Tableau Online は、クラウドホスティングの分析プラットフォームです。CData Connect Cloud と組み合わせると、ビジュアライゼーションやダッシュボード用にAirtable データにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Airtable に接続し、Tableau Online でAirtable データからビジュアライゼーションを作成する方法を説明します。
CData Connect Cloud は、Airtable にピュアSQL Server のクラウドインターフェースを提供し、コネクタをインストールしたり、Tableau Desktop からワークシートやデータソースを公開したりすることなくTableau Online でリアルタイムのAirtable データから簡単にビジュアライゼーションを作成できるようにします。ビジュアライゼーションを作成すると、Tableau Online はデータを収集するためのSQL クエリを生成します。CData Connect Cloud は、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をAirtable に直接プッシュし、サーバー側の処理を利用して、Airtable データを高速で返します。
Connect Cloud からAirtable に接続する
CData Connect Cloud では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続できます。
- Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルから「Airtable」を選択します。
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必要な認証プロパティを入力し、Airtable に接続します。
Airtable への接続には、APIKey、BaseId、TableNames のプロパティが必須です。ViewNames は任意項目でテーブルのビューを指定することができます。
- APIKey : アカウントのAPI Key。取得には、アカウントにログインして、API セクションで「Generate API Key」をクリックします。
- BaseId : ベースのId。取得には、APIKey と同じ場所で、「Airtable API」をクリックするか、https://airtable.com/api に進み、ベースを選択します。"The ID of this base is appxxN2ftedc0nEG7." というメッセージがIntroduction セッションで表示されます。
- TableNames : 選択されたベースのテーブル名のカンマ区切りのリスト。UI で見られるテーブル名と同じです。
- ViewNames : table.view 形式のビューのカンマ区切りのリスト。UI でみられるビュー名と同じです。
- Create & Test をクリックします。
- Edit Airtable Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
パーソナルアクセストークンの追加
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
- User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
コネクションが構成されたら、Tableau Online からAirtable に接続できるようになります。
Tableau Online でAirtable データをリアルタイムでビジュアライズ
以下のステップは、Connect Cloud の仮想Airtable データベースを使用してTableau Online で新しいデータソースを作成し、データから簡単なビジュアライゼーションを作成する方法の概要です。
- Tableau Online にログインしてアカウントを選択し、新しいワークブックを作成します。
- 新しいワークブックでデータウィザードからMicrosoft SQL Server Connector を選択し、Connect Cloud インスタンスの値を入力します。
- Serverを tds.cdata.com,14333 に設定します。
- Database を先ほど設定したAirtable のコネクションの名称(例:Airtable1)に設定します。
- Username をConnect Cloud のユーザー名に設定します。(user@mydomain.com)
- Password を上記のユーザーのPAT に設定します。
- Require SSL のチェックボックスにチェックを入れます。
- 新しく作成したデータベースと、ビジュアライズするテーブルを選択します。(必要に応じてJOIN されたデーブルの関係を定義します)
- 「Dimensions and Measures」を選択してビジュアライゼーションを構成します。
クラウドアプリケーションからAirtable データにリアルタイムアクセス
これで、Tableau Online ワークブックからAirtable データにリアルタイムで直接クラウドベースの接続が可能です。さらに、データソースやワークブックを公開することなく、Tableau Desktop から新しいビジュアライゼーションを作成したり、ダッシュボードを作成したりすることができます。Tableau Online のようなクラウドアプリケーションで、100 を超えるSaaS、ビッグデータ、NoSQL ソースのデータにリアルタイムアクセスする方法の詳細については、Connect Cloud ページを参照してください。