ODBC 接続でExploratory からFTP データにSQL でクエリ
CData ODBC Driver for FTP は、ODBC 経由でリアルタイムFTP Data に標準SQL での利用を可能にします。
ここでは、汎用ODBC データプロバイダーとしてFTP に接続し、データアナリティクスツールのExploratory (https://exploratory.io/) からFTP データを連携利用する手順を説明します。
Exploratory は、多くのRDB やRedshift、BigQuery などのクラウドデータストアに対応していますが、SaaS データを分析したい場合にはCData ODBC Drivers を使うことで、API コーディング不要でデータを活用できます。今回はFTP を例に説明します。

※製品について詳しい情報をご希望の方は以下からお進みください。
- FTP にほかのBI、ETL、開発ツールから接続したい:FTP データ連携ガイドおよびチュートリアルのリストへ
- FTP Drivers について詳細を知りたい:ドライバー詳細情報ページへ
- ほかのデータソースに連携したい:CData Drivers 一覧へ
- ドライバーの30日の無償トライアル版を使いたい:トライアル版ダウンロードページへ
- 製品の利用やライセンスについて相談したい:sales@cdata.co.jp までメールにてご相談ください。
FTP Data に接続するODBC DSN を設定
ODBC Driver for FTP をダウンロードします。次にマシンにFTP data に接続するODBC DSN を設定します。Exploratory からはそのODBC DSN を参照する形になります。ODBC DSN 設定の詳細については、ドキュメントを参照してください。
FTP は、プレーンテキスト接続およびSSL/TLS 接続の両方をサポートします。FTP サーバーに接続するには、RemoteHost、User、およびPassword を指定します。SSLMode およびSSLServerCert を設定して、TSL/SSL による接続をセキュアにします。TLS/SSL を介した接続の設定について詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。
次の接続プロパティを設定し、ファイルシステムのリレーショナルビューをコントロールします。
- RemotePath:現在の作業ディレクトリに設定。
- TableDepth:ビューとしてレポートするサブフォルダの深度を制御するために設定。
- FileRetrievalDepth:ファイルを再帰的に取得し、Root テーブルにリストするために設定。
ストアドプロシージャ は、ファイル、のダウンロード、アップロード、およびプロトコルコマンドの送信に利用できます。 SQL を使用してサーバーと対話する方法の詳細については、ヘルプドキュメントの「データモデル」を参照してください。
Exploratory 上でFTP のデータをセット
- Exploratory で[コネクション]をクリックして新しいコネクションを作成します。
- [追加]→[ODBC]の順にクリック。
- コネクション追加画面で先ほど設定したFTP ODBC のDSN を設定します。
名前:任意
タイプ:ODBC
DSN:上の設定したDSN 名(CData FTP Sys) - コネクションテストを下の地、[追加]を押して接続を確定させます。

Exploratory でFTP データをクエリし、データフレームとして保存
さあ、Exploratory からFTP データを扱ってみましょう。
- Exploratory でプロジェクトを[新規作成]します。
- [データフレーム]の[+]印をクリックし、[データベースデータ]を選択します。
- データベースは[ODBC]をクリック。
- [コネクション]で先ほど設定したFTP のコネクションを選択します。
- RDB ソースの感覚でSELECT クエリでFTP データをクエリします。標準SQL でフィルタリング、ソート、JOIN も可能です。
- データセットをデータフレームとして保存します。



Exploratory でのFTP データの分析
データフレームになったデータは通常のRDB データソースと同じようにExploratory で利用可能です。

このように、Exploratory から簡単にFTP データを接続して利用することができました。ODBC Driver には30日間の無償版がありますので、是非お試しください。