本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →SQL 開発ツールといえば「A5:SQL Mk-2」が有名です。Windows ODBC に強い!というイメージです。多くのエンジニアやIT 担当者に利用されています。 本記事では、Amazon DynamoDB データをCData ODBC Driver を使って、A5:SQL MK-2 からクエリする方法を説明します。
ODBC 接続プロパティの指定がまだの場合は、DSN (データソース名)で接続設定を行います。 Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。 ODBC ドライバーのインストール完了時にODBC DSN 設定画面が立ち上がります。 Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを開いて設定を行うことも可能です。
Amazon DynamoDB への接続には、AccessKey、SecretKey、オプションでDomain とRegion を設定します。 AWS サービスアカウントのセキュリティクレデンシャルページでAccessKey とSecretKey を取得できます。 Region は、DynamoDB にログインしている時の左上に表示されています。
[データベース]→[データベースの追加と削除]を開きます。
[64bit ODBCシステムデータソースを列挙する]にチェックを入れます。システムデータソースを利用するか、ユーザーデータソースを利用するかはどちらでもかまいません。
データベースとして、設定しているODBC DSN がツリービューで表示されます。CData ODBC Driver で設定されたDSN もここに表示されます。
[CData Amazon DynamoDB Sys]をダブルクリップします。データベースログイン画面が開くので、ODBC DSN 設定時に使ったAmazon DynamoDB のユーザーとパスワードでログインします。
Amazon DynamoDB のオブジェクトがテーブル・ビュー・ストアドプロシージャにモデル化されて表示されます。
テーブルを開いてみます。オブジェクトで利用できるデータがカラムとしてモデル化されています。それぞれのカラムにはデータ型の情報も付いています。
これでA5 SQL Mk2 でAmazon DynamoDB データがクエリできます。
対象のテーブル・ビューを右クリックして[SQL の作成]をクリックしてクエリ作成画面を開きます。
SELECT にチェックを入れます。とりあえず全カラムを指定して条件なしでクエリしてみます。
SQL クエリがA5M2 から生成されます。実行ボタンで実行するとAmazon DynamoDB の選択したオブジェクトがクエリされ、データがテーブルとして返されます。
次にフィルタリング条件を付けてみます。SQL の作成画面で「絞り込み条件に利用するカラム」をドロップダウンから選択します。以下の絞り込み条件付きのSQL 文がA5M2から生成されるので、WHERE 句に条件を書いて実行します。
--*DataTitle "Amazon DynamoDB"."(テーブル名)"
--*CaptionFromComment
SELECT
"Id" -- Id
, "LastName" -- LastName
, "FirstName" -- FirstName
, "Name" -- Name
, "Title" -- Title
, "Company" -- Company
, "Status" -- Status
, "Industry" -- Industry
FROM
"AmazonDynamoDB"."Lead"
WHERE
"Company" = '(フィルタリング条件を入力)'
同じ要領でSQL 作成UI からSELECT だけでなく、INSERT、UPDATE、DELETE のクエリが作成できます。JOIN や集計クエリもANSI-92 のSQL で作れます。
このように、CData ODBC Drivers を使うことで、Amazon DynamoDB データを標準SQL でクエリすることができるようになります。是非、CData ODBC Drivers の30日の無償評価版 をお試しください。