本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →CData Marketo Drivers V22アップデート:スタティックリスト対応とProgramMembers テーブルの追加
菅原和義 | 2022年09月05日こんにちは。Product Specialist の菅原です。
本記事ではCData Marketo Drivers の最新バージョンであるV22にて追加や強化された機能をご紹介します。
①スタティックリスト(Static List )のデータ連携が可能になりました
②ProgramMembers がビュー(View )からテーブル(Table )に変更されました
①スタティックリスト(Static List )のデータ連携が可能になりました
Marketo のリストにはスマートリスト(Smart List )とスタティックリスト(Static List )の2種類があります。
それぞれのリストについて簡単に説明します。
スマートリスト(Smart List )とは
リード(見込客)が持っている個人情報や行動履歴をもとに「フィルター(抽出条件)」を組み合わせてデータベースから該当するリードを抽出するタイプのリストのことです。(リード情報の増減によって抽出条件にマッチする件数がかわるので「動的なリスト」と言われています。)
スマートリストについて | Adobe Marketo Engage
スタティックリスト(Static List )とは
CSV ファイルやプログラムから具体的なリード名でメンバーを追加するタイプのリストのことです。
(こちらは意図的に追加や削除をしない限りはそのままとなるので「静的なリスト」と言われています。)
静的リストについて | Adobe Marketo Engage
今までは「動的なリスト」であるスマートリスト(Smart List )のみ対応していましたが、V22ではスタティックリスト(Static List )にも対応されるようになりました。
それでは実際にスタティックリスト(Static List )を取得・更新してみようと思います。
今回はCSV ファイルを作成しなくとも直接Excel からデータの操作ができるCData Excel Add-In for Marketo を使用していきます。
Marketo からExcel、Excel からMarketo:Marketo Excel Add-In - CData Software Japan
CData Excel Add-In for Marketo をインストール
上記から「CData Excel Add-In for Marketo 」のセットアップexe をダウンロードしてインストールします。
Excel からCData Excel Add-In for Marketo を使ってみます
「CData Excel Add-In for Marketo 」が正常にインストールされるとExcel を起動した際に、リボンに「CData 」タブが表示されます。
「CData 」タブを選択して、「データの取得」>「取得元:Marketo 」を選択します。
「CData 接続エディタ」が表示されるので、Marketo へ接続するために必要な項目を設定して、「接続テスト」でMarketo へ接続できるか確認します。
接続に必要な項目については、下記のヘルプを参照してください。
CData Excel Add-In for Marketo - 接続の確立
接続できたら「クエリの編集」のテーブル/ビューの「選択」をクリックします。
StaticLists (テーブル)を選択して、「OK 」をクリックします。
「StaticLists 」シートが表示されるので、読み取り専用以外の任意の項目を変更します。
今回はName 項目を変更しました。(変更したセルが赤字になります)
あとは「行の更新」にてMarketo へ更新処理を行うだけです。
新規でデータを登録する場合は行を挿入して、必要な項目を入力してから更新と同様に「行の更新」でMarketo へ登録することができます。
スタティックリスト(Static List )のメンテナンスがより簡単に行うことができますので、ぜひご活用ください。
②ProgramMembers がビュー(View )からテーブル(Table )に変更されました
CData Marketo Drivers のV22で機能強化されたものがもう1つあります。
V21で追加されたProgramMembers ビュー(View )がテーブル(Table )に変更されました。
いままでは読み取り専用だったので、登録・更新・削除が行えるようになりましたのでよりご活用いただけるかと思います。
おわりに
本記事ではCData Marketo Drivers の最新バージョンであるV22で追加・強化された機能についてご紹介しました。
記事内ではExcel Add-In にて操作しましたが、その他のODBC 、JDBC 等の各ドライバも同様に動作しますのでMarketo をご利用の方は是非、試してみてください。
Marketo Drivers | Marketo Connectors - CData Software Japan
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