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ThoughtSpot からHCL Domino に接続して、データを可視化する方法

CData Connect Cloud を使ってHCL Domino リアルタイムデータに接続し、ThoughtSpot でカスタムレポートを作成します。

赤塚誠二
パートナーサクセスエンジニア

最終更新日:2024-04-22
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CData

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ThoughtSpot ロゴ

こんにちは!パートナーサクセス担当の赤塚です。

ThoughtSpot は、日本語にも対応しているGoogle のような直感的な検索機能と、AI による支援でSQL 無しでデータ分析ができるBI プラットフォームです。

ThoughtSpot ではSaaS などのデータが保存されたデータウェアハウスやデータベースに対して接続を行う構成が一般的ですが、CData Connect Cloud の連携により、データウェアハウスを介さずにSaaS との直接連携が可能になるため、ETLなどのパイプラインやデータ基盤を持たない企業でも素早くデータ活用が始められます。

CData Connect Cloud とは?

CData Connect Cloud は、以下のような特徴を持ったクラウド型のリアルタイムデータ連携製品です。

  • SaaS やクラウドデータベースを中心とする150種類以上のデータソース
  • BI、アナリティクス、ETL、ローコードツールなど30種類以上のツールやアプリケーションから利用可能
  • リアルタイムのデータ接続に対応。データの複製を作る必要はありません
  • ノーコードでシンプルな設定

詳しくは、こちらの製品資料をご確認ください。

Connect Cloud アカウントの取得

以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。


Connect Cloud からHCL Domino への接続

CData Connect Cloud では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続できます。

  1. Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。 コネクションの追加
  2. 「Add Connection」パネルから「HCL Domino」を選択します。 データソースの選択
  3. 必要な認証プロパティを入力し、HCL Domino に接続します。

    Domino 接続プロパティの取得・設定方法

    接続の前に

    CData 製品を経由してDomino に接続するには、「Proton コンポーネント」のインストールが必要です。通常、 Proton はAppDev パックの一部として配布されています。Proton またはAppDev パックの入手およびインストール方法については、HCL のドキュメントを参照してください。

    CData 製品は匿名アクセス、またはクライアント証明書の提供によりProton を認証できます。 これらのオプションは両方ともDomino で特定の設定が必要です。

    次の2セクションでは、接続に必要な事前設定について説明します。使用したい認証方法に対応するセクションを参照してください。

    クライアント証明書による認証の設定

    クライアント証明書による認証では、CData 製品は専用のユーザーアカウントとして接続します。このユーザーには、接続するすべてのデータベースに対するdesigner またはそれ以上のアクセス権が付与する必要があります。

    また、CData 製品を使用するためにはユーザーがインターネット証明書を取得する必要があります。サーバーコンソールで以下のコマンドを実行することで、Proton にこの証明書を作成させることができます。 APPUSER はCData 製品でアクセス設定するユーザーアカウント名、ADMINISTRATOR は証明書を受け取るユーザー名です。

    load proton --setupclient "APPUSER" --sendto "ADMINISTRATOR"

    新しい証明書は、Notes のADMINISTRATOR メールボックスから利用できます。証明書は、クライアント証明書(clientcert)およびキー(clientkey)の2ファイルに分けて送信される場合があります。 キーファイルのテキストを証明書ファイルの末尾にコピーアンドペーストして、2つのファイルを結合する必要があります。

    匿名認証の設定

    匿名アクセスでは、CData 製品はAnonymous という一般的なユーザーアカウントで接続します。 接続するすべてのデータベースには、次の2つの権限が設定される必要があります。

    • Anonymous ユーザーには、designer またはそれ以上のデータベースへのアクセス権が付与される必要があります。
    • データベースは、Maximum Internet name and password オプションがdesigner またはそれ以上のアクセスに設定される必要があります。 この設定は、データベースのAccess Control List オプションのAdvanced タブにあります。

    Domino への接続

    接続するには以下を設定します。

    • Server:Proton サービスを使ってDomino を実行中のサーバーのIP アドレス。
    • Port:Proton サービスがリッスンしているポート番号。
    • Database:.nsf 拡張子を含むデータベースファイル名。
    • SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能なTLS/SSL 証明書に設定。コンピュータによって信頼されていない他の証明書はすべて拒否されます。または、"*" を設定するとすべての証明書を受け入れます。

    Domino への認証

    CData 製品は、クライアント証明書を使用してProton に認証することも、匿名アクセスで認証することも可能です。

    クライアント証明書による認証

    クライアント証明書で認証するには以下を設定します。

    • AuthSchemeSSLCertificate に設定。
    • SSLClientCertType:これは、証明書ファイルの形式と一致する必要があります。 通常、.pem 証明書の場合はPEMKEY_FILE、.pfx 証明書の場合はPFXFILE のいずれかになります。
    • SSLClientCert:証明書ファイルへのパス。

    匿名認証

    匿名認証を使用するには、AuthSchemeAnonymous に設定します。

    コネクションを設定
  4. Create & Tast をクリックします。
  5. 「Add HCL Domino Connection」ページの「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

コネクションの設定が完了したら、ThoughtSpot からHCL Domino データへの接続準備は完了です。

HCL Domino データにリアルタイムでThoughtSpot からアクセス

それでは、前のステップで追加した接続設定を使ってThoughtSpot からHCL Domino への接続を作っていきます。設定内容の詳細については以下のリンクでも紹介していますので、つまづいた場合はぜひご利用ください。

Connect Cloud からThoughtSpot への接続方法

以下の項目を設定します。

  • ホスト:tds.cdata.com
  • ポート:14333
  • ユーザー:CData Connect のユーザー名を入力します。ユーザー名は、Connect Cloud の画面の右上に表示されています。例:test@cdata.co.jp
  • パスワード:Settings のAccess Tokens ページで生成したPAT を入力します。
  • データベース:先ほど作成対したConnect Cloud データソースのコネクション名を入力します。例:HCL Domino1
ThoughtSpot で新しいデータソースを作成

接続設定が完了したら、分析したいテーブルを選択しましょう。テーブルを選択後、「接続を作成」をクリックします。

分析したいテーブルを選択

これで、ThoughtSpot からHCL Domino への接続を作成できました。完了すると、「接続」ページに作成した接続が表示されます。

接続ページに作成した接続の情報が表示されている

接続が追加できたら、右上の「Search Data」から自然言語で質問するだけで、AI がいい感じに可視化を作成してくれます。

Search Data から可視化を作成

任意:メタデータの取得に時間がかかるときの対処法

ThoughtSpot に登録した接続情報が多く、ThoughtSpot から CData Connect Cloud への接続時にメタデータの取得で時間がかかるときがあります。その場合、以下のようにCData Connect Cloud のVirtual Databases 機能を使って作成したテーブルをThoughtSpot からの接続時に指定することでパフォーマンスを改善できます。

Connect Cloud のVirtual Datasets 画面

Virtual Databases への接続情報は以下のスクリーンショット内のView Endpoints から確認できます。

データセット設定内のView Endpoints ボタン

ThoughtSpot からHCL Domino データにリアルタイム連携

これで、可視化の作成は完了です。あとは、HCL Domino から自在にデータを取得して、ThoughtSpot での可視化・分析・ダッシュボード構築に活用できます。

クラウドアプリケーションから150を超えるSaaS、ビッグデータ、NoSQL データソースへのリアルタイムデータ連携の実現には、CData Connect Cloud の30日間無償トライアルをぜひお試しください。

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