Pentaho Report Designer にSharePoint データに連携して分析

CData JDBC Driver for SharePoint はダッシュボードや帳票ツールからリアルタイムSharePoint データへの連携を可能にします。この記事では、SharePoint をJDBC データソースとして接続する方法と、Pentaho でSharePoint を元に帳票を作成する方法を説明します。

接続と帳票の作成

1. インストールディレクトリの［lib］サブフォルダ内のJAR ファイルをコピーし、Pentaho のディレクトリ内の\Report-Designer\lib\jdbc\ フォルダに配置します。
2. \Report-Designer\ フォルダのreport-designer.bat ファイルを起動し、Report-Designer UI を開きます。

3. 以下の手順でドライバーを新しいデータソースに設定します。［Data］>［Add Data Source］>［Advanced］>［JDBC (Custom)］とクリックし、新しいSharePoint 接続を作成します。ダイアログが表示されたら、次のように接続プロパティを設定します。

   • Custom Connection URL property：JDBC URL を入力。初めに以下を入力し jdbc:sharepoint: 次にセミコロン区切りで接続プロパティを入力します。

     SharePoint のベースサイトもしくはサブサイトのURL を設定します。これにより、サイト・サブサイトのすべてのリストを含むSharePoint エンティティをクエリできます。

     Authentication セクションのUser、Password を設定します。SharePoint のオンプレミス版の際にはこの値は必須です。

     SharePoint Online に接続する場合にはSharePointEdition をSHAREPOINTONLINE に設定し、User とPassword を設定します。詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

     以下は一般的なJDBC URL です：

     jdbc:sharepoint:User=myuseraccount;Password=mypassword;Auth Scheme=NTLM;URL=http://sharepointserver/mysite;SharePointEdition=SharePointOnPremise;
   • Custom Driver Class Name：cdata.jdbc.sharepoint.SharePointDriver と入力。
   • User Name：認証するユーザーネーム。
   • Password：認証するパスワード。

レポートに SharePoint データを追加

これで、SharePoint の帳票を作成する準備が整いました。

1. 帳票にSharePoint データソースを追加します：［Data］>［Add Data Source］>［JDBC］をクリックし、データソースを選択します。

2. クエリを設定します。この記事では次を使います：

   SELECT Name, Revenue FROM MyCustomList
3. 帳票にチャートをドラッグし、ダブルクリックしてチャートを編集します。帳票を実行して、チャートを表示します。このクエリ結果を使って、MyCustomList テーブルのシンプルなチャートを作成することができます。
4. 帳票を実行して、チャートを見てみましょう。