Crystal Reports でOracle Service Cloud データに連携して帳票を作成

こんにちは！ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Crystal Reports には、JDBC 標準向けのサポートが組み込まれています。この記事では、Oracle Service Cloud の機能を持つ帳票を作成するレポート作成ウィザードの使い方を説明します。

Oracle Service Cloud JDBC Driver のインストール

CData JDBC Driver for OracleServiceCloud を、ドライバーのJAR をCrystal Reports のクラスパスに含めてインストール：DataDriverCommonElement の下のClassPath element のパスに、 .jar を含むファイルのフルパスを追加します。

CRConfig.xml は通常C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\SAP BusinessObjects Enterprise XI 4.0\java に配置されます。— パスはインストールによって若干異なる場合があります。ドライバーのJAR はインストールディレクトリの［lib］サブフォルダ内にあります。

ClassPath にJAR を追加したら、Crystal Reports を再起動します。

Oracle Service Cloud データに接続

下記の手順に従って、レポート作成ウィザードを使ってOracle Service Cloud 接続を作成します。

1. 新しい空の帳票で、［Create New Connection］>［JDBC (JNDI)］をクリックします。

2. ウィザードでJDBC 接続URL を選択します。

   jdbc:oracleservicecloud:Url=https://abc.rightnowdemo.com;User=user;Password=password;

3. ドライバーのクラス名を設定：

   cdata.jdbc.oracleservicecloud.OracleServiceCloudDriver

   Oracle Service Cloud への認証には、以下を設定する必要があります。

   • Url：接続するアカウントのURL。
   • User：認証するアカウントのユーザー名。
   • Password：認証するアカウントのパスワード。

帳票をデザイン

JDBC 接続をOracle Service Cloud に追加したら、レポート作成ウィザードを使ってOracle Service Cloud を帳票に追加できます。

1. 帳票に必要なテーブルやフィールドを選択して、データソースを設定します。この例では、Accounts テーブルのId およびLookupName カラムを使います。

2. チャートの種類を設定 ウィザードを完了すると、Crystal Reports はOracle Service Cloud データ に実行されるSQL クエリをビルドします。ドライバーは、ライブOracle Service Cloud データ に対してクエリを実行します。

3. 必要に応じて、ほかのフィルタや帳票テンプレートを設定します。

4. データのインポートが終わったら、データをサマライズもしくはソートするチャートやレポートオブジェクトを作成できます。［Insert］>［Chart］をクリックして、チャートエキスパートを開きます。Total LookupName by Id を表すグラフを作成するには、Id を［On Change Of］メニューセレクションの下のボックスに追加してからLookupName を［Show Values］の下のボックスに追加します。

完成した帳票をプレビューして、チャートにデータが入っていることを確認します。Null 値を取り除きたい場合は、SelectionFormula を使います。