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PowerShell Cmdlets は、Oracle SCM へのリアルタイム連携機能を提供します。 Cmdlets を使って、データに直接連携し、読み書き更新をDB と同感覚で行うことができます。

Oracle SCM データをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法

PowerShell のシンプルなスクリプトで、Oracle SCM データ をMySQL データベースにレプリケーション(複製)する方法を紹介します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2023-09-26
oraclescm ロゴ

CData

powershell ロゴ画像
MySQL ロゴ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

CData Cmdlets for OracleSCM を使えば、PowerShell からOracle SCM データ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for OracleSCM およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。

まずは、PowerShell でOracle SCM への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。

次の接続プロパティを設定し、Oracle SCM データに接続します。

  • Url:接続するアカウントのURL。通常はOracle Cloud サービスのURL です。例:https://servername.fa.us2.oraclecloud.com
  • User:Oracle Cloud サービスアカウントのユーザー名。
  • Password:Oracle Cloud サービスアカウントのパスワード。

Oracle SCM データの取得

  1. モジュールのインストール:

    Install-Module OracleSCMCmdlets
  2. Oracle SCM への接続:

    $oraclescm = Connect-OracleSCM -Url $Url -User $User -Password $Password
  3. 取得ターゲットのリソースの取得:

    $data = Select-OracleSCM -Connection $oraclescm -Table "Carriers"

    Invoke-OracleSCM cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:

    $data = Invoke-OracleSCM -Connection $oraclescm -Query 'SELECT * FROM Carriers WHERE ActiveFlag = @ActiveFlag' -Params @{'@ActiveFlag'='false'}
  4. 戻り値からカラム名のリストを保存します。

    $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name

Oracle SCM データをMySQL データベースにレプリケーション

カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。

  1. モジュールのインストール:

    Install-Module MySQLCmdlets
  2. MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:

    $mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
  3. Oracle SCM、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Oracle SCM のリソース(Carriers)と同じテーブル名を持っている必要があります。

    $data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Carriers" -Columns $columns -Values $values }

次回以降のレプリケーションをシンプルに実現

  • 一度PowerShell でOracle SCM とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:

    Select-OracleSCM -Connection $oraclescm -Table "Carriers" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Carriers" -Columns $columns -Values $values }
  • 別のPowerShell モジュールで、Oracle SCM を別のデータベースに複製する場合、Select-OracleSCM cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。

    $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}

おわりに

これで、Oracle SCM データをMySQL に複製できました。分析、BI などでOracle SCM データをMySQL から使うことができるようになります。

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