製品をチェック

製品についての詳細情報や無償トライアルをご案内します:

CData Sync

データ連携でお困りですか?

お問い合わせ

Ponparemall Data をHeroku にレプリケーションして、Salesforce Connect から利用する方法


Ponparemall data をHeroku 上のPostgreSQL にレプリケーションして、Salesforce Connect を使用していSalesforce からデータ連携。


古川えりか
コンテンツスペシャリスト

ponparemall ロゴ画像

CData Sync

sync ロゴ画像
Salesforce ロゴ画像

Data Sync は、いろいろなシナリオのデータレプリケーション(同期)を行うことができるスタンドアロンのアプリケーションです。例えば、sandbox および本番インスタンスのデータをデータベースに同期することができます。Ponparemall data をHeroku 上のPostgreSQL に同期することで、Salesforce の通常オブジェクトに加えて、Salesforce 外部オブジェクト(Salesforce Connect)としてPonparemall データへのアクセスが可能になります。

要件

本レプリケーション例では、次が必要です:

  1. CData Sync (試用版もしくは商用版)、およびPonparemall のレプリケーションに必要なライセンス。
  2. Heroku Postgress を含むHeroku app および、Heroku Connect アドオン許可。
  3. Salesforce アカウント。

レプリケーション同期先の設定

CData Sync を使って、Ponparemall data をHeroku 上のPostgreSQL データベースにレプリケーションできます。本記事では、Heroku 上の既存のPostgreSQL を使用します。PostgreSQL データベースをレプリケーション先に指定するには、[接続]タブから進みます。

  1. [同期先]タブをクリックします。
  2. PostgreSQL を同期先として選択します。

    PostgreSQL への接続には、Port(デフォルトでは5432)、およびデータベース接続プロパティを設定し、サーバーに認証するuser およびpassword を設定します。データベースプロパティが指定されていない場合には、ユーザーのデフォルトデータベースに接続します。

  3. 接続のテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします。 PostgreSQL データベースの接続設定。
  4. [変更を保存]をクリックします。

Ponparemall 接続の設定

データソース側にPonparemall を設定します。[接続]タブをクリックします。

  1. [接続の追加]セクションで[データソース]タブを選択します。
  2. Ponparemall アイコンをデータソースとして選択します。プリインストールされたソースにPonparemall がない場合には、追加データソースとしてダウンロードします。
  3. 接続プロパティに入力をします。

    Ponparemall に接続するには、ShopUrl、InventoryUserId、InventoryPassword、OrderUserId、OrderPassword、PaymentUserId、およびPaymentPassword が必要です。

    Ponparemall へのアクセスの設定

    Ponparemall には各API のId とPassword が必要です。取得するには、以下の手順に従ってください。

    • Ponparemall Manager にログインし、メニューの「各種申請」の「WebAPI利用申請」をクリックします。
    • Web API メニューの「WebAPIサービス利用申請」をクリックし、利用申請を行います。
    • 後日、Ponparemall から必要なId とPassword が送られてきます。

    Ponparemall アカウントの認証

    次の接続プロパティを設定して接続します。

    • ShopUrl:接続先のPonparemall Shop URL を設定。「http://storetst4.ponparemall.com/sample/」に含まれる「sample」の部分を入力します。
    • InventoryUserId:「在庫API」のユーザID を設定。このプロパティは、Inventory テーブルにアクセスする場合に必要です。
    • InventoryPassword:「在庫API」のパスワードを設定。このプロパティは、Inventory テーブルにアクセスする場合に必要です。
    • OrderUserId:「受注API」のユーザID を設定。このプロパティは、Orders テーブルにアクセスする場合に必要です。
    • OrderPassword:「受注API」のパスワードを設定。このプロパティは、Orders テーブルにアクセスする場合に必要です。
    • PaymentUserId:「決済API」のユーザID を設定。このプロパティは、Payments テーブルにアクセスする場合に必要です。
    • PaymentPassword:「決済API」のパスワードを設定。このプロパティは、Payments テーブルにアクセスする場合に必要です。
    データソースの接続設定(NetSuite の例)。
  4. [接続のテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします。
  5. [変更を保存]をクリックします。

Ponparemall インスタンス毎のクエリの設定

Data Sync はレプリケーションをコントロールするSQL クエリを簡単なGUI 操作で設定できます。 レプリケーションジョブ設定には、[ジョブ]タブに進み、[ジョブを追加]ボタンをクリックします。 次にデータソースおよび同期先をそれぞれドロップダウンから選択します。 レプリケーションジョブのソースおよび同期先を選択。

