CData ODBC Drivers でSharePoint とDynamics CRM 間の連携を短期間で構築

富士通グループのグローバルコミュニケーション基盤とインシデント管理基盤間の双方向データ連携により、システムのユーザビリティ向上と現場からの製品ノウハウを全社で共有

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日本トップクラスのIT企業として幅広い製品・サービスを提供されている株式会社富士通エフサスにおいて、10,000人以上が利用する社内インシデント管理システムにCData ドライバー製品を導入いただきました。 導入にあたり、富士通グループで運用されているMicrosoft SharePoint 、Dynamics CRM 間をCData ODBC Drivers を使ってシームレスな同期を実現しています。

FSAS連携イメージ

Challenge:

  • ユーザーフレンドリーな社内システムの問い合わせ窓口
  • 現場SE のノウハウの全社共有

Solution:

  • ユーザーポータル→SharePoint
  • インシデント管理→Dynamics CRM
  • クラウドサービス間をCData で同期

SharePoint とDynamics CRM 間のデータ連携ニーズ

富士通グループではグローバルコミュニケーション基盤としてSharePoint、インシデント管理基盤としてDynamics CRMを各グループカンパニーにクラウドサービスとして提供しています。

富士通エフサスでは、本クラウド基盤を利用して、社内システムのユーザビリティ向上のために社内システムの問い合わせ窓口をグループ内の全社員が慣れ親しんでいるSharePoint上に開設したい、またSEが現場で得た知見を社内のナレッジベースとしてグループ全員に共有したいというニーズがありました。一方、社内システムの問い合わせ管理、および現場SEが発生したトラブルの経過を管理するため、より高度な管理が可能なDynamics CRMを利用したいというニーズもありました。

富士通エフサスでは、CData ODBC Driver for SharePoint、同Dynamics CRM の2製品の導入により、SharePoint とDynamics CRM との間に中継サーバーを立てることで、両システム間のデータ同期を実現し、上記のニーズを満たすシステムを構築されました。

SharePoint とDynamics CRM との連携アプリケーションを開発する上でのボトルネックや、CData 製品選定のポイントをプロジェクトを主導された富士通エフサスビジネスマネジメント本部 CIT 統括部の小路氏、小林氏に伺いました。

Q: システムを構築される上で、どのようなボトルネックがありましたか?

小路氏: API を扱う人材確保、API 連携部分のメンテナンス、ツール利用における価格と習得の時間コストの三つが大きな問題でした。社内にもSharePoint、Dynamics CRM のAPI を扱えるエンジニアはいますが、そういったエンジニアは顧客案件に従事しておりなかなか社内システムの案件で使うことが難しいです。また、API は頻繁に更改されるため、一度連携システムを組んでもAPI が変わるたびにメンテナンスとしてAPI を扱えるエンジニアを投入することには抵抗がありました。そこで大手のEAI ツールの利用を検討したのですがDynamics CRM には対応しているものの、SharePoint には対応していませんでした。また、新しくツールを利用する場合、ツールの価格および習得コストがネックでした。

Q: CData ODBC ドライバーの評価ポイントは?

小林氏: RDBMS/SQL に慣れ親しんだエンジニアが誰でも直観的に扱える点です。API を直接叩かずに標準SQL で操作ができるところが素晴らしいです。 いい意味で不要な機能がなくシンプルな作りとなっている点が我々のようなプロフェッショナルにはうれしいです。 今後のメンテナンス面でもCData ドライバーがAPI の変更に対応してくれる訳ですから安心感があります。コストも比較したEAI ツールの数分の一程度と大変魅力的でした。

Q: 実際にCData ODBC ドライバーを開発に使われてのご感想は?

小林氏: 小林氏:本当にSQLだけでAPI 連携を実現することができたので導入時の想定通りの使い方ができました。また、日本チームの技術サポートも迅速かつ行き届いており、大変安心しています。

Q: 今後の日本のエンタープライズデータ連携について一言おねがいします。

小路氏: 複数のSaas を社内で利用するマルチクラウドの時代だからこそ、このようなシンプルなAPI 連携ツールのニーズは益々高まっていくと思います。 API 連携機能自体をクラウド提供して欲しいというニーズも増えると思います。自社でのサービス提供も含めいろいろと考えていきたいです。

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