20200302224037p:plain CData Sync V19 の最新ビルドが先日リリースとなり、便利な機能が多く追加されました。そこで今回は「データプレビュー」、「クエリごとのオプション設定」、「クエリ順の変更」の3つをご紹介いたします。

データプレビュー

こちらは今まであるようでなかった機能になりますが、ジョブを実際に実行する前にデータソースへクエリを実行して、取得予定のレコードを確認することができるようになりました。

プレビュー画面の表示方法は、ジョブ設定画面でクエリをクリックします。
f:id:sennanvolar44:20200305170225p:plain

モーダルウィンドウの「プレビュー」タブをクリックすることで表示されます。
f:id:sennanvolar44:20200305170613p:plain

「Excecute」ボタンをクリックすることで、クエリが実行されます。画面下部にクエリが表示されていますが、「カスタムクエリを記述」にチェックを入れることで自由にクエリを入力できます。またプレビューは最大500件まで表示可能です。
f:id:sennanvolar44:20200303221611p:plain

注意点としては、クエリの先頭に必ず ”REPLICATE 同期先テーブル名” を指定してください。指定がない場合は以下のように失敗します。
f:id:sennanvolar44:20200305175246p:plain

クエリごとのオプション設定

これまでジョブ毎に設定してきたオプション機能(以下の画面)を、個々のクエリ毎に設定できるようになりました。
f:id:sennanvolar44:20200303224327p:plain

クエリ毎に設定できることから、テーブル削除のオンオフで差分更新モードを設定したり、レプリケート開始日を個別に設定することが GUI 上で可能です。

レプリケート開始日を個別に設定

以下2つのクエリに対し、別々のレプリケート開始日を設定します。 どちらのクエリも同じテーブルを全項目取得する内容です。 f:id:sennanvolar44:20200305224253p:plain

設定画面はデータプレビューと同じ方法です。モーダルウィンドウを表示させたら、「Advanced」タブをクリックすると設定画面が表示されます。
最初のクエリ(Leads_Test1)のレプリケート開始日を「2020-01-01」で設定しました。設定すると自動的にクエリに反映されます。
f:id:sennanvolar44:20200305225111p:plain

Leads_Test2 のクエリにはレプリケート開始日を「2019-01-01」に設定しました。
f:id:sennanvolar44:20200305230301p:plain

これを実行すると、想定通りレプリケート件数に差が出ました。
f:id:sennanvolar44:20200305232203p:plain

それぞれの同期先テーブルの最も古い更新日付を取得すると、オプションで指定した内容が効いているのが確認できます。
f:id:sennanvolar44:20200305232815p:plain

クエリの順番を変更

画面上で簡単にクエリの順番を変更できます。以下のキャプチャだとわかりづらいですが、ドラッグして好きな位置にクエリを移動させることができます。
f:id:sennanvolar44:20200303232232p:plain
運用中のジョブの途中に新しいクエリを差し込む際に有効です。

さいごに

CData Sync ですが、30日間の無料評価版がございます。データソースも数多く対応しておりますので、この進化した CData Sync を是非お試しください。

www.cdata.com

関連コンテンツ

トライアル・お問い合わせ

30日間無償トライアルで、CData のリアルタイムデータ連携をフルにお試しいただけます。記事や製品についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。