本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →CData Cmdlets Module for Basecamp は、直感的なBasecamp データ連携を提供する標準cmdlet です。 本記事では、Basecamp Cmdlets を使ったサンプルを提供します。
Basecamp はBasic 認証もしくはOAuth 2.0 認証を使います。Basic 認証を使用するには、Basecamp へのログインに使用するuser およびpassword が必要です。OAuth 2.0 を使用して認証するには、Basecamp にアプリを登録してOAuthClientId、OAuthClientSecret、およびCallbackURL 接続プロパティを取得する必要があります。
詳しくは、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションを参照してください。
さらに、AccountId 接続プロパティを設定する必要があります。これはBasecamp にログイン後にURL で確認できます。
$conn = Connect-Basecamp -User "$User" -Password "$Password"
次の手順で、Projects テーブルデータを取得して、結果をCSV ファイルにエクスポートします:
Select-Basecamp -Connection $conn -Table Projects | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myProjectsData.csv -NoTypeInformation
このように、Select-Basecamp から取得した結果を、Select-Object cmdlet に流し、Export-Csv cmdlet に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報が結果セットのそれぞれの"行"に挿入されるためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv cmdlet に渡す前に除外を先に行い、それからCSV ファイルにエクスポートします。。
CData Cmdlets から、次のCmdlets にデータをパイプラインするところでは、接続、テーブル、カラムの情報が必要です。以下のように、指定に合致するレコードを削除することができます:
Select-Basecamp -Connection $conn -Table Projects -Where "Drafts = True" | Remove-Basecamp
CData Cmdlets は、データの加工やクレンジングを行うことができます。以下の手順では、CSV ファイルのデータを、挿入対象のオブジェクトに同じレコードが存在するかを確認した上で、存在する場合にはデータの更新、存在しない場合にはデータの挿入を行います。
Import-Csv -Path C:\MyProjectsUpdates.csv | %{ $record = Select-Basecamp -Connection $Basecamp -Table Projects -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") if($record){ Update-Basecamp -Connection $basecamp -Table Projects -Columns ("Name","DocumentsCount") -Values ($_.Name, $_.DocumentsCount) -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") }else{ Add-Basecamp -Connection $basecamp -Table Projects -Columns ("Name","DocumentsCount") -Values ($_.Name, $_.DocumentsCount) } }
このように、CData Cmdlets でデータ連携をシンプルに構成できます。Cmdlets では、モジュールのインストール、接続プロパティの設定だけで、データ連携の構築を始めることができます。是非、CData PowerShell Cmdlets の無償試用版をダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携を体感してください。