Linux 上でLDAP にデータ連携するシンプルなGo アプリケーションを作成

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LDAP ODBC Driver

LDAP ODBC ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなLDAP ディレクトリサービスに直接接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインタフェースを使用して、データベースのようにLDAP オブジェクトにアクセスし、任意のObjectClass のカスタムテーブルを定義し、SQL クエリーを実行できます。



CData ODBC Driver for LDAP とunixODBC を使って、LDAP に連携するGo アプリケーションを作成。

Go はオープンソースのプログラミング言語でLInux/Unix マシンに簡単にソフトウェアを構築することを可能にします。 Go とODBC Driver for LDAP およびunixODBC を組み合わせて使うことで、LDAP データにリアルタイム連携するアプリケーションを書くことができます。 本記事では、ODBC Driver for LDAP のインストール、unixODBC Driver Manager への設定、そしてLDAP に連携するGo アプリケーションの作成までを説明します。

Linux マシンで CData ODBC Drivers を使用する

CData ODBC Drivers はUbuntu、Debian、RHEL、CentOS、およびFedora など多くのRed Hat-based およびDebian-based のシステムでサポートされています。 ほかにもいくつかのライブラリやパッケージのインストールが必要ですが、すでにデフォルトでインストールされている場合もあります。詳細はオンラインおよびインストールされるヘルプドキュメントの「はじめに」のセクションを参照してください。

Driver Manager のインストール

ドライバーのインストール前にシステムにDriver Manager が入っているかを確認してください。本記事では無償のオープンソースDriver Manager であるunixODBC を使います

Ubuntu のようなDebian ベースのシステムでは、APT パッケージマネージャからunixODBC をインストールできます:

$ apt-get install unixODBC unixODBC-dev

Red Hat Linux ベースのシステムでは、yum もしくはdnf からunixODBC をインストールできます:

$ yum install unixODBC unixODBC-devel

unixODBC Driver Manager はDriver の情報をodbcinst.ini ファイルから読み、odbc.ini からからデータソースの情報を読みます。 次のコマンドをターミナルに入力して、コンフィギュレーションのロケーションを決めることができます:

$ odbcinst -j

コマンドのアウトプットでODBC データソースのコンフィギュレーションファイルと登録されたODBC Drver のロケーションを表示します。 ユーザーデータソースはodbc.ini ホームフォルダが位置するユーザーアカウントのみからアクセス可能です。システムデータソースはすべてのユーザーからアクセスできます。 このコマンドのアウトプット例は以下です:

DRIVERS............: /etc/odbcinst.ini SYSTEM DATA SOURCES: /etc/odbc.ini FILE DATA SOURCES..: /etc/ODBCDataSources USER DATA SOURCES..: /home/myuser/.odbc.ini SQLULEN Size.......: 8 SQLLEN Size........: 8 SQLSETPOSIROW Size.: 8

ドライバーのインストール

標準パッケージ形式でドライバーをダウンロードできます:Debian .deb package format もしくは、.rpm file format です。 ファイルをダウンロードしたら、ターミナルからドライバーをインストールします。

ドライバーインストーラーはドライバーをunixODBC に登録し、ODBC 接続をサポートするツールやアプリケーションから利用できるシステムDSN を作成します。T

Ubuntu のようなDebian ベースのシステムでは、sudo とともに次のコマンドを実行します: $ dpkg -i /path/to/package.deb

.rpms をサポートするシステムでは、sudo とともに次のコマンドを実行します: $ rpm -i /path/to/package.rpm

ドライバーのインストール後、unixODBC Driver Manager を使って、登録されたドライバーを表示し、データソースを定義することができます:

$ odbcinst -q -d CData ODBC Driver for LDAP ...

