Jetty コネクションプールからAzure Analysis Services データに連携。

こんにちは！ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for AAS は、Java Web アプリケーションに簡単に統合して利用することができます。本記事では、Jetty でドライバーをコネクションプールとして設定することで、効率的にAzure Analysis Services データをアプリケーションで連携利用する方法を説明します。Jetty でJNDI resource for AAS を設定します。

DBC Driver for AAS を JNDI Data Source として設定

次の手順で、Jetty とAzure Analysis Services の接続を確立します。

1. Jetty ベースでJNDI モジュールを有効化します。JNDI を有効化するコマンドラインは以下の通り:

   java -jar ../start.jar --add-to-startd=jndi
2. JDBC Driver の.jar ファイルと.lic ファイル（インストールディレクトリのlib フォルダ下）をcontext path のlib フォルダに配置します。
3. リソースおよびスコープを宣言します。リソース宣言で必要な接続プロパティを入力します。この例では、Azure Analysis Services データソースをWeb アプリケーションのWEB-INF\jetty-env.xml レベルにdeclare しています。
   <Configure id='azureanalysisservicesdemo' class="org.eclipse.jetty.webapp.WebAppContext"> <New id="azureanalysisservicesdemo" class="org.eclipse.jetty.plus.jndi.Resource"> <Arg><Ref refid="azureanalysisservicesdemo"/></Arg> <Arg>jdbc/azureanalysisservicesdb</Arg> <Arg> <New class="cdata.jdbc.aas.AASDriver"> <Set name="url">jdbc:aas:</Set> <Set name="URL">asazure://REGION.asazure.windows.net/server</Set> </New> </Arg> </New> </Configure>

   Azure Analysis Services（AAS）接続プロパティの取得・設定方法

   接続するには、認証に加えて、Url プロパティを有効なAzure Analysis Services サーバー（例えばasazure://southcentralus.asazure.windows.net/server）に設定します。必要に応じて、Database プロパティを設定して、サーバー上のどのAzure データベースに接続するかを指定できます。

   Azure Analysis Services はOAuth 認証標準を使用します。CData 製品では組込みOAuth が利用できるので、接続プロパティを設定することなく接続を試行するだけで、ブラウザ経由でAAS に認証できます。詳しい設定方法については、ヘルプドキュメントの「Azure Analysis Services への認証」セクションを参照してください。

4. Web xml でリソースを設定します:

   jdbc/azureanalysisservicesdb javax.sql.DataSource Container

5. これで、java:comp/env/jdbc/azureanalysisservicesdb へのルックアップでAzure Analysis Services データにアクセスできます: InitialContext ctx = new InitialContext(); DataSource myazureanalysisservices = (DataSource)ctx.lookup("java:comp/env/jdbc/azureanalysisservicesdb");

Jetty にさらに統合

ここでは、シンプルなコネクションプーリングシナリオでのドライバーの接続について説明しました。追加での連携ケースについては、Jetty ドキュメントのWorking with Jetty JNDI 　参照してください。