この記事では、Excel Add-In for Microsoft Exchange をつかって、Excel からデータを Microsoft Exchange に移行する方法を説明します。
CData Excel Add-In for Microsoft Exchange を使えば、Excel から直接Microsoft Exchange への編集や保存が可能になります。この記事では、Excel から Microsoft Exchange にデータを移行する方法を説明します。 Microsoft Exchange のデータを一度Excel にエクスポートして編集・データソースの一括更新を行えるだけではなく、Excel スプレッドシートに保存されているデータを一括でMicrosoft Exchange にインポートすることも可能です。 今回の記事では、Contacts テーブルを使います。同じことが、CData Excel Add-In で取得できるすべてのテーブルに対して実行可能です。

接続の確立
Microsoft Exchange への接続には、Excel Add-in をインストールしたExcel の[CDATA]タブ→[Microsoft Exchange]アイコンをクリックします。
Exchange への接続には、User およびPassword を指定します。さらに、接続するExchange サーバーのアドレスとサーバーに関連付けられたプラットフォームを指定します。
Microsoft Exchange データの取得
Microsoft Exchange にデータを挿入するには、まず該当するMicrosoft Exchange のテーブルを取得します。これによりExcel スプレッドシートとMicrosoft Exchange のテーブルが連携した状態になります。取得したテーブルに対し変更、もしくは追加した部分は文字が赤でハイライトされます。
- CData リボンからMicrosoft Exchange ボタンをクリックします。データ選択ウィザードが表示されます。
- テーブルもしくはビューメニューから、Contacts テーブルを選択します。
- [最大行数]に、取得したい最大行数を入力します。データの一括入力だけが目的の場合は1行だけを取得すれば十分です。リクエストどおりにクエリ欄にSQL クエリが表示されます。
- [シート名]に作成されるシートの名前を入力します。デフォルトでは、取得するテーブル名が新しいシート名になります。
Microsoft Exchange へのデータの挿入
データ取得後、既存のExcel で保存されているデータを取得したテーブルの下に追加していきます。
- テーブルの最終行の下の行に、他のシートを参照する式を入力します。例:=MyContactsSheetInExcel!A1。
- Microsoft Exchange に挿入するセルを参照する式を入力し、セルを取得する行数分ドラグダウンします。テーブルに参照された値が表示されます。
- 挿入する行を選択して、CDATA リボンの[行を挿入]ボタンをクリックします。
各行の挿入が完了すると、Id の値が表示され、追加した値の文字が赤から黒に変わります。
