データ連携課題解決に最適なCData製品を提案してくれるAI を作ってみた

by 加藤龍彦 | 2023年12月08日

記事タイトルとロボットの入ったアイキャッチ画像

はじめに - CData 製品は多様すぎる、という永遠の課題

本記事は、CData Advent Calendar 2023 8日目の記事です。

こんにちは!Web・デジマ担当の加藤です。今回はCData の多岐にわたるデータ連携・データ接続製品の中から「あなたの課題にピッタリなCData製品」をオススメしてくれる(ハズ)のAIを作ってみたのでお披露目・その実力をご紹介します!

「1体なんでそんなAIが必要なんだ?」と思う方もいると思うので、少しだけ背景を説明してみます。

CData では、ユーザーの皆さんの多様なデータ連携・データ接続ニーズにお応えするために多数の製品を用意しています。

リストアップしてみると:

  • CData の看板、ドライバー製品 (270種類以上のデータソース)
  • ETL/ELT ツールのCData Sync
  • クラウドデータ仮想化ツールConnect Cloud
  • DB からAPI をノーコードで生成するAPI Server
  • B2B 連携・業務自動化ツールのCData Arc

特にドライバーには270種類以上データソース(kintone、Salesforce etc..)が存在し、各データソースにODBC、JDBC、Excel、Tableau / Power BI コネクタなど複数のテクノロジー・プラットフォーム向けのコネクタが存在します。さらに、ご利用のクライアントツールの分だけ設定方法があるのでその点をご相談いただくことも多いです。

もちろん、それぞれの製品は個々に得意分野を持っていて、それぞれピッタリハマるユースケースを持っています。こうしたラインナップの多様さはCData の特色で、「データ連携といえばCData だよね」と言っていただける所以でもある一方、新規のユーザーさんには「ただPower BI からkintone に接続したいだけなのに、一体どの製品を選べばいいの?」と混乱の種になることもあります。

こうした皆さんの混乱を解消するために、弊社では各ツール×各データソースごとに接続解説記事を用意したり去年のアドカレで紹介したこのページなど、さまざまな取り組みを行なってきましたが、まだまだ万全とはいえません。

そこで、今回はChatGPT の有料版、GPT Plus に新しく搭載されたGPTs の機能を使って、皆さんの連携課題に対してベストなCData 製品を提案してくれる(かもしれない)AI を作ってみました。

ちょうど弊社の @kuwazzy さんがアドカレ6日目の記事でCopilot を使った実験を行なってくれていますので、この記事では同じプロンプトを使ってこのAI『CData Finder』の実力をご紹介します。

GPTs とは?

GPTs は2023年11月にChatGPT の有料版であるGPT Plus 向けに搭載された機能で、カスタムの指示や外部ファイルなどを入力として与えることで「自分だけのChatGPT を作成できる」、という機能です。直近だと、論文のファイルをアップロードするだけでその内容を解説してくれる、Paper InterpreterというAI が話題になったりもしました。

CDataの製品ラインナップを示す画像

あなたにピッタリなCData 製品を紹介してくれるGPT - CData Finder

自分だけのGPT を作れるなら、このCData製品多様過ぎる問題を解決してくれるAI作るしかないよね!?」ということで、今回はこのGPTs の機能を使って皆さんの連携ニーズに最適なCData 製品をおすすめしてくれるAI を作ってみました。作成したAI(CData Finder)は以下のリンクからご利用いただけます(2023年12月現在、GPTs の使用にはGPT Plus のサブスクリプションが必要です)。

CData Finder へ

CData Finderの紹介画像

注意:こちらのGPTはあくまでプロンプトを工夫してCData 製品紹介用にチューニングしたものであり、レスポンスの正確性を保証するものではありません。価格や本番で活用したいユースケースについてのお問い合わせ、詳しい製品の使い方などは、お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。CData のデータ連携スペシャリストが責任をもってお答えします!

GPT に最適なCData 製品をオススメしてもらう

それでは、実際にCData Finder の実力を見せてもらいましょう!ここで使用したチャットの履歴は以下からフルで閲覧できます。

チャット履歴はこちら

CData 製品ラインナップ

まずは小手調べで、製品ラインナップを紹介してもらいましょう。

いいですね!主要な製品をすべて網羅しています。ドライバーであれば「ノーコード」での接続、CData Sync であればノーコードのETL/ELT ツールであるなど、推したいポイントもしっかり抑えているようです。さらにページへの導線もしっかり用意してくれています。

BIツールとの連携

それではもう少し具体的な課題で聞いてみましょう。まずはBIツールとの連携に関する質問。人気のデータソースであるkintone との連携方法を聞いてみます。

プロンプト

kintoneデータをPower BIで可視化する方法を3つ教えてください

応答:

Power BI コネクタ、Connect Cloud、ODBC ドライバーと、しっかりニーズを満たす製品を勧めてくれました。Power BI からkintone データに繋ぎたいだけならPower BI コネクタ、そのほかにも複数のSaaSに繋ぎたい場合はConnect Cloud といった使い分けのポイントまで言及してくれると最高でした。

各製品ページへの導線もしっかり案内してくれてるのがいいですね。

接続方法についても聞いてみましょう。

細かい間違い(データの取得で選ぶのは「CData Kintone」)や抜けている内容はありますが、大枠では悪くないですね。ナレッジベースやブログを案内してくれているのも素晴らしい。さすがです。

データ基盤の構築

それでは、今度はデータ統合について聞いてみましょう。

プロンプト

SAP S/4 HANAとNetsuiteのデータを集約するデータ統合基盤をSnowflakeに構築する方法を教えてください

SAP S/4 HANAとNetsuiteのデータ統合を示すCData Syncの画像

まさに期待の通りで、ばっちりCData Sync を薦めてくれました。さらに同期からデータ分析に至るまでの大まかなステップも書いてくれています(ちょっとおおざっぱ過ぎるかもしれませんが)。

導入の箇所ではしっかり製品ページへのリンクを張ってくれているのはいいですね。

APIの生成とAPI公開

最後に、API生成の話題も振ってみましょう。これについてはCData API Server を勧めてほしいところです。

プロンプト

CData製品を利用して社内のOracle DatabaseからREST APIを作成する方法を教えてください

Oracle DatabaseからREST APIを作成するCData API Serverの画像

どんぴしゃでAPI Server をおすすめしてくれました!ステップもSync の時と同様、大まかではありますが間違ってはいなさそうです。製品ページのリンクも◎

おわりに

ということで、CData Finder はなかなかいい感じに皆さんにピッタリの製品をおすすめしてくれるのではないでしょうか!応答内容の正確性や、適切なページを案内できる点などはデフォルトのCopilotよりも優れていそうで、カスタムで作成した意味はあったと言えそうです。また、現時点では追加の知識ベースをアップロードしているわけでもないので、さらに改善していくこともできそうです。

皆さんも「CData って製品どんなことができるんだろう?」、「こういう連携がしたいんだけどどの製品を使えばいいの?」など疑問があれば、ぜひ一度CData Finder をお試しください!

もちろん、お問い合わせフォームからプロフェッショナルにお問合せいただくのが一番確実です!こちらに製品一覧 もございますので、ご参考に。

CData アドカレはまだまだ続きます!どうぞお楽しみに(もしまだ枠が残っていたら、ご参加いただけると大変ありがたいです)。

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