標準PowerShell cmdlets を使ってZoho CRM テーブルにアクセスして、CSV にエクスポート。
CData Cmdlets Module for Zoho CRM は、直感的なZoho CRM データ連携を提供する標準cmdlet です。 本記事では、ZohoCRM Cmdlets を使ったサンプルを提供します。
Zoho CRM への接続を設定
Zoho CRM はOAuth 認証標準を利用しています。OAuth を使って認証するには、アプリケーションを作成してOAuthClientId、OAuthClientSecret、およびCallbackURL 接続プロパティを取得しなければなりません。認証方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。
Zoho CRM 本製品はパフォーマンスを向上させるためにデフォルトでUseServerSideFiltering がTrue に設定されていますが、誤った結果が返される場合があります。詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。
$conn = Connect-Zoho -AuthToken "$AuthToken"
Zoho CRM データを取得してCSV にパイプライン
次の手順で、Accounts テーブルデータを取得して、結果をCSV ファイルにエクスポートします:
Select-ZohoCRM -Connection $conn -Table Accounts | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myAccountsData.csv -NoTypeInformation
このように、Select-ZohoCRM から取得した結果を、Select-Object cmdlet に流し、Export-Csv cmdlet に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報が結果セットのそれぞれの"行"に挿入されるためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv cmdlet に渡す前に除外を先に行い、それからCSV ファイルにエクスポートします。。
CData Cmdlets から、次のCmdlets にデータをパイプラインするところでは、接続、テーブル、カラムの情報が必要です。データの削除
以下のように、指定に合致するレコードを削除することができます:
Select-ZohoCRM -Connection $conn -Table Accounts -Where "Industry = Data/Telecom OEM" | Remove-ZohoCRM
データの挿入と更新
CData Cmdlets は、データの加工やクレンジングを行うことができます。以下の手順では、CSV ファイルのデータを、挿入対象のオブジェクトに同じレコードが存在するかを確認した上で、存在する場合にはデータの更新、存在しない場合にはデータの挿入を行います。
Import-Csv -Path C:\MyAccountsUpdates.csv | %{ $record = Select-ZohoCRM -Connection $ZohoCRM -Table Accounts -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") if($record){ Update-ZohoCRM -Connection $zohocrm -Table Accounts -Columns ("Account_Name","Annual_Revenue") -Values ($_.Account_Name, $_.Annual_Revenue) -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") }else{ Add-ZohoCRM -Connection $zohocrm -Table Accounts -Columns ("Account_Name","Annual_Revenue") -Values ($_.Account_Name, $_.Annual_Revenue) } }
このように、CData Cmdlets でデータ連携をシンプルに構成できます。Cmdlets では、モジュールのインストール、接続プロパティの設定だけで、データ連携の構築を始めることができます。是非、CData PowerShell Cmdlets の無償試用版をダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携を体感してください。