本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →CData ODBC Driver for AmazonS3 は、PHP アプリケーションからのAmazon S3 データへの連携を可能にします。本記事では、Amazon S3 データをPHP のビルトインODBC 機能でクエリを実行する手順を説明します。
Amazon S3 に接続するDSN を作成します。
Amazon S3 リクエストを認可するには、管理者アカウントまたはカスタム権限を持つIAM ユーザーの認証情報を入力します。AccessKey をアクセスキーID に設定します。SecretKey をシークレットアクセスキーに設定します。
Note: AWS アカウント管理者として接続できますが、AWS サービスにアクセスするにはIAM ユーザー認証情報を使用することをお勧めします。
尚、本製品はAmazon S3 のファイルの一覧表示やユーザー管理情報の取得用です。S3 に保管されているExcel、CSV、JSON などのファイル内のデータを読み込みたい場合には、Excel Driver、CSV Driver、JSON Driver をご利用ください。
IAM ユーザーの資格情報を取得するには:
AWS ルートアカウントの資格情報を取得するには:
多くの場合、認証にはAWS ルートユーザーのダイレクトなセキュリティ認証情報ではなく、IAM ロールを使用することをお勧めします。RoleARN を指定することでAWS ロールを代わりに使用できます。これにより、本製品は指定されたロールの資格情報を取得しようと試みます。
(すでにEC2 インスタンスなどで接続されているのではなく)AWS に接続している場合は、ロールを引き受けるIAM ユーザーのAccessKey とSecretKey を追加で指定する必要があります。AWS ルートユーザーのAccessKey および SecretKey を指定する場合、ロールは使用できません。
SSO 認証を必要とするユーザーおよびロールには、RoleARN およびPrincipalArn 接続プロパティを指定してください。各Identity Provider に固有のSSOProperties を指定し、AccessKey とSecretKey を空のままにする必要があります。これにより、本製品は一時的な認証資格情報を取得するために、リクエストでSSO 認証情報を送信します。
一般的な接続文字列:
AccessKey=a123;SecretKey=s123;
ビルトインのデータソースアドミニストレーターでDSN 設定をします。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。ヘルプの「はじめに」でODBC データソースアドミニストレータでAmazon S3 に接続するDSN の設定方法を参照してください。
odbc_connect を呼び出して、Amazon S3 への接続を開きます。 odbc_pconnect メソッドでも可能です。コネクションを閉じるには、odbc_close もしくはodbc_close_all を使います。
$conn = odbc_connect("CData ODBC Amazon S3 Source","user","password");
コネクションはodbc_connect で開かれ、スクリプトが終わると終了します。odbc_pconnect メソッドで開いたコネクションは、スクリプトが終わっても開いたままです。これにより同じクレデンシャルであれば他のスクリプトでコネクションを共有することが可能です:
$conn = odbc_pconnect("CData ODBC Amazon S3 Source","user","password");
...
odbc_close($conn); //persistent connection must be closed explicitly
odbc_prepare を使って、Prepared ステートメントおよびパラメータライズドクエリを作成します。
$query = odbc_prepare($conn, "SELECT * FROM ObjectsACL WHERE Name = ?");
Prepared ステートメントをodbc_execute を使って実行します。
$conn = odbc_connect("CData ODBC Amazon S3 Source","user","password");
$query = odbc_prepare($conn, "SELECT * FROM ObjectsACL WHERE Name = ?");
$success = odbc_execute($query, array('TestBucket'));
Non-Parameterized クエリは、odbc_exec を使います。
$conn = odbc_connect("CData ODBC Amazon S3 Source","user","password");
$query = odbc_exec($conn, "SELECT * FROM ObjectsACL");
odbc_fetch_array ファンクションの結果セット配列としてアクセスします。
$conn = odbc_connect("CData ODBC Amazon S3 data Source","user","password");
$query = odbc_exec($conn, "SELECT * FROM ObjectsACL");
while($row = odbc_fetch_array($query)){
echo $row["Name"] . "\n";
}
odbc_result_all ファンクションで、結果セットをHTML テーブルとして表示します。
$conn = odbc_connect("CData ODBC Amazon S3 data Source","user","password");
$query = odbc_prepare($conn, "SELECT * FROM ObjectsACL WHERE Name = ?");
$success = odbc_execute($query, array('TestBucket'));
if($success)
odbc_result_all($query);
スタンドアロンのテスト環境をたちあげる簡単な方法はPHP のビルトインテストサーバーを使うことです。手順はこちらです:
PHP の最新版のバイナリのダウンロード。
フォルダにファイルを入れる。
フォルダを開く。
php.ini-development をphp.ini に変更。
ブラウザからテストスクリプトにアクセスするためのコマンドを実行。
php -S localhost:8000 -t C:\path-to-your-scripts -c C:\path-to-php\php.ini
サポートされているSQL の詳細は、ヘルプドキュメントを参照してください。上のサンプルは、PHP community documentation for all ODBC functions のAmazon S3 に特化したものです。