本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →Embulk は、大量のデータをDB、クラウドデータストア、DWH にロードできるオープンソースETL ツールです。近頃のトレンドでは、1社で複数のオンプレアプリやSaaS を使っており、データ分析にはETL/ELT ツールを使ってデータを丸ごとDB/DWH にロードしてから、分析やビジュアライズをすることが主流になっています。Embulk には、いろいろなプラグインがあり、多様なInput とOutput 処理をサポートしています。この記事では、Embulk のJDBC Input Plugin と CData Driver for AmazonS3 を使って、Amazon S3 のデータを簡単にDB にロードします。この例ではロード先のDB にはMySQL を使います。
embulk gem install embulk-input-jdbc
embulk gem install embulk-output-mysql
in:
type: jdbc
driver_path: C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for AmazonS3 2019J\lib\cdata.jdbc.amazons3.jar
driver_class: cdata.jdbc.amazons3.AmazonS3Driver
url: jdbc:amazons3:AccessKey=a123;SecretKey=s123;
table: "ObjectsACL"
out:
type: mysql
host: localhost
database: DatabaseName
user: UserId
password: UserPassword
table: "ObjectsACL"
mode: insert
Amazon S3 リクエストを認可するには、管理者アカウントまたはカスタム権限を持つIAM ユーザーの認証情報を入力します。AccessKey をアクセスキーID に設定します。SecretKey をシークレットアクセスキーに設定します。
Note: AWS アカウント管理者として接続できますが、AWS サービスにアクセスするにはIAM ユーザー認証情報を使用することをお勧めします。
尚、本製品はAmazon S3 のファイルの一覧表示やユーザー管理情報の取得用です。S3 に保管されているExcel、CSV、JSON などのファイル内のデータを読み込みたい場合には、Excel Driver、CSV Driver、JSON Driver をご利用ください。
IAM ユーザーの資格情報を取得するには:
AWS ルートアカウントの資格情報を取得するには:
多くの場合、認証にはAWS ルートユーザーのダイレクトなセキュリティ認証情報ではなく、IAM ロールを使用することをお勧めします。RoleARN を指定することでAWS ロールを代わりに使用できます。これにより、本製品は指定されたロールの資格情報を取得しようと試みます。
(すでにEC2 インスタンスなどで接続されているのではなく)AWS に接続している場合は、ロールを引き受けるIAM ユーザーのAccessKey とSecretKey を追加で指定する必要があります。AWS ルートユーザーのAccessKey および SecretKey を指定する場合、ロールは使用できません。
SSO 認証を必要とするユーザーおよびロールには、RoleARN およびPrincipalArn 接続プロパティを指定してください。各Identity Provider に固有のSSOProperties を指定し、AccessKey とSecretKey を空のままにする必要があります。これにより、本製品は一時的な認証資格情報を取得するために、リクエストでSSO 認証情報を送信します。
embulk run amazons3-mysql.yml
ちなみに、上記の例ではテーブル名を直接指定しましたが、以下のようにSQL Queryを書いてもいいです。 Where句で作成日や修正日を指定すれば、最新のデータだけを対象にすることも可能です。
in:
type: jdbc
driver_path: C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for AmazonS3 2019J\lib\cdata.jdbc.amazons3.jar
driver_class: cdata.jdbc.amazons3.AmazonS3Driver
url: jdbc:amazons3:AccessKey=a123;SecretKey=s123;
query: "SELECT Name, OwnerId FROM ObjectsACL WHERE [RecordId] = 1"
out:
type: mysql
host: localhost
database: DatabaseName
user: UserId
password: UserPassword
table: "ObjectsACL"
mode: insert
CData JDBC Driver for AmazonS3 をEmbulk で使うことで、Amazon S3 コネクタとして機能し、簡単にデータを取得して同期することができました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。