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SAP HANA XS Advanced ODBC Driver

SAP HANA XS Advanced ODBC Driver を使って、ODBC 接続をサポートするあらゆるアプリケーション・ツールからSAP HANA XS Advanced にデータ連携。

SAP HANA XS Advanced データにデータベースと同感覚でアクセスして、SAP HANA XS Advanced データに使い慣れたODBC インターフェースで双方向連携。

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SAP HANA XS Advanced データにSQL Server のリンクサーバーとして接続


ODBC Driver のSQL Gateway 機能を使ってSAP HANA XS Advanced のリンクサーバーをセットアップ。


兵藤朋代
コンテンツスペシャリスト

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ODBC Driver

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SQL Server ロゴ画像


本記事では、SQL Server のTDS Remoting 機能を使ってSAP HANA XS Advanced のリンクサーバーをセットアップする方法をご紹介します。リンクサーバーの利用には、CData ODBC Driver に同梱されているSQL Gateway を使用します。 SQL Server のインターフェースでSAP HANA XS Advanced への読み書き双方向のアクセスが可能になります。

SAP HANA XS Advanced リンクサーバー利用シナリオ

  • SQL Server に接続しているアプリケーションでSAP HANA XS Advanced データを利用したいがデータ接続を増やしたくない
  • SAP HANA XS Advanced データをSQL Server のデータや他のリンクサーバーのデータをJOIN などして使いたい
  • 利用したいミドルウェア・BI ツールなどにODBC やJDBC の汎用のインターフェースがないが、SQL Server には接続できる

SAP HANA XS Advanced DSN の設定

まずは、本記事右側のサイドバーからSAPHanaXSA ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。ODBC ドライバーのインストール完了時にODBC DSN 設定画面が立ち上がります。または、Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってDSN を作成および設定できます。

SAP HANA XSA uses the OAuth authentication standard. Before connecting, it is necessary to establish an SAP HANA XSA OData Service. See the OAuth section in the Help documentation for a guide.

SQL Gateway でのSAP HANA XS Advanced ODBC DSN を設定

CData ODBC Drivers にはSQL Gateway が同梱されています。このSQL Gateway に、SAP HANA XS Advanced ODBC Driver をサービスとして設定します。

  1. 「スタート」画面から「SQL Gateway」を起動します。青い「C」のSQL Gateway ロゴが右下のインジケータに表示されます。 アプリケーションコンソールが開かない場合には、SQL Gateway アイコンを右クリックして、「Open Application」をクリックしてください。
  2. アプリケーションコンソールの「Service」タブを開いて、「Add」をクリックして、新しいODBC データソースを設定します。
  3. SAP HANA XS Advanced ODBC の設定を行います。
    Service Name]:任意
    リモーティングDB 選択:SQL Server を選択
    Data Source:ドロップダウンでCData SAP HANA XS Advanced Source Sys を選択
    Port:使用していないポートを選択
    Setting ODBC Driver
  4. 次に「Users」タブ→「Add」からユーザーを登録します。
    ユーザー毎にFull アクセスか、Readonly か、None の権限を選択できます。
    複数のODBC データソースがある場合には、データソース毎に権限の設定が可能です。
    User setting
    「OK」を押して、ユーザー登録を完了します。 その後「Save Changes」で設定を保存します。
  5. SQL Gateway の「Service」タブで「Start」ボタンを押して、サービスを起動します。サービスの左側の〇が緑色になれば、サービスは起動中です。

SQL Server でSAP HANA XS Advanced リンクサーバーを設定

SQL Gateway 側でサービスの設定が終わったら、SQL Server 側でSAP HANA XS Advanced サービスをリンクサーバーとして使う設定をしましょう。

  1. SQL Server Management Studio (SSMS) を開きます。
    オブジェクトエクスプローラーの「サーバーオブジェクト」で「リンクサーバー」を右クリックして、「新しいリンクサーバー」をクリックします。
  2. 新しいリンクサーバーの設定画面の「全般」で、以下を入力します。
    サーバー種類:その他データソース
    プロバイダー:SQL Server Native _Client 11.0
    データソース:この例の場合、localhost, 1433 を入力
    カタログ:ODBC DSN 名を入力
    Linked Server setting
  3. また、「セキュリティ」では、「このセキュリティコンテキスト」を選択して、リモートログインにSQL Gateway にユーザー設定したUser 名とPassword を入力します。

これで、リンクサーバーの設定は終わりなので、「OK」を押して設定を保存します。

SSMS でデータを見てみる

SSMS のオブジェクトエクスプローラーのリンクサーバー下に]service] のリンクサーバーが作成され、「テーブル」下にSAP HANA XS Advancedのデータがアプリ単位でテーブルが生成されます。
新しいクエリを選択し、SAP HANA XS Advanced データを取得してみます。

SELECT * from リンクサーバー名.CData SAP HANA XS Advanced Source Sys(ODBC DSN 名).SAP HANA XS Advanced.テーブル名

このように、API のリクエストではなく通常のSQL 構文でデータを扱うことが可能になっています

Visual Studio からSAP HANA XS Advanced リンクサーバーを使う

Visual Studio のサーバーエクスプローラーの「データ接続」を右クリックし、「接続の追加」をクリックして、データソースの選択画面を開きます。 データソースの選択画面でデータソースを「Microsoft SQL Server 」に選択して、「続行」を押します。

「接続の追加」画面で、以下を入力します。
サーバー名:SQL Server のサーバー名
認証:任意の認証方式
データベース名の選択または入力:※master など
※リンクサーバーを直接データベース名として入力することはできないようです。なので上位のデータベース名で設定しておきます。

リンクサーバー設定

「テスト接続」をして大丈夫であれば、「OK」を押して設定を完了させます。

「新しいクエリ」で、SQL でSELECT 文を書いてデータを取得してみます。

SELECT * from リンクサーバー名.CData SAP HANA XS Advanced Source Sys(ODBC DSN 名).SAP HANA XS Advanced.テーブル名

このように、通常のSQL Server のリンクサーバーと同じようにVisual Studio 内SAP HANA XS Advanced データを扱うことが可能になります。 他のIDE でもSQL Server にアクセスする方法でSAP HANA XS Advanced データにSQL でアクセスが可能になります。
複数データソースのJOIN などを行う場合には大変便利です。

おわりに

このようにCData ODBC Drivers と併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをSQL Server に連携できます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。