この記事では、Excel Add-In for SAP をつかって、Excel からデータを SAP に移行する方法を説明します。
CData Excel Add-In for SAP を使えば、Excel から直接SAP への編集や保存が可能になります。この記事では、Excel から SAP にデータを移行する方法を説明します。 SAP のデータを一度Excel にエクスポートして編集・データソースの一括更新を行えるだけではなく、Excel スプレッドシートに保存されているデータを一括でSAP にインポートすることも可能です。 今回の記事では、MARA テーブルを使います。同じことが、CData Excel Add-In で取得できるすべてのテーブルに対して実行可能です。

接続の確立
SAP への接続には、Excel Add-in をインストールしたExcel の[CDATA]タブ→[SAP]アイコンをクリックします。
SAP への接続はlibrfc32.dll、librfc32u.dll、NetWeaver、Web Services (SOAP) のどれかで行います。 ConnectionType 接続プロパティをCLASSIC (librfc32.dll)、CLASSIC_UNICODE (librfc32u.dll)、NETWEAVER、SOAP に設定します。
SOAP を使う場合、Client、RFCUrl、SystemNumber、User、Password のプロパティを設定します。
それ以外の方法の場合、Host、User、Password、Client、SystemNumber を指定します。
Note: librfc32.dll やその他のSAP 接続には対応しておりません。SAP インストールから対応する接続モジュールをマシンにインストールしておいてください。
詳細情報はobtaining the connection properties を参照してください。
SAP データの取得
SAP にデータを挿入するには、まず該当するSAP のテーブルを取得します。これによりExcel スプレッドシートとSAP のテーブルが連携した状態になります。取得したテーブルに対し変更、もしくは追加した部分は文字が赤でハイライトされます。
- CData リボンからSAP ボタンをクリックします。データ選択ウィザードが表示されます。
- テーブルもしくはビューメニューから、MARA テーブルを選択します。
- [最大行数]に、取得したい最大行数を入力します。データの一括入力だけが目的の場合は1行だけを取得すれば十分です。リクエストどおりにクエリ欄にSQL クエリが表示されます。
- [シート名]に作成されるシートの名前を入力します。デフォルトでは、取得するテーブル名が新しいシート名になります。