CData ODBC drivers は、幅広い種類のデータソースのデータを扱うことを可能にします。この記事では、EnterpriseDB に接続してQlikView でデータビジュアライゼーションを作成する簡単な手順を説明します。
EnterpriseDB データをチャートに連携
下記の手順では、SQL クエリ結果をQlikView のビジュアライゼーションに提供します。
この記事では、次のクエリを使って棒グラフを作成します:
SELECT ShipName, ShipCity FROM Orders WHERE ShipCountry = 'USA'
未指定の場合は、初めにODBC DSN (data source name) で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。
データに接続するには、以下の接続プロパティが必要です。
- Server: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
- Port: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。
オプションで、以下を設定することもできます。
- Database: EnterpriseDB サーバーに接続する場合のデフォルトのデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。
Basic 認証による接続
Basic 認証を使って認証するには、以下を設定します。
- User:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
- Password:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。
SSL 認証による接続
SSL 認証を利用して、セキュアなセッションを介してEnterpriseDB データに接続できます。以下の接続プロパティを設定して、データに接続します。
- SSLClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定します。クライアントとサーバーの両方のマシンでトラストストアとキーストアが保持される2-way SSL の場合に使用されます。
- SSLClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
- SSLClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のSubject。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
- SSLClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
- SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能な証明書。
Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターで必要なプロパティを設定する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。
- ツールバーで[Edit Script]ボタンをクリックして接続を追加します。
- [Data]タブの[Database]メニューから[ODBC]を選択して[Connect]をクリックします。
- ダイアログが表示されたら、[DSN]を選択します。次のようなコマンドが生成されます:
ODBC CONNECT TO [My DSN];
- [Select]をクリックして[SELECT statement]ウィザードでクエリをビルドします。あるいは、SQL コマンドを使ってクエリを直接スクリプトに入力できます。
- スクリプトエディタを閉じてドキュメントをリロードし、スクリプトを実行します。
- [Tools]>[Quick Chart Wizard]をクリックします。ウィザードでチャートの種類を選択します。この例では棒グラフを使います。
- [First Dimension]メニューでShipName を選択します。
- 必要なサマリー機能をクリックし、メニューでShipCity を選択します。
ウィザードを終了してチャートを生成します。