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FTP ODBC Driver

FTP ODBC Driver は、ODBC 接続をサポートするさまざまなアプリケーションからリモートファイルやディレクトリのリアルタイムデータ連携を実現するパワフルなツールです。

標準ODBC ドライバーインターフェースを通じて、データベースにアクセスするのと同感覚でリモートデータにアクセス。

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RPA のPower Automate Desktop でFTP データに連携する方法(CSV ファイルの生成自動化)


ODBC Driver 経由でPower Automate Desktop からFTP データを利用可能に


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ODBC

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Microsoft のRPA サービス「Power Automate Desktop」は、さまざまなファイルやサービスの処理を自動化できます。Power Automate Desktop では、ODBC インターフェースが利用できるため、CData Software ODBC Drivers を使って、ネイティブではサポートされていない多くのSaaS/クラウドDB のデータを扱えます。この記事ではCData ODBC Driver for FTP を使って、Power Automate Desktop からFTP データを使えるようにします。サンプルとしてFTP データから特定のテーブルを選んで自動でCSV ファイルを生成します。

CData ODBC Drivers のインストールとサービスへの接続設定

ODBC 接続プロパティの指定がまだの場合は、DSN (データソース名)で接続設定を行います。 Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。 ODBC ドライバーのインストール完了時にODBC DSN 設定画面が立ち上がります。 Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを開いて設定を行うことも可能です。 必要なプロパティを設定する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。

  • RemoteHost

Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターで必要なプロパティを設定する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。

FTP は、プレーンテキスト接続およびSSL/TLS 接続の両方をサポートします。FTP サーバーに接続するには、RemoteHost、User、およびPassword を指定します。SSLMode およびSSLServerCert を設定して、TSL/SSL による接続をセキュアにします。TLS/SSL を介した接続の設定について詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。

次の接続プロパティを設定し、ファイルシステムのリレーショナルビューをコントロールします。

  • RemotePath:現在の作業ディレクトリに設定。
  • TableDepth:ビューとしてレポートするサブフォルダの深度を制御するために設定。
  • FileRetrievalDepth:ファイルを再帰的に取得し、Root テーブルにリストするために設定。

ストアドプロシージャ は、ファイル、のダウンロード、アップロード、およびプロトコルコマンドの送信に利用できます。 SQL を使用してサーバーと対話する方法の詳細については、ヘルプドキュメントの「データモデル」を参照してください。

Power Automate Desktop では、設定したFTP のDSN 名のほかに、使用するテーブル名が必要です。テーブル名は、ODBC DSN 構成画面の「テーブル」タブで確認可能です。使うテーブルもしくはビューの名前をコピーして控えておくとよいでしょう。

Power Automate Desktop でFTP データを利用するフローを作成

Power Automate Desktopでフローを作成していきます。Power Automate Desktopを立ち上げて、「新しいフロー」をクリックします。任意のフロー名を入力して、新規のフローを作成します。

以下の順番でフローを作成していきます。

SQL 接続の設定

Power Automate Desktop から、CData ODBC Driver でFTP に接続する場合にはデータベース接続のアクションを使います。まず最初に「SQL 接続を開く」アクションを配置して、先ほど設定したODBC DSN への接続設定を行います。

「SQL 接続を開く」の設定画面で、FTP のDSN を「DSN= CData FTP Source;」の形で指定します。

SQL ステートメントの実行

続いてデータを取得するクエリを実行するために「SQL ステートメントの実行」を配置します。設定画面に以下を設定します。

  • 接続の取得方法:SQL 接続変数
  • SQL 接続:%SQLConnection%
  • SQL ステートメント:SELECT * FROM MyDirectory
  • タイムアウト:任意

これでSQL でFTP にクエリをすることができます。豊富なSQL の設定が可能です。

CSV ファイルの生成

この例では、取得したFTP データをCSV ファイルとして保存します。では、CSVファイルの生成アクションを設定します。アクションから「CSV ファイルに書き込みます」を配置します。

取得したアプリのデータが格納されている「%QueryResult%」を書き込む変数に指定します。生成先のファイルパスを指定します。列名を含めたい場合には「Advanced」の「列名を含めます」にチェックを入れます。

SQL 接続を閉じる

最後に、接続したODBC 接続をクローズします。「SQL接続を閉じる」をフローに配置します。

閉じるコネクションを指定して保存します。

これで、FTP データをCSV に保存するPower Automate フローが完成しました。実行ボタンを押してオートメーションを実行しましょう。

このように、CData ODBC Drivers と併用することで、200を超えるSaaS、NoSQL データをRDB データのようにPower Automate Desktop からコーディングなしで扱うことができます。