本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →
UiPath は高機能なRPA(Robotic Process Automation)製品です。UiPath Studioを使うことで、RPAプログラムをフローチャートを描くように開発することが可能です。
CData ODBC driver を使えば、コーディングなしでUiPath からSharePoint Excel Services への連携フローを設定することができます。UiPath は、ODBC Driver に対してSQL を発行します。発行されたSQL をCData ODBC driver がSharePoint Excel Services へのリアルタイムリクエストに変換し、レスポンスをテーブルデータとして取得します。
この記事では、UiPath Studio を使って、SharePoint Excel Services に連携するRPA プログラムを作成します。
以下のようなUiPath RPA プロジェクトを作成します。
「Connect Activity」を利用して、SharePoint Excel ServicesCData ODBC driverに接続し、顧客リストを取得するSQLを実行。取得したDatatableを「Write CSV Activity」を利用してCSV出力します。
接続プロパティが未設定の場合は、まずODBC DSN(データソース名)で設定します。これはドライバーのインストールの最後の手順です。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。
Authentication セクションのURL、User、およびPassword プロパティを、SharePoint Online、SharePoint 2010、SharePoint 2013 の有効なクレデンシャルに設定します。さらに、Library プロパティを有効なSharePoint Document ライブラリに設定し、File プロパティを指示されたライブラリの有効な.xlsx ファイルに設定する必要があります。
これで、UiPath StudioにSharePoint Excel Services data を接続することができます。作業手順は以下です。
次に先程作成したODBC Connection 情報を使って、ODBC からデータを取り出すクエリを実行するためのExecute Query Activity を作成します。
最後のActivityとして、取得したDataTableをCSV出力するActivityを配置します。[FilePath]に出力するCSVのフォルダパスとファイル名(例:"C:\UiPath\Sample.csv")、DataTableに先程作成したDataTable変数を紐づけます。
あとは各Activityを紐付ければ、SharePoint Excel Services データを出力するRPA プロジェクトの作成は完了です。
RUN をクリックすると、自動的にSharePoint Excel Services のデータを取得し、CSVが生成されます。
このようにCData ODBC Drivers を利用して、簡単にUiPath Studio でSharePoint Excel Services に連携するフローを作成することができます。