定義されたData Source の表示

$ odbcinst -q -s CData LDAP Source ...

unixODBC でCData ODBC Driver for LDAP を使用するには、ドライバーがUTF-8 を使用するように設定する必要があります。それには、通常はインストールフォルダのlib フォルダ(/opt/cdata/cdata-odbc-driver-for-ldap)に入っているドライバーのINI ファイル(cdata.odbc.ldap.ini)を次のように編集する必要があります:

cdata.odbc.ldap.ini

... [Driver] DriverManagerEncoding = UTF-16

DSN の変更

ドライバーがインストールされると、システムDSN が事前定義されます。システムDSN はシステムデータソースファイル(/etc/odbc.ini)を編集して必要な接続プロパティを定義します。 ユーザー単位のDSN を作成することも可能で、その際には$HOME/.odbc.ini へのアクセスと変更は必要ではありません。

リクエストを認証するには、User およびPassword プロパティを有効なLDAP クレデンシャル(例えば、User を"Domain\BobF" または"cn=Bob F,ou=Employees,dc=Domain")に設定します。 本製品は、デフォルトでプレーンテキスト認証を使用します。これは、本製品がサーバーとTLS/SSL のネゴシエーションを試みるためです。 AuthMechanism を使って別の認証方法を指定できます。 TLS/SSL コンフィギュレーションについて詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。

    基本接続には、Server およびPort を設定します。さらに、次のように接続を微調整できます。
  • FollowReferrals:設定すると、本製品は参照サーバーのデータもビューとして表示します。参照サーバー上のデータを変更するには、このサーバーをServer およびPort で指定する必要があります。
  • LDAPVersion:サーバーが実装するプロトコルのバージョンに設定します。デフォルトでは、本製品はversion 2 を使用します。
  • BaseDN は、LDAP 検索の範囲を指定された識別名の高さに限定します。BaseDN の範囲を絞ることはパフォーマンスを劇的に向上させます。例えば、"cn=users,dc=domain" の値は、"cn=users" およびその子に含まれる結果のみを返します。
  • Scope:このプロパティを使用すると、サブツリーから返されるデータをより細かく制御できます。

/etc/odbc.ini or $HOME/.odbc.ini

[CData LDAP Source] Driver = CData ODBC Driver for LDAP Description = My Description User = Domain\BobF Password = bob123456 Server = 10.0.1.1 Port = 389

これらのコンフィギュレーションファイルの使い方についての詳細は、インストールされるヘルプドキュメントを参照してください。

LDAP データに連携するGo アプリケーションサンプルの作成

Driver Manager のインストール、DSN 設定を終えたら、LDAP objects に連携するGo アプリケーションを作成します。 まずはODBC データベース向けのGo ドライバーをインストールします。いくつかのオプションがありますが、本記事ではhttps://github.com/alexbrainman/odbc のODBC ドライバーを使います。

Linux へのODBC のインストール

Go のODBC ドライバーをインストールするには、GOPATH 環境変数を定義する必要があります:

export GOPATH=$HOME/golang/go

GOPATH が定義されたら、ODBC ドライバー向けのGo ドライバーをインストールすることが可能です:

$ go get github.com/alexbrainman/odbc

これでGo アプリケーションを作って実行する準備ができました。

Go アプリケーションサンプル

このサンプルアプリケーションはLDAP objects に対してシンプルなSQL SELECT クエリを発行し、結果を表示します。$GOPATH/src/cdata-odbc-ldap ディレクトリを作成し、次のソースコードをコピーして新しいGo ファイルを作成します。

cdata-odbc-ldap.go

package main import ( _ "github.com/alexbrainman/odbc" "database/sql" "log" "fmt" ) func main() { db, err := sql.Open("odbc", "DSN=CData LDAP Source") if err != nil { log.Fatal(err) } var ( id string logoncount string ) rows, err := db.Query("SELECT Id, LogonCount FROM User WHERE CN = ?", "Administrator") if err != nil { log.Fatal(err) } defer rows.Close() for rows.Next() { err := rows.Scan(&id, &logoncount) if err != nil { log.Fatal(err) } fmt.Println(id, logoncount) } err = rows.Err() if err != nil { log.Fatal(err) } defer db.Close() }

ターミナルで、Go アプリケーションディレクトリにナビゲートし、アプリケーションをビルドします:

$ go build

アプリケーションのビルド後、アプリケーションを実行し、LDAP のデータを表示することができます:

$ ./cdata-odbc-ldap

これでLDAP と連携するシンプルなGo アプリケーションができました。ここに、より複雑なread/write 機能を使い慣れたSQL 文で足してみてください。