Squirrel SQL Client からAzure Data Lake Storage データに連携
Azure Data Lake Storage に接続し、Squirrel SQL Client でクエリを実行します。
古川えりか
コンテンツスペシャリスト
最終更新日:2022-10-03
CData
こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData JDBC Driver for ADLS を使用して、Squirrel SQL Client などのツールでAzure Data Lake Storage へのクエリを実行できます。この記事では、JDBC data source for ADLS を作成し、クエリを実行します。
JDBC Driver for ADLS を追加する
以下のステップに従ってドライバーJAR を追加します。
- Squirrel SQL で[Windows]->[View Drivers]と進みます。
- プラスアイコンをクリックし、[Add Driver]ウィザードを開きます。
- [Name]ボックスで、CData JDBC Driver for ADLS のようなドライバーのわかりやすい名前を入力します。
- [Example URL]ボックスで、jdbc:adls: と入力します。
- [Extra Class Path]タブで[Add]をクリックします。
- 表示される[file explorer]ダイアログで、インストールディレクトリのlib サブフォルダにあるドライバーのJAR ファイルを選択します。
- [List Drivers]をクリックして[Class Name]メニューにドライバーのクラス名(cdata.jdbc.adls.ADLSDriver) を入力します。
接続プロパティを定義する
以下のステップに従って、接続プロパティをドライバーエイリアスに保存します。
- [Windows]->[View Aliases]と進みます。
- エイリアスが一覧表示されているペインで、プラスアイコンをクリックします。
表示される[Add Alias]ウィザードで、JDBC ドライバーには以下のフィールドが要求されます。
- Name:CData Azure Data Lake Storage Source のようなエイリアスの名前を入力します。
- Driver:CData JDBC Driver for ADLS を選択します。
- URL:jdbc:adls: と入力します。
- 追加のプロパティを定義する場合は、[Properties]をクリックします。
- 表示されるダイアログの[Driver properties]タブで、[Use driver properties]のチェックボックスを選択します。
- [Specify]カラムで必要な接続プロパティのチェックボックスを選択します。
Azure DataLakeStorage 接続プロパティの取得・設定方法
Azure DataLakeStorage Gen 1 への接続
Gen 1 DataLakeStorage アカウントに接続するには、はじめに以下のプロパティを設定します。
- Schema:ADLSGen1 を指定。
- Account:アカウント名に設定。
- AzureTenant:テナントId に設定。Azure Portal 内のAzure Data Lake プロパティから取得できます。
- Directory:(オプション)複製したファイルを格納するためのパスを設定。指定しない場合は、ルートディレクトリが使用されます。
Azure DataLakeStorage Gen 1 への認証
Gen 1 は、認証方法としてAzure Active Directory OAuth(AzureAD)およびマネージドサービスID(AzureMSI)をサポートしています。認証方法は、ヘルプドキュメントの「Azure DataLakeStorage Gen 1
への認証」セクションを参照してください。
Azure DataLakeStorage Gen 2 への接続
Gen 2 DataLakeStorage アカウントに接続するには、はじめに以下のプロパティを設定します。
- Schema:ADLSGen2 に設定。
- Account:ストレージアカウント名に設定。
- FileSystem:このアカウントで使用するファイルシステム名に設定。例えば、Azure Blob コンテナ名など。
- Directory:(オプション)複製したファイルを格納するためのパスを設定。指定しない場合は、ルートディレクトリが使用されます。
Azure DataLakeStorage Gen 2 への認証
Gen 2は、認証方法としてアクセスキー、共有アクセス署名(SAS)、Azure Active Directory
OAuth(AzureAD)、マネージドサービスID(AzureMSI)など多様な方法をサポートしています。AzureAD、AzureMSI での認証方法は、ヘルプドキュメントの「Azure DataLakeStorage Gen 2
への認証」セクションを参照してください。
アクセスキーを使用した認証
アクセスキーを使用して接続するには、AccessKey プロパティを取得したアクセスキーの値に、AuthScheme を「AccessKey」に設定します。
Azure ポータルからADLS Gen2 ストレージアカウントのアクセスキーを取得できます。
- Azure ポータルのADLS Gen2 ストレージアカウントにアクセスします。
- 設定で「アクセスキー」を選択します。
- 利用可能なアクセスキーの1つの値を「AccessKey」接続プロパティにコピーします。
共有アクセス署名(SAS)
共有アクセス署名を使用して接続するには、SharedAccessSignature プロパティを接続先リソースの有効な署名に設定して、AuthScheme を「SAS」に設定します。
共有アクセス署名は、Azure Storage Explorer などのツールで生成できます。
以下は一般的な接続文字列です。
jdbc:adls:Schema=ADLSGen2;Account=myAccount;FileSystem=myFileSystem;AccessKey=myAccessKey;InitiateOAuth=GETANDREFRESH
- [OK]をクリックし、表示されるダイアログで[connect]をクリックして接続を確認します。
スキーマを検出しAzure Data Lake Storage データをクエリする
メタデータが読み込まれると、Azure Data Lake Storage データソースの新しいタブが表示されます。[Objects]サブタブでは、使用可能なテーブルやビューなどのスキーマ情報を見つけることができます。
テーブルデータを表示するには[Objects]タブでテーブルを選択します。その後、テーブルデータが[Content]タブのグリッドに読み込まれます。
SQL クエリを実行するには、[SQL]タブにクエリを入力し、[Run SQL](ランナーアイコン)をクリックします。例:
SELECT FullPath, Permission FROM Resources WHERE Type = 'FILE'
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