テーブル全体をレプリケーションする

テーブル全体をレプリケーションするには、[テーブル]セクションで[テーブルを追加]をクリックします。表示されたテーブルリストからレプリケーションするテーブルをチェックします。

テーブル全体をレプリケーション(NetSuite の例)。

テーブルをカスタマイズしてレプリケーションする

レプリケーションはテーブル全体ではなく、カスタマイズが可能です。[変更]機能を使えば、レプリケーションするカラムの指定、同期先でのカラム名を変更しての保存、ソースデータの各種加工が可能です。レプリケーションのカスタマイズには、ジョブの[変更]ボタンをクリックしてカスタマイズウィンドウを開いて操作を行います:

  • チェックボックスでフィールドを追加もしくは削除 Choose which fields to replicate.
  • カラムリストの下に新しく計算されたフィールドを追加する Add a computed field.
  • フィルタセクションを利用してフィルタを追加する Add a replication filter.

インターフェースを使って変更を行うと、レプリケーションのSQL クエリは以下のようなシンプルなものから:

REPLICATE [Orders]

次のような複雑なものになります:

REPLICATE [Orders] SELECT [OrderNumber], [OrderStatus] FROM [Orders] WHERE [DateRangeSearchColumn] = 2

レプリケーションのスケジュール起動設定

[スケジュール]セクションでは、レプリケーションジョブの自動起動スケジュール設定が可能です。反復同期間隔は、15分おきから毎月1回までの間で設定が可能です。

スケジュール起動設定。

レプリケーションジョブを設定したら、[変更を保存]ボタンを押して保存します。複数のPonparemall data のジョブを作成して、Salesforce の外部オブジェクトとして利用可能です。

外部オブジェクトとしてPonparemall Data レプリケーションにアクセス

Ponparemall data がHeroku 上のPostgreSQL データベースとしてレプリケーションされたので、Heroku のOData インターフェースを設定し、Salesforce Connect から外部オブジェクトとしてデータ連携できるようにします。

Heroku のOData Service を設定します

まずは、Heroku 上のPostgreSQL データベースに複製されたPonparemall data への接続のために、データベースに対しHeroku External Object を設定します。

  1. Heroku ダッシュボードで、[Connect Add-on] をクリックします。
  2. [External Objects]を指定します。はじめてHeroku External Object を使用する場合には、OData Server のログインクレデンシャルを作成するようにナビゲートされます。
  3. OData service URL およびクレデンシャルを確認します。このクレデンシャルをSalesforce Connect 接続時に利用します。
  4. [Data Sources]において、前のプロセスで作成したレプリケーション済みデータベースを設定します。
Heroku Connect でのOData サービスの設定。

詳しくは、こちらのHeroku documentation を参照してください。

Salesforce の外部データソースの設定

Heroku のOData サービスの設定が終わったら、Salesforce Connect を使って、複製されたPonparemall data のデータに外部データソースとして連携します。

  1. Salesforce で設定をクリックします。
  2. Administration (管理)セクションで、[データ]→[外部データソース]をクリック。
  3. データソースパラメータプロパティを設定します:
    • External Data Source: Salesforce UI に表示される名前
    • Name: API の一位の識別子
    • Type: Salesforce Connect: OData 4.0
    • URL: Heroku Connect のOData エンドポイント
    • Format: JSON
  4. 認証の設定:
    • Identity Type: Named Principal
    • Authentication Protocol: Password Authentication
    • Username: Heroku Connect username
    • Password: Heroku Connect password
  5. [保存]をクリック。
Salesforce 外部オブジェクトの設定。

Ponparemall オブジェクトの同期

Salesforce の外部データソース登録が終わったら、次の方法でPonparemall 外部データソースに変更を反映させます。Ponparemall テーブルの定義とPonparemall 外部オブジェクトの定義を同期します。

  1. 作成した外部データソースのリンクをクリック。
  2. [Validate and Sync]をクリック
  3. Ponparemall テーブルを選択して、[同期]をクリックします。
外部データソースの同期。

Salesforce オブジェクトとしてPonparemall Data にアクセス

これで、レプリケーションされたPonparemall エンティティに対して、Salesforce の通常オブジェクトと同じように外部オブジェクトとしてアクセスが可能になりました。

是非、CData Sync の30日の無償評価版 をダウンロードして、Salesforce との連携をお試しください!