UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新

by 色川穂高 | 2024年02月19日

UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新

こんにちは。CData Software Japan の色川です。

CData Drivers は、あらゆるデータに標準SQL での接続を可能にする高機能・高品質なデータコネクタです。この記事の時点で、270種類以上のデータソースに対応したDriver が提供されています。

先日、新たにクラウド生産管理の「UM SaaS Cloud」へ標準SQL での接続を可能にする「CData Drivers for UM SaaS Cloud」がリリースされました。

この記事では、新しくラインナップに加わったCData Drivers for UM SaaS Cloud の内「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」を利用して「UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新する方法」をご紹介します。


UM SaaS Cloud とは

UM SaaS Cloud は、株式会社シナプスイノベーションが提供する製造業向けのクラウド型生産管理システムです。見積もりから受発注、生産管理までをSaaS 型のオールクラウドで実現することができます。UM SaaS Cloud は、強固なセキュリティ対策を施したSalesforce 基盤で提供され、柔軟に拡張が可能な、製造業DX を実現したい中小製造業に最適なシステムです。

UM SaaS Cloud とは

UM SaaS Cloud の特長については、こちらの動画でとても分かりやすく紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=D0NKLGkiyj8

Excel Add-In for UM SaaS Cloud とは

CData Driver は、色々なツールから利用できるように、ODBC やJDBC など様々な技術規格で提供されています。その内の1つである「Excel Add-In」はExcel Add-In の形態で提供されるDriver で、使い慣れたExcel から、SaaS やクラウドDB データを自在に操作する事ができます。普段から使いなれたExcel から、マスタデータの投入や編集、データの二次活用などが実現できる「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」は、幅広いUM SaaS Cloud ユーザーに活用頂けそうです。

Excel Add-In for UM SaaS Cloud とは

この記事では、そんな「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」を利用して「UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新」する方法をご紹介します。

なお、マスタデータの更新やデータの二次活用を超えて、UM SaaS Cloudと他のシステム・サービスとをデータ連携したいシーンには、株式会社シナプスイノベーション提供のiPaaS(データ連携サービス)が便利です。UM SaaS Cloud 組込みのiPaaS に関心がある場合は、こちらのページをぜひごらんください。
https://www.umsaascloud.jp/solution/ipaas/

UM SaaS Cloud 組込みのiPaaS


UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新

それでは「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」の入手方法からステップ・バイ・ステップで進めていきます。

CData Excel Add-In の基本的な使い方は「スタートガイド」を一読しておくと便利です。
https://www.cdata.com/jp/kb/articles/excel-getting-started.rst

この記事では、UM SaaS Cloud の「取引先」へExcel からマスタデータを更新してみます。

UM SaaS Cloud の「取引先」


Excel Add-In for UM SaaS Cloud のダウンロード

Excel Add-In for UM SaaS Cloud は、こちらからダウンロードすることができます。「無償トライアルへ」から30日間フル機能を評価できるトライアルライセンスが入手できます。
https://www.cdata.com/jp/drivers/umsaascloud/download/excel/

Excel Add-In for UM SaaS Cloud のダウンロード


Excel Add-In for UM SaaS Cloud のインストール

Excel Add-In for UM SaaS Cloud のインストールは簡単です。ダウンロードしたインストーラを実行するとインストールメニューに沿って進めることで簡単にインストールすることができます。

Excel Add-In for UM SaaS Cloud のインストール


UM SaaS Cloud へ接続(新しいUM SaaS Cloud 接続を追加)

まずは、接続エディタを利用して「新しいUM SaaS Cloud 接続を追加」して、UM SaaS Cloud へ接続します。

新しいUM SaaS Cloud 接続を追加

新しいUM SaaS Cloud 接続を追加

この記事では、UM SaaS Cloud へOAuth(AuthScheme のデフォルト)で接続します。「接続テスト」をクリックして「Authorization Successful!」となれば接続は成功です。

新しいUM SaaS Cloud 接続を追加

新しいUM SaaS Cloud 接続を追加


テーブルの選択

UM SaaS Cloud から取得するクエリをGUI で構成していきます。この記事では「テーブル/ビュー」で「Account」を選択します。

テーブルの選択

テーブルの選択

Account のカラム構成が取得され、クエリが自動構成されます。取得したデータの反映先とするExcel シート名や取得する最大行数などもココで指定することができます。この記事ではデフォルト構成のまま「OK」をクリックして、取引先(Account)データを取得します。

クエリの編集

データの取得

ここまでで簡単に取引先(Account)のデータを取得できました。


テーブルデータをExcel で更新

次に取得したシートに追記する形で取引先のデータを新たに登録します。以下では2レコードを新たに作成しました。追加・更新した箇所は判別が容易になるように赤字で構成されます。

データの編集

「行の更新」から「すべての行を更新」します。更新の確認がされますので「OK」で実際にUM SaaS Cloud へデータを更新します。

すべての行を更新

すべての行を更新

すべての行を更新

UM SaaS Cloud の取引先データに登録されていることが確認できました。

UM SaaS Cloud の「取引先」


まとめ

この記事では「Excel Add-In for UM SaaS Cloud」を利用して「UM SaaS Cloud のマスタデータをExcel で更新」する方法をご紹介しました。

普段使いなれたExcel から、豊富な業務モジュールを備えたクラウド型のERP であるUM SaaS Cloud のマスタメンテナンスや、データの二次活用などが実現できると、製造業における現場ベースのデータ活用、ひいては製造業DX を推進する上で大きな武器になりそうです。

Excel Add-In for UM SaaS Cloud は、こちらのページから、すぐにトライアルすることができます。ご関心のある方はぜひ実際に試してみてください。
https://www.cdata.com/jp/drivers/umsaascloud/download/excel/

製品を試していただく中で何かご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。
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