BizTalk でSFTP にストアドプロシージャを実行する
CData BizTalk Adapter が提供するストアドプロシージャを使用して、BizTalk のSFTP を自動化できます。ストアドプロシージャは、基盤となるAPI で使用できるアクションを実装しています。
加藤龍彦
デジタルマーケティング
最終更新日:2021-07-17
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
ストアドプロシージャは、SELECT 、INSERT 、UPDATE 、DELETE としては表すことができないSFTP アクションを実装します。この記事では、ストアドプロシージャ用のスキーマを作成する方法を説明します。このスキーマを使用して、送信ポートからストアドプロシージャを実行できます。
プロジェクトにアダプターを追加する
[Add Adapter] ウィザードから、アダプターをVisual Studio のBizTalk サーバープロジェクトに追加します。このアダプターは、ストアドプロシージャへの入力とその結果に関するメタデータを返します。このメタデータを使用してスキーマを作成します。
- [Solution Explorer] の[project] で右クリックし、[Add] -> [Add Generated Items] と進みます。
- [resulting dialog box] の[Add Adapter Metadata] を選択します。
- 表示される[Add Adapter] ウィザードで、リストからアダプターを選択します。
- [Port menu] では、選択を空白のままにします。もしくは、SFTP アダプターを使用するように構成されている受信場所や送信ポートを選択します。
送信ポートまたは受信場所に、認証資格情報と他の接続プロパティが構成されていない場合、[Connection String] ページで、それらを入力します。下は一般的な接続文字列です。
RemoteHost=MyFTPServer;
FTP は、SFTP プロトコルを使用してSFTP サーバーとの間のファイル転送を行います。接続するにはRemoteHost を指定します。FTP
はUser、Password、および公開鍵認証(SSHClientCert)を使用します。 SSHAuthMode を選択し、選択に基づいて接続値を指定します。
次の接続プロパティを設定し、ファイルシステムのリレーショナルビューをコントロールします。
- RemotePath: 現在の作業ディレクトリに設定。
- TableDepth: ビューとしてレポートするサブフォルダの深度を制御するために設定。
- FileRetrievalDepth: ファイルを再帰的に取得し、Root テーブルにリストするために設定。
ストアドプロシージャは、ファイル、のダウンロード、アップロード、およびプロトコルコマンドの送信に利用できます。SQL を使用してサーバーと対話する方法の詳細については、ヘルプドキュメントの「データモデル」を参照してください。
スキーマを作成する
[Add Adapter] ウィザードで接続プロパティを入力すると、[Schema] ウィザードが表示されます。
- 次の[Schema Information] のページでは、SFTP アダプターを使用するために構成した送信ポートを選択します。
- CData SFTP アダプターが要請応答送信ポートで構成されている場合、[One-Way] オプションを無効にします。
- [Command Type] メニューで、ストアドプロシージャを選択します。
- メニューからストアドプロシージャを選択し、インプットパラメータの値を入力します。
- ウィザードで表示される概要の設定を確認して[Finish] をクリックし、schema.xsd ファイルを作成します。
スキーマを処理する
BizTalk アプリでスキーマを使用する際は、こちらのチュートリアルをご覧ください。