CData Excel Add-In for BigCommerce を使えば、Excel から直接BigCommerce への編集や保存が可能になります。この記事では、Excel から BigCommerce にデータを移行する方法を説明します。
BigCommerce のデータを一度Excel にエクスポートして編集・データソースの一括更新を行えるだけではなく、Excel スプレッドシートに保存されているデータを一括でBigCommerce にインポートすることも可能です。
今回の記事では、Customers テーブルを使います。同じことが、CData Excel Add-In で取得できるすべてのテーブルに対して実行可能です。
接続の確立
BigCommerce への接続には、Excel Add-in をインストールしたExcel の[CDATA]タブ→[BigCommerce]アイコンをクリックします。
BigCommerce 認証は標準のOAuth フローに基づいています。
Store ID の取得
BigCommerce Store に接続するには、StoreId が必要です。Store Id を確認するには、以下の手順に従ってください。
- BigCommerce アカウントにログインします。
- ホームページから「Advanced Settings」->「API Accounts」 を選択します。
- 「Create API Account」->「Create V2/V3 API Token」をクリックします。
- 画面にAPI Path という名前のテキストボックスが表示されます。
- テキストボックス内に、次の構造のURL が表示されます:https://api.bigcommerce.com/stores/{Store Id}/v3。
- 上記で示したように、Store Id は'stores/' と'/v3' パスパラメータの間にあります。
- Store Id を取得したら、「キャンセル」 をクリックするか、まだ持っていない場合はAPI Account の作成に進むことができます。
パーソナルアクセストークンの取得
加えて、自分のデータをテストおよびアクセスするには、個人用トークンを取得する必要があります。個人用トークンを取得する方法は次のとおりです。
- BigCommerce アカウントにログインします。
- ホームページから「Advanced Settings」->「API Accounts」 を選択します。
- 「Create API Account」->「Create V2/V3 API Token」をクリックします。
- アカウント名を入力します。
- 作成するAPI Account の「OAuth Scopes」を選択します。本製品 は"None" とマークされたデータにアクセスできません。また、"read-only" とマークされたデータを変更できません。
- 「保存」をクリックします。
BigCommerce への認証
次に、以下を設定してデータに接続できます。
- StoreId:API Path テキストボックスから取得したStore ID に設定。
- OAuthAccessToken:生成したトークンに設定。
- InitiateOAuth:OFF に設定。
BigCommerce データの取得
BigCommerce にデータを挿入するには、まず該当するBigCommerce のテーブルを取得します。これによりExcel スプレッドシートとBigCommerce のテーブルが連携した状態になります。取得したテーブルに対し変更、もしくは追加した部分は文字が赤でハイライトされます。
- CData リボンからBigCommerce ボタンをクリックします。データ選択ウィザードが表示されます。
- テーブルもしくはビューメニューから、Customers テーブルを選択します。
- [最大行数]に、取得したい最大行数を入力します。データの一括入力だけが目的の場合は1行だけを取得すれば十分です。リクエストどおりにクエリ欄にSQL クエリが表示されます。
- [シート名]に作成されるシートの名前を入力します。デフォルトでは、取得するテーブル名が新しいシート名になります。
BigCommerce へのデータの挿入
データ取得後、既存のExcel で保存されているデータを取得したテーブルの下に追加していきます。
- テーブルの最終行の下の行に、他のシートを参照する式を入力します。例:=MyCustomersSheetInExcel!A1。
- BigCommerce に挿入するセルを参照する式を入力し、セルを取得する行数分ドラグダウンします。テーブルに参照された値が表示されます。
- 挿入する行を選択して、CDATA リボンの[行を挿入]ボタンをクリックします。
各行の挿入が完了すると、Id の値が表示され、追加した値の文字が赤から黒に変わります。