本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →SQL Server のPolyBase は、データベーステーブルをクエリするTransact-SQL 構文を使って、外部データにクエリする仕組みです。 CData ODBC Driver for MFExpense を組み合わせて使うことで、SQL Server データと同じようにMoney Forward Expense へのアクセスが可能です。 本記事では、外部データソースと外部テーブルの作成から、T-SQL クエリを使ってライブMoney Forward Expense データへ接続を認可するところまで説明します。
CData ODBC ドライバーは、ドライバーに組み込まれた最適化されたデータ処理により、PolyBase でライブMoney Forward Expense データを送受信するための圧倒的なパフォーマンスを提供します。SQL Server からMoney Forward Expense に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をMoney Forward Expense に直接プッシュダウンし、組み込みSQL エンジンを利用して、サポートされていない操作(一般的にはSQL 関数とJOIN 操作) をクライアント側で処理します。また、PolyBase を使用することで、単一のクエリを使用して分散ソースからデータをプルし、SQL Server データをMoney Forward Expense と結合することもできます。
未指定の場合は、初めにODBC DSN(data source name)で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。PolyBase を使用してSQL Server に外部データソースを作成するには、System DSN を構成します。(CData Money Forward Expense Sys は自動的に作成されます。)
MoneyForward Expense はOAuth 2 認証標準を利用しています。MoneyForward Expense にアプリケーションを登録し、OAuthClientId およびOAuthClientSecret を取得する必要があります。認証方法については、ヘルプドキュメントの「MoneyForward Expense への接続」を参照してください。
また、ほとんどのテーブルを操作するためにOfficeId プロパティを指定する必要があります。
[接続のテスト]をクリックして、DSN がMoney Forward Expense に正しく接続できているかを確認します。[テーブル]タブに移動し、Money Forward Expense のテーブル定義を確認します。
接続を構成したのち、外部データソースのマスター暗号化キーと資格情報データベースを作成する必要があります。
以下のSQL コマンドを実行して新しいマスターキー[ENCRYPTION]を作成し、外部データソースの資格情報を暗号化します。
CREATE MASTER KEY ENCRYPTION BY PASSWORD = 'password';
以下のSQL コマンドを実行してMoney Forward Expense に接続されている外部データソースの資格情報を作成します。
Note:Money Forward Expense は認証にUser やPassword を必要としないため、IDENTITY とSECRET に任意の値を使用できます。
CREATE DATABASE SCOPED CREDENTIAL mfexpense_creds WITH IDENTITY = 'username', SECRET = 'password';
以下のSQL コマンドを実行し、以前作成したDSN と資格情報を使用して、PolyBase でMoney Forward Expense の外部データソースを作成します。
Money Forward Expense の場合、SERVERNAME を[localhost]または[127.0.0.1]に設定し、PORT を空のままにします。PUSHDOWN は、デフォルトでON に設定されているため、ODBC Driver は、サーバー側の処理を利用して複雑なクエリを実行できます。
CREATE EXTERNAL DATA SOURCE cdata_mfexpense_source WITH ( LOCATION = 'odbc://SERVERNAME[:PORT]', CONNECTION_OPTIONS = 'DSN=CData Money Forward Expense Sys', -- PUSHDOWN = ON | OFF, CREDENTIAL = mfexpense_creds );
外部データソースを作成したら、CREATE EXTERNAL TABLE ステートメントを使用してSQL Server インスタンスからMoney Forward Expense にリンクします。テーブルカラムの定義は、CData ODBC Driver for MFExpense によって公開されているものと一致しなければなりません。DSN Configuration Wizard の[テーブル]タブを参照し、テーブルの定義を確認できます。
以下は、Money Forward Expense Offices に基づいて外部テーブルを作成するステートメントの一例です。
CREATE EXTERNAL TABLE Offices( Id [nvarchar](255) NULL, Name [nvarchar](255) NULL, ... ) WITH ( LOCATION='Offices', DATA_SOURCE=cdata_mfexpense_source );
SQL Server インスタンスでMoney Forward Expense の外部テーブルを作成すると、ローカルデータとリモートデータを同時にクエリできるようになります。CData ODBC Driver に組み込まれているクエリ処理により、可能な限り多くのクエリ処理がMoney Forward Expense にプッシュされることで、ローカルのリソースと計算リソースが解放されます。ODBC Driver for MFExpense の30日間無料トライアルをダウンロードし、SQL Server データでライブMoney Forward Expense データを使い始めましょう。