ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
詳細はこちら →GraphQL を使ってExcel でEC-CUBE からデータを取得する
松本勝成EC-CUBEとは
EC-CUBE は、株式会社イーシーキューブの提供するEC 構築システムです。
国産ならではの使いやすさに加え、柔軟なカスタマイズが可能であり、国内を中心に多くのネットショップ(EC サイト)で使われています。
【公式】EC-CUBE|ECサイト構築・リニューアルならECオープンプラットフォームEC-CUBE
EC-CUBE は、Web API プラグインを使用することで、GraphQL を使用してEC-CUBE のデータを取得することができます。
今回は、Excel Add-In for GraphQL を使用して、EC-CUBE からデータを取得する方法をご紹介します。
GraphQL Drivers & Connectors - CData Software Japan
EC-CUBE のバージョンは、V4.2.1 を使用しています。
EC-CUBE でWeb API プラグインを有効にする
1.GraphQL を使うため、「プラグイン」-「プラグイン一覧」から、「Web API 」プラグインをインストールし、有効にします。
2.「設定」-「API 管理」-「OAuth 管理」で、「新規登録」をクリックし、OAuthClientID とOAuthClientSecret を発行します。
スコープ | read |
リダイレクトURI | http://localhost:33333 |
グラントタイプ | Authorization code |
今回は読み込みなので、スコープでread を選択します。
リダイレクトURI は、ドキュメントのCallbackURL に記載されているURL を指定します。
CData Excel Add-In for GraphQL - 接続の確立
Excel Add-In for GraphQL の設定
項目 | 値 |
---|---|
Auth Shceme | OAuth |
URL | <API endpoint> |
OAuth Version | 2.0 |
OAuth Client Id | <クライアントID> |
OAuth Client Secret | <クライアントシークレット> |
Callback URL | http://localhost:33333 |
OAuth Authorization URL | <authorization endpoint> |
OAuth Access Token URL | <Token endpoint> |
OAuth Refresh Token URL | <Token endpoint> |
OAuth Params | state=12345,scope=read |
EC-CUBE の場合、OAuth 認証でstate パラメーターが必須となっていますが、CData Driver ではstate パラメーターに対応していないため、OAuth Params でダミーの値を指定します。
「接続テスト(T)」をクリックすると、EC-CUBE のログイン画面が表示されます。
「許可する」をクリックします。
接続が完了すると、このように各ビューが一覧に表示されます。
customers ビューからデータを取得すると、EC-CUBE から会員の一覧が取得できます。
まとめ
Excel Add-In for GraphQL を使用することで、簡単にEC-CUBE のデータを取り込むことができます。
このほかにも、各プラットフォームに対応したGraphQL コネクターを使用することで、CData Sync で受注情報をデータベースやGoogle BigQuery , Snowflake などに同期したり、Power BI やTableau を使ってEC-CUBE のデータを集計するなどの連携を行うことができます。
EC-CUBE を使用していて、データ連携にお悩みの方は、GraphQL コネクターをお試しください。