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IBM DB2 ODBC Driver は、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなIBM DB2 のデータに直接接続できる高機能なツールです。

標準のODBC Driver インターフェースを使用して、IBM DB2 にアクセスします。

データ統合ツールQlik Replicate を使ってDB2 のデータをMySQL にレプリケートする方法

Qlik Replicate でDB2 をMySQL にレプリケートする方法。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2023-09-07
db2 ロゴ

CData

odbc ロゴ画像
Qlik Replicate ロゴ

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

Qlik Replicate はBI ツールのQlik Sense で有名な、Qlik 社が提供するデータ分析基盤のためのデータパイプライン・データ統合ツールです。主要なプラットフォームに多く対応しているのが特徴で、AWS・GCP・Azure・Oracle・Snowflake などのDWH に各種データを取り込むことが可能です。

Qlik Replicate ではODBC インターフェースが用意されているので、CData ODBC Driver for DB2 と組み合わせることで、各種クラウドサービスのAPI にアクセスすることができるようになります。本記事では、CData ODBC ドライバを使ってQlik Replicate からDB2 データをMySQL にレプリケートする方法をご紹介します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. DB2 をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにDB2 データを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてDB2 の接続を設定、2.Qlik Replicate 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとDB2 への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからDB2 ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

インストール後、ODBC DSN(データソース名)で接続プロパティを設定します。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および設定できます。

DB2 への接続には以下を入力します:

  • Server: DB2 が稼働しているサーバー。
  • Port: DB2 サーバーのポート。
  • Database: DB2 のデータベース。
  • User: DB にアクセスする権限のあるユーザー名。
  • Password: DB にアクセスする権限のあるユーザーのパスワード。

対応するDB2 のドライバーをインストールする必要があります。

  • Windows: IBM Data Server Provider for .NET

    Windows では、IBM Data Server Provider をインストールするだけで十分です。インストールがmachine.config への書き込みを行います。

  • Java: IBM Data Server Driver for JDBC

    Java では、IBM Data Server Driver JAR をアプリケーションのwww\WEB-INF\lib\ フォルダに配置する必要があります。

パスワード方式によるSSH 接続

パスワード方式によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。

  • User: DB2 のユーザ
  • Password: DB2 のパスワード
  • Database: DB2 の接続先データベース
  • Server: DB2 のサーバー
  • Port: DB2 のポート
  • UserSSH: "true"
  • SSHAuthMode: "Password"
  • SSHPort: SSH のポート
  • SSHServer: SSH サーバー
  • SSHUser: SSH ユーザー
  • SSHPassword: SSH パスワード

接続文字列形式では以下のようになります。

Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=testUseSSH=true;SSHAuthMode=Password;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHPassword=sshpasswd;

公開鍵認証方式方式によるSSH 接続

公開鍵認証によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。

  • User: DB2 のユーザ
  • Password: DB2 のパスワード
  • Database: DB2 の接続先データベース
  • Server: DB2 のサーバー
  • Port: DB2 のポート
  • UserSSH: "true"
  • SSHAuthMode: "Public_Key"
  • SSHClientCertType: キーストアの種類
  • SSHPort: SSH のポート
  • SSHServer: SSH サーバー
  • SSHUser: SSH ユーザー
  • SSHClientCert: 秘密鍵ファイルのパス

接続文字列形式では以下のようになります。

Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=test;UseSSH=true;SSHAuthMode=Public_Key;SSHClientCertType=PUBLIC_KEY_FILE;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHClientCert=C:\Keys\key.pem;

Qlik Replicate にODBC データソースを追加

CData ODBC ドライバの設定が完了したら、Qlik Replicate を立ち上げてレプリケーション構成を進めていきましょう。Qlik Replicate ではタスクという単位でレプリケーション処理を構成していきますが、まずタスクで利用するデータソースとレプリケーション先のコネクション情報を登録する必要があるので、この設定を行います。

  1. Qlik Replicate の管理画面に移動したら、 「Manage Endpoint Connections…」をクリックします。 データソースをQlik Replicate に追加
  2. その後表示される画面で、「+New Endpoint Connection」をクリック。この画面からデータソースとレプリケーション先(ターゲット)のコネクションを構成していきます。 データソースをQlik Replicate に追加
  3. まずはデータソースとなるDB2 へのコネクションを構成します。前述の通り、DB2 への連携はCData ODBC ドライバを経由して行うため、「Role:Source」「Type:ODBC」でコネクションを構成します。 エンドポイントのロールとタイプを指定
  4. そして、事前に構成しておいたDB2 のDSN を指定します。任意のName を指定したあと、Test Connection がパスできれば設定完了です。

MySQL Target 接続を追加

続いて、レプリケーション先となるMySQL へのコネクションも追加します。

  1. 先程と同じように「+New Endpoint Connection」をクリックします。
  2. 「Role: Target」「Type: MySQL」を指定して、Server アドレスやUserName、Password などMySQL 接続に必要な接続情報をそれぞれ指定し、保存します。 MySQL 接続を追加

Task の構成

コネクションの作成が完了したら、実際のレプリケーション処理であるTask の作成を進めていきましょう。

  1. 「+New Task」をクリックし、任意の名称でTask を作成します。Replication Profileは「Unidirectional:単方向」でTask Optionsは「Full Load」を指定します。
  2. 新規Task を作成
  3. タスク作成後の画面で、データソースには先程作成したDB2 のコネクションを、ターゲットにはMySQL のコネクションを、ドラッグドロップでそれぞれ指定します。
  4. Task の設定画面

レプリケーション対象のテーブルを選択

データソースとターゲットを決めたら、レプリケーション対象のテーブルを指定しましょう。

  1. 「Table Selection」をクリックします。
  2. Table Selection をクリック
  3. 「Search」をクリックして、対象となるテーブルを検索します。以下のようにDB2 のテーブル一覧が表示されるので、任意のテーブルを選択していきます。
  4. テーブルを検索
  5. これで以下のように選択されればOK です。ちなみにデフォルトではテーブルの全レコード・全カラムをレプリケーションしますが、Global Rules から細かな条件や項目の設定がチューニング可能です。
  6. テーブルを選択

作成したTask を実行

それでは作成したTask を実際に実行してみましょう。

  1. 「Run」をクリックすることで、レプリケーションを開始できます。
  2. Run をクリック
  3. レプリケーションが進むとMonitor 画面に遷移し、レプリケーション結果を確認できます。Completed が表示されればOKです。
  4. 実際にMySQL のテーブルを確認してみると、以下のようにテーブルが自動生成され、データが正常に複製されていました。
  5. MySQL 画面

おわりに

このようにCData ODBC ドライバを利用することで、各種クラウドサービスをQlik Replicate の接続先として利用できるようになります。 CData ではDB2 以外にも270種類以上のデータソース向けにODBC Driver を提供しています。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

日本のユーザー向けにCData Sync は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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