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Denodo Platform でDynamics 365 Business Central データソースを作成

CData JDBC ドライバを使ってDenodo Virtual DataPort Administrator でDynamics 365 Business Central データ の仮想データソースを作成します。

桑島義行
テクニカルディレクター

最終更新日:2022-02-28
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CData

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Denodo ロゴ

こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。

Denodo Platform は、エンタープライズデータベースのデータを一元管理するデータ仮想化製品です。CData JDBC Driver for D365BusinessCentral と組み合わせると、Denodo ユーザーはリアルタイムDynamics 365 Business Central データと他のエンタープライズデータソースを連携できるようになります。この記事では、Denodo Virtual DataPort Administrator でDynamics 365 Business Central の仮想データソースを作成する手順を紹介します。

最適化されたデータ処理が組み込まれたCData JDBC Driver は、リアルタイムDynamics 365 Business Central データを扱う上で比類のないパフォーマンスを提供します。Dynamics 365 Business Central にSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をDynamics 365 Business Central に直接渡し、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使ってDynamics 365 Business Central データを操作および分析できます。

Dynamics 365 Business Central Virtual Port を作成

Denodo からリアルタイムDynamics 365 Business Central データに接続するには、JDBC Driver のJAR ファイルをDenodo の外部ライブラリディレクトリにコピーし、Virtual DataPort Administration Tool から新しいJDBC データソースを作成する必要があります。

  1. CData JDBC Driver for D365BusinessCentral インストーラーをダウンロードしてパッケージを展開し、JAR ファイルを実行してドライバーをインストールします。
  2. JAR ファイル(およびライセンスファイルがある場合はそれも)をインストール先(通常はC:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for D365BusinessCentral\lib\)からDenodo 外部ライブラリディレクトリ(C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-d365businesscentral-19)にコピーします。
  3. Denodo Virtual DataPort Administration Tool を開き、Server Explorer タブに移動します。
  4. 「admin」を右クリックし、「New」->「Data source」->「JDBC」を選択します。 新しいJDBC データソースを作成
  5. JCBC Connection を設定します。
    • Name:任意の名前(例:d365businesscentral)
    • Database adapter:Generic
    • Driver class path:C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-d365businesscentral-19
    • Driver class:cdata.jdbc.d365businesscentral.D365BusinessCentralDriver
    • Database URI:必要な接続プロパティを使用してJDBC のURL に設定。例えば次のようになります。

      jdbc:d365businesscentral:OrganizationUrl=https://myaccount.financials.dynamics.com/;

      JDBC コネクションを設定(NetSuite の場合)

      Database URI の作成については以下を参照してください。

      組み込みの接続文字列デザイナー

      JDBC URL の作成の補助として、Dynamics 365 Business Central JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

      java -jar cdata.jdbc.d365businesscentral.jar

      接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

      Dynamics 365 Business Central 接続プロパティの取得・設定方法

      Dynamics 365 Business Central への認証には、User およびAccessKey プロパティが必要です。

      データに接続するには、OrganizationUrl を指定します。OrganizationUrl は、 http://businesscentral.dynamics.com/abc123/ などのBusiness Central アカウントへのエンドポインであるか、Web サービスのルートを参照する必要があります。OrganizationUrl を指定する方法 および利用可能なエンドポイントについての詳細は、Business Central エンドポイント を参照してください。組織内に複数の会社がある場合は、どの会社に接続するかを特定するためにCompany を指定する必要があります。 会社が1つだけの場合は、Company を指定する必要はありません。

      Dynamics 365 Business Central に認証するには、User およびAccessKey 接続プロパティを指定します。Microsoft では、これらをテストおよび開発目的で推奨します。ただし、運用環境での使用は推奨していません。User およびAccessKey の値を取得するには、Dynamics 365 Business Central の「ユーザー」ページに移動して「編集」をクリックします。User Name および Web Service Access Key の値は、User およびPassword 接続文字列プロパティとして入力する値です。User Name はE メールアドレス ではありません。短縮されたユーザー名です。

      Microsoft では、OAuth 認証を使用する本番ユースケースを推奨します。詳細については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。

      組み込みの接続文字列デザイナーを使ってJDBC URL を生成(Salesforce の場合)
  6. 「接続テスト」をクリックして設定を確認し、「保存」をクリックします。

Virtual DataPort Administration Tool でDynamics 365 Business Central データを表示

データソースを作成したら、Denodo Platform で使用するDynamics 365 Business Central データの基本ビューを作成できます。

  1. 新しく作成したVirtualPort(admin.D365BusinessCentral)で「Create base view」をクリックします。
  2. オブジェクトツリーを展開し、インポートしたいオブジェクト(テーブル)を選択します。 インポートするオブジェクトの選択(NetSuite の場合)
  3. 「Create selected」をクリックしてDynamics 365 Business Central データのビューを作成します。
    オプション:「Create associations from foreign keys」をクリックして、オブジェクト間の関係を定義します。
  4. ビューを作成した状態で、Server Explorer のテーブル(cdata_d365businesscentral_accounts)に移動し、選択したテーブルをダブルクリックします。
  5. 新しいタブで「Execution panel」をクリックしてクエリパネルを開きます。
  6. 「Execute」タブでクエリをカスタマイズするか、デフォルトを使用します。
    SELECT * FROM cdata_d365businesscentral_accounts CONTEXT ('i18n'='us_est', 'cache_wait_for_load'='true')
    
    データを表示するクエリを設定
  7. 「Execute」をクリックすると、データが表示されます。 データを表示

基本ビューを作成すると、Denodo Platform の他のデータソースと同様にリアルタイムDynamics 365 Business Central データを操作できるようになります。例えば、Denodo Data Catalog でDynamics 365 Business Central にクエリを実行できます。

CData JDBC Driver for D365BusinessCentral の30日の無償評価版をダウンロードして、Denodo Platform でリアルタイムDynamics 365 Business Central データの操作をはじめましょう!ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。

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