GraphQL を使ってExcel でEC-CUBE からデータを取得する

by 松本勝成 | 2023年04月26日

EC-CUBEとは

EC-CUBE は、株式会社イーシーキューブの提供するEC 構築システムです。

国産ならではの使いやすさに加え、柔軟なカスタマイズが可能であり、国内を中心に多くのネットショップ(EC サイト)で使われています。

【公式】EC-CUBE|ECサイト構築・リニューアルならECオープンプラットフォームEC-CUBE

EC-CUBE は、Web API プラグインを使用することで、GraphQL を使用してEC-CUBE のデータを取得することができます。

今回は、Excel Add-In for GraphQL を使用して、EC-CUBE からデータを取得する方法をご紹介します。

GraphQL Drivers & Connectors - CData Software Japan

EC-CUBE のバージョンは、V4.2.1 を使用しています。

EC-CUBE でWeb API プラグインを有効にする

1.GraphQL を使うため、「プラグイン」-「プラグイン一覧」から、「Web API 」プラグインをインストールし、有効にします。

2.「設定」-「API 管理」-「OAuth 管理」で、「新規登録」をクリックし、OAuthClientID とOAuthClientSecret を発行します。

設定項目
スコープ read
リダイレクトURI http://localhost:33333
グラントタイプ Authorization code

今回は読み込みなので、スコープでread を選択します。
リダイレクトURI は、ドキュメントのCallbackURL に記載されているURL を指定します。
CData Excel Add-In for GraphQL - 接続の確立

Excel Add-In for GraphQL の設定

設定項目
項目
Auth Shceme OAuth
URL <API endpoint>
OAuth Version 2.0
OAuth Client Id <クライアントID>
OAuth Client Secret <クライアントシークレット>
Callback URL http://localhost:33333
OAuth Authorization URL <authorization endpoint>
OAuth Access Token URL <Token endpoint>
OAuth Refresh Token URL <Token endpoint>
OAuth Params state=12345,scope=read

EC-CUBE の場合、OAuth 認証でstate パラメーターが必須となっていますが、CData Driver ではstate パラメーターに対応していないため、OAuth Params でダミーの値を指定します。

「接続テスト(T)」をクリックすると、EC-CUBE のログイン画面が表示されます。

「許可する」をクリックします。

接続が完了すると、このように各ビューが一覧に表示されます。

customers ビューからデータを取得すると、EC-CUBE から会員の一覧が取得できます。

まとめ

Excel Add-In for GraphQL を使用することで、簡単にEC-CUBE のデータを取り込むことができます。

このほかにも、各プラットフォームに対応したGraphQL コネクターを使用することで、CData Sync で受注情報をデータベースやGoogle BigQuery , Snowflake などに同期したり、Power BI やTableau を使ってEC-CUBE のデータを集計するなどの連携を行うことができます。

EC-CUBE を使用していて、データ連携にお悩みの方は、GraphQL コネクターをお試しください。

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