この記事では、Excel Add-In for Gmail をつかって、Excel からデータを Gmail に移行する方法を説明します。
CData Excel Add-In for Gmail を使えば、Excel から直接Gmail への編集や保存が可能になります。この記事では、Excel から Gmail にデータを移行する方法を説明します。 Gmail のデータを一度Excel にエクスポートして編集・データソースの一括更新を行えるだけではなく、Excel スプレッドシートに保存されているデータを一括でGmail にインポートすることも可能です。 今回の記事では、Inbox テーブルを使います。同じことが、CData Excel Add-In で取得できるすべてのテーブルに対して実行可能です。

接続の確立
Gmail への接続には、Excel Add-in をインストールしたExcel の[CDATA]タブ→[Gmail]アイコンをクリックします。
Gmail に接続する方法は2つあります。ログインクレデンシャルかOAuth のいずれかを選択する前に、まずGmail のアカウント設定でIMAP アクセスを有効にしてください。詳しくは、ヘルプドキュメントの「はじめに」-「Gmail への接続」を参照してください。
Authentication セクションのUser とPassword プロパティに、有効なGmail ユーザー資格情報を設定します。
あるいは、Password を指定する代わりに、OAuth 認証標準を使います。 個々のユーザーに代わってGoogle API にアクセスするには、埋め込みクレデンシャルを使用するか、独自のOAuth アプリを登録することができます。
また、OAuth を利用することで、Google Apps ドメイン内のユーザーに代わってサービスアカウントを使用して接続することができます。サービスアカウントで認証するには、アプリケーションを登録してOAuth JWT 値を取得する必要があります。
OAuth 値に加え、User を指定する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
Gmail データの取得
Gmail にデータを挿入するには、まず該当するGmail のテーブルを取得します。これによりExcel スプレッドシートとGmail のテーブルが連携した状態になります。取得したテーブルに対し変更、もしくは追加した部分は文字が赤でハイライトされます。
- CData リボンからGmail ボタンをクリックします。データ選択ウィザードが表示されます。
- テーブルもしくはビューメニューから、Inbox テーブルを選択します。
- [最大行数]に、取得したい最大行数を入力します。データの一括入力だけが目的の場合は1行だけを取得すれば十分です。リクエストどおりにクエリ欄にSQL クエリが表示されます。
- [シート名]に作成されるシートの名前を入力します。デフォルトでは、取得するテーブル名が新しいシート名になります。
Gmail へのデータの挿入
データ取得後、既存のExcel で保存されているデータを取得したテーブルの下に追加していきます。
- テーブルの最終行の下の行に、他のシートを参照する式を入力します。例:=MyInboxSheetInExcel!A1。
- Gmail に挿入するセルを参照する式を入力し、セルを取得する行数分ドラグダウンします。テーブルに参照された値が表示されます。
- 挿入する行を選択して、CDATA リボンの[行を挿入]ボタンをクリックします。
各行の挿入が完了すると、Id の値が表示され、追加した値の文字が赤から黒に変わります。
