ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
詳細はこちら →Dropbox 内のファイルをS3 に同期させる
今回は、MFT(ファイル転送)ツールのCData Arc を使って、Dropbox に入っているファイル群をS3 に同期させます。
![f:id:cdatasoftware:20200805174817p:plain f:id:cdatasoftware:20200805174817p:plain](https://files.cdata.com/media/media/gwojuhg0/20200805174817.png)
CData Arc でフローを作成
CData Arc をDL してインストールします。
インストールを進めます。インストールが終わるとCData Arc が起動して、Web から管理画面に入ります。
![f:id:cdatasoftware:20200805175022p:plain f:id:cdatasoftware:20200805175022p:plain](https://files.cdata.com/media/media/osxjcbds/20200805175022.png)
Dropbox の接続とフォルダ指定
今回同期する元ファイルが入っているDropbox はこのような形です。
CData Arc の管理画面で操作を始めます。
まずは、Dropbox を左側のConnecotor ペインからドラッグしてキャンバスにDrop します。
Dropbox コネクタを開きます。Setting 画面で、「Remote Folder」に今回データを取得するフォルダ名を指定します。あとは組み込みクレデンシャルになっているので、「Connect」ボタンをクリックするだけで、ブラウザで接続許可画面が開くので、許可します。
これで接続が確立して、「Success」のメッセージが出ます。「Save Change」をクリックして、接続設定を保存します。
同じくDropbox の「Automation」タブを開き、Send とReceive 両方に自動設定のクリックを入れます。これで自動的にDropbox から定期的にデータをReceive して、次のフロー(S3)にデータをSend してくれます。
試しに、「Output」タブで、データをReceive してみましょう。
たしかにDropbox からファイル群がReceive されました。
Amazon S3 側の接続とバケット指定
次はAmazon S3 側です。
S3 への接続情報を設定します。
-
Bucket Name: 任意
-
Access Keys: AWS のアクセスキー
-
Secret Keys: AWS のSecret Key
-
Region: S3 のリジョン
以上を設定して、Save Changes をクリックして、接続を保存します。
これだけで設定は終わりです。
実際の同期の起動
あとは定期的にDropbox からS3 へのファイル同期が回ります。
試しに主導で同期をしてみます。
先ほどDropbox コネクタではすでにデータが取れていましたので、次はS3 コネクタを手動実行します。
S3 コネクタの「Input」タブを開き、すでにファイルがS3 コネクタに渡されていれば、ファイルがリスト表示されます。
定期実行まで待てば、これらのファイルはS3 に同期されますが、今回は、ファイルにチェックをいれて、主導で「Send 」ボタンを押します。これでInput フォルダからS3 へとファイルがSend されます。
実際にS3 のコンソールを確認するとバケットにDropbox のファイル群が移動されていました。