各製品の資料を入手。
詳細はこちら →HCL Domino のデータをR で分析:JDBC での接続
CData JDBC Driver で標準的なR 関数とお好みの開発環境を使ってHCL Domino を分析。
最終更新日:2023-09-21
この記事で実現できるHCL Domino 連携のシナリオ
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
CData JDBC Driver for Domino とRJDBC package を使って、R でリモートHCL Domino データ を利用できます。CData Driver を使うことで、業界が認めた基準で書かれたドライバーを活用して、オープンソースでポピュラーなR 言語のデータにアクセスできます。この記事では、ドライバーを使ってHCL Domino にSQL クエリを実行する方法、および標準R 関数を呼び出してHCL Domino をビジュアライズする方法について説明します。
R をインストール
マルチスレッドのMicrosoft R Open を実行すること、またはBLAS/LAPACK ライブラリにリンクされたオープン R を実行することによって、マルチスレッドおよびマネージドコードから利益を得られたドライバーのパフォーマンスにマッチできます。ここでは、Microsoft R Open 3.2.3 を使用します。CRAN レポジトリのJan. 1, 2016 snapshot からパッケージをインストールするために事前設定されています。このsnapshot は再現性を保証します。
RJDBC パッケージをロード
ドライバーを使うにはRJDBC パッケージをダウンロードします。RJDBC パッケージをインストールしたら、次のコードを入力してパッケージをロードします。
library(RJDBC)
JDBC データソースとしてHCL Domino に接続
下記の情報を使いHCL Domino にJDBC データソースとして接続します。
- Driver Class:cdata.jdbc.domino.DominoDriver に設定。
- Classpath:Driver JAR の場所を設定します。デフォルトではインストールディレクトリの[lib]サブフォルダです。
dbConnect やdbSendQuery のようなDBI 関数は、R にデータアクセスコードを書くための統一インターフェースを提供します。
driver <- JDBC(driverClass = "cdata.jdbc.domino.DominoDriver", classPath = "MyInstallationDir\lib\cdata.jdbc.domino.jar", identifier.quote = "'")
これで、DBI 関数を使ってHCL Domino に接続しSQL クエリを実行する準備が整いました。dbConnect 関数を使ってJDBC 接続を初期化します。一般的なJDBC 接続文字列は次のとおりです。
conn <- dbConnect(driver,"Server=https://domino.corp.com;Database=names.nsf;Port=3002;SSLClientCertType=PEMKEY_FILE;SSLClientCert=full_path_of_certificate.pem;SSLServerCert=*")
Domino への接続
Domino のデータに接続するには、以下のプロパティを設定してください。
- URL: Domino データベースをホスティングしているサーバーのホスト名、またはIP を入力します。サーバーのポート番号を含めてください。例えば、http://sampleserver:1234/。
- DatabaseScope: Domino Web UI 内のスコープ名を入力します。ドライバーは、ここで指定したスコープによって制御されるスキーマの、フォームとビューを公開します。Domino Admin UI で、サイドバーからScopes メニューを選択します。このプロパティを、既存のスコープ名に設定します。
Domino での認証
Domino は、ログインクレデンシャルまたはAzure Active Directory OAuth アプリケーションを使用した認証をサポートしています。
ログインクレデンシャル
ログインクレデンシャルで認証するには、以下のプロパティを設定してください:
- AuthScheme: これを"OAuthPassword" に設定します
- User: 認証するDomino ユーザーのユーザー名
- Password: 認証するDominoユ ーザーに関連付けられたパスワード
ドライバーはログインクレデンシャルを使用して、自動的にOAuth トークン交換を実行します。
AzureAD
この認証方法は、Azure Active Directory をIdP として使用してJWTトークンを取得します。Azure Active Directory にカスタムのアプリケーションを作成し、それをIdP として設定する必要があります。そのためには、ヘルプドキュメントの指示に従ってください。その後、以下のプロパティを設定します。
- AuthScheme: これを"AzureAD" に設定します
- InitiateOAuth: これをGETANDREFRESH に設定します。InitiateOAuth を使用すると、OAuth 交換の繰り返しやOAuthAccessToken の手動設定を避けることができます。
- OAuthClientId: カスタムOAuth アプリケーションのセットアップ時に取得したクライアントID
- OAuthClientSecret: カスタムOAuth アプリケーションのセットアップ時に取得したクライアントシークレット
- CallbackURL: アプリ登録時に定義したリダイレクトURI。例えば、https://localhost:33333
- AzureTenant: データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。companyname.microsoft.com 形式の値またはテナントID のいずれかを指定してください。
テナントID は、Azure ポータルのAzure Active Directory > プロパティページに表示されているディレクトリID と同じです。
スキーマ Discovery
ドライバーはHCL Domino API をリレーショナルデータベース、ビュー、ストアドプロシージャとしてモデルします。次のコードを使ってテーブルリストを検出します。
dbListTables(conn)
SQL クエリの実行
dbGetQuery 関数を使ってHCL Domino API がサポートするすべてのSQL クエリを実行できます:
byname <- dbGetQuery(conn,"SELECT Name, Address FROM ByName WHERE City = 'Miami'")
次のコマンドを使って、結果を[data viewer]ウィンドウで見ることができます。
View(byname)
HCL Domino データ をプロット
CRAN レポジトリで利用可能なあらゆるデータ初期化パッケージを使ってHCL Domino を分析する準備が整いました。ビルトインバーのplot 関数を使って簡単なバーを作成できます。
par(las=2,ps=10,mar=c(5,15,4,2)) barplot(byname$Address, main="HCL Domino ByName", names.arg = byname$Name, horiz=TRUE